日常と建築
数日後、マルス達は、王都に帰ることにする
『お兄ちゃん！ また遊びに行くからね』
レティナが笑顔で言う
『レティナ、フローネ先生の言う事聞くようにね』
マルスが笑顔で言う
『はーい、お兄ちゃん！！』
レティナが笑顔で言うとイリアが笑っている
『レティナちゃんは任せてください』
リリシャが笑顔で言う
『魔法学院の改革してくるね』
マルスが笑顔で言う
『マルス、余り賢者を作らないようにしなさいね』
フローネが真剣に言う
『無理です！ マルス師匠だから！！』
メトリシアが笑顔で言う
『マルスだから、仕方無いですが・・・これ以上国を滅ぼさない様にしてください』
フローネが真剣に言う
『フローネ先生、マルスですよ！ きっと１年以内にもう１国ぐらい占領してきます』
リリシャが笑いながら言う
『マルスだから絶対喧嘩売られます』
キリシアも笑いながら言う
『酷いな・・・全部自分のせいにするなんて・・・メトリシアが売られるだけなのに』
『ん？ あ！！ そうでした！！ 』
メトリシアが大声で言う
『そうだった？ マルスが売られた喧嘩じゃなかった？』
キリシアが苦笑いする
『弟子に売られた喧嘩は、師匠が買うだけですね』
リリシャが微笑みながら言うと、全員笑い始める
ベアーズ号に乗ると、王都に向けて出発する
『マルス師匠、ベアーズ号は、倉庫が大きいです』
ミリアが笑顔で言う
『戦闘が目的じゃないからね、北に遠征する時、輸送船にするよ』
マルスが真剣に言うと、それぞれの運用について説明する
王都が見えてくると、城門に向かって降下する
『英雄様、お帰りなさい』
門番が笑顔で言う
『屋敷に向かいます。』
ヒストリアが大声で言うと、門番が手を振っている
屋敷に着陸すると、カミラが出迎えてくれる
『マルス師匠、お帰りなさい』
『カミラ、ただいま、何か有ったかな？』
『レセナ姫様が居候していますので、英雄騎士隊が護衛に来ているだけです』
カミラが真剣に言うと、みんな屋敷に入っていく
『お帰りなさい、マルス様』
レセナとクレシアが笑顔で言う
『クレシア様、レセナ姫様、ただいま』
マルスが言う
『マルス様、ここでは、姫様はやめてください、料理を習っている、居候のレセナです』
レセナが笑顔で言うと、厨房からエレリアが苦笑いしながら見ている
『クレシア様の弟子ですか？』
『楽しいですよ。妹が出来たみたいで、本当に楽しいです』
クレシアが笑顔で言う
『仲が良いのは、良いですね』
マルスが微笑みながら言う
翌日、マルスは、何でも屋に向かう
『マルス様、今日は何を用意すれば、良いですか？』
キルエスが笑顔で聞く
『石材と木材とガラスと金属全部かな？』
マルスが笑顔で言うと金貨の袋を手渡す
『建築ですね、大量に送り届けます』
キルエスが真剣に言うと、マルスは、道具屋に向かう
『マルス様、薬草ですね、どちらに運びますか？』
道具屋が真剣に聞くと、屋敷と研究室に運んで貰うことにする
家に帰ると、ヘルトが待っている
『ヘルトお兄様、何か用ですか？』
メトリシアが笑顔で聞く
『式の日取りが、決定した！ 春、ハルドとアーセルが宮廷魔術師になってからになった！！ マルス殿参加してください』
『え？ ヘルトとクレシア様だから、参加しないと不味いか』
マルスが呟く
『良いのですか？ 死人が何人か参加になりますけど』
メトリシアが真剣に言う
『気にしていない！ ヒリアとメリアとリリアは、恩赦が適用されるから、参加して貰っても大丈夫だ！！ ミリアとリーネとエリカも大丈夫だ！！ 文句は言わせない！』
ヘルトが真剣に言う
『リリシャ師匠とキリシア師匠次第ですね』
『それが一番不安だ』
ヘルトが苦笑いすると、クレシアが笑い出す
『ケーレスとレーゼンが、騎士から一本取ったのは、本当ですか？』
ヘルトが真剣に聞く
『騎士では余裕かな？』
マルスが笑顔で言う
『騎士団長と一騎討ちが楽しみだ・・・騎士が弱いのが悪い！』
ヘルトが笑っている
『ヘルトお兄様、何か企みでも？』
メトリシアがヘルトの様子を見て聞く
『毎日のように、英雄騎士隊が訓練をしていたら、騎士学院の講師が、自信を喪失して、従順に訓練をしている！！ 次はケーレスとレーゼンにボコって欲しい！！』
ヘルトが笑顔で言うと、クレシアが笑っている
『しっかり鍛えますね』
ケニスが笑顔で言う
『ケニス師匠！ 頑張ります』
ヒストリアが真剣に言う
『ヒストリア、騎士学院から実技全部免除すると、連絡が有った！ 』
ヘルトが真剣に言う
『え！！ そんな！！ 鍛練したらダメなのですか？』
ヒストリアが大声をあげる
『ヒストリアに勝てる事が無いのを、講師と生徒が認めたからだ！ 逆に教えて欲しいと言っている』
『え！ 私なんかが教えられません！！ まだまだ半人前です！』
ヒストリアが真剣に言うと、ケニスが微笑む
『やっぱり、リベリアの英雄の弟子だな！ 半人前宣言！！』
ヘルトが笑い始めると、みんな笑っている
