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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
13章 レトリアル・クレトリア王国とウルシナ公国
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平和な学院生活

翌朝、マルスとミリアとメトリシアが、魔法学院に登校する

『マルス様、おはようございます』

教室に入ると、全員が立ち上がり、挨拶する

『おはよう』

マルスが笑顔で言う

『マルス様、しばらくは、王都にいるのですか?』

ルキアが笑顔で聞く

『そのつもりだけど、建築をするから、少し忙しいかな?』

マルスが笑顔で言う

『接近戦闘について、講義をお願いします』

ルキアが真剣に言うと、生徒達が見ている

『何か有ったの?』

『学ぶ事が、接近戦闘しか無いだけです』

ルキアが真剣に言う

『そう言うことか・・・本当に講師は役にたたないね』

『マルス師匠、講師を滅多打ちにしますか?』

メトリシアが笑いながら言う

『ミリアに任せようか?』

マルスが笑顔で言う

『ミリアさんに? 大丈夫ですか?』

ルキアが少し心配そうに見る

『講師ぐらい大丈夫です!!』

ミリアが笑顔で言う

『ミリアなら余裕だよ。デストラとどっちが強いかな?』

マルスが考え始める

『ミリアの方が強いです!!』

メトリシアが笑顔で言うと、生徒達が苦笑いしている


グラウンドに向かい、接近戦闘の講師の元に向かう

『何故お前達が!! 出席しなくても良いですから、帰ってください』

講師が苦笑いして言う

『頼まれたから、少し教えに、きただけです』

マルスが笑顔で言う

『えーと、私も見学させてください!!』

講師が真剣に言う

『あれ? 何故簡単に?』

『騎士学院の講師もしていましたが、どのように教育すれば良いか、教えてください』

講師が真剣に言う


生徒達が棒を杖に見立てて、振り回して練習を始めると、ミリアと打ち合いを1人ずつしていく


ミリアは、生徒達の攻撃をかわして、足を殴り転ばしたり、腕を殴り、武器を落としたり、腹や背中を殴り気絶させて、次々と戦い続けている

『凄い・・・ミリアさんあんなに強かったの?』

ルキアが驚いて見ている

『キリシア様に訓練をして貰っていました』

リーネが思い出して、呟く

『え!! キリシア様に!! 凄すぎる!!』

ルキアが声をあげる

『キリシア師匠は、ミリアには優しいですよ』

メトリシアが言うと、ルキアとリーネが驚いている


『強い・・・隙が有るようで、無い・・・あんなに可愛いのに、強すぎる』

講師が呟く

『え! 私なんか、最低の魔法使いです!! 才能の欠片も無い人に可愛いなんて言わないでください!!』

ミリアが大声で言う

『え!! えーーーーーーーーー!!! ミリア様が才能の欠片も無いなんてあり得なすぎる!!』

生徒達が大声で言う

『ごめんなさい!! 私なんかが、偉そうに訓練の相手なんかして、本当にごめんなさい!!』

ミリアが頭を下げる

『とんでもないです!! 毎日でも訓練をつけてください!!ミリア様!!』

生徒達が全員で頭を下げて言う

『最低の実力しかないので、訓練の邪魔です!! 本当にごめんなさい!!』

ミリアが大声で言う

『ミリア、それ以上は言わないでね、役にたたない、講師がリーベル師の所に逃げ込みます』

メトリシアが真剣に言うと、ミリアの手を握ると、講師と生徒達が唖然と見ている

(誰だ!!ミリア様に才能が無いなんて言ったのは!!)


『魔法使いだから、接近戦闘は、杖になる!! 剣なんか戦う時に持っているか?』

マルスが全員に言う

『え! 持っていても、ナイフか短剣です』

生徒が答える

『ミリアと戦って解ったと思うが、相手との距離と、いつでも魔法を使えるように戦うこと!』

マルスが大声で言うと、全員魔力を集中しながら、練習を始める

『なるほど・・・魔法使いだから、普通の剣術はいらないのか・・・教えられない』

講師が呟く


『最後に魔法使いの接近戦には、こんな戦い方もある』

マルスが言うと、バリアを張り、生徒達に突撃して吹き飛ばす

『え!! 反則過ぎます!!』

ルキアが驚いている

『実戦では、有効だけどね』

マルスが笑いながら言うと、生徒達が笑い始める

『不可能な戦い方・・・教えられる人はいるのですか?』

講師が真剣に聞く

『エミールかな?エレーヌでも教えられるけど、簡単には使えないね』

マルスが笑顔で言う

『マルス師匠、不可能です!! 高等魔法になります』

メトリシアが真剣に言う

『シールドなら、使える様にならないかな?』

『それなら・・・やっぱり無理です!!』

メトリシアが真剣に言うと、生徒達が苦笑いしている


授業が終わると、大賢者研究室に向かう。ハルドとアーセルが真剣に魔導書の写しをしている

『ハルド、アーセル、結構進んだね』

マルスが本を見ながら言う

『はい! 研究よりこの魔導書写しが、勉強になります! 』

ハルドが笑顔で言うと、アーセルが微笑んでいる

『マルス師匠、道具屋が薬草を持ってきました』

ミリアが笑顔で言うと、道具屋から薬草を受け取り、ポーションの買い取りを依頼する

『マルス様がいなくても、良いポーションです! これは誰が作った物ですか?』

『研究会のメンバーが作りました。基礎が出来ているから普通に作れました』

マルスが笑顔で言う

『ポーション作成を依頼するなら、研究会とマルス様の屋敷が良いですね』

道具屋が笑顔で言うと、帰っていく

『マルス師匠、ポーションの材料ですか?』

『エリカ、作った事有ったかな?』

『え! まだ有りません』

エリカが真剣に言う

『今から作ろう!』

マルスが笑顔で言うと、薬草を持って部屋に向かう

『はい!! マルス師匠』

エリカが嬉しそうに笑顔で言うと、ポーション作りをマルスが指導しながら作り始める


ポーションが完成する

『完成しました』

エリカが瓶に詰めたポーションを見ながら言う

『魔力制御も毎日していたんだね』

マルスが微笑みながら言う

『だけど・・・メトリシア様とミリア御姉様が先に完成してます・・・魔力を見て驚きました』

『あの魔力量は、リリシャの真似だから、仕方無いよね。大鍋でポーション作る時には、必要だけどね』

マルスが笑顔で言う

『これからも沢山指導してください』

エリカが笑顔で言う

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