ベアーズ改修
数日間、ベアーズ号の改修をする
『ベアーズどうかな?魔晶石が足りないから、バリアが2つしか作れなかった』
マルスがベアーズに聞く
『我が主、凄いぞぉぉぉーー! どんな敵でも突撃するぞ!!』
ベアーズが上機嫌で叫ぶ
『ベアーズ、あまり壊さないのですよ』
『お嬢様ーーー!壊さないように気を付けます!!』
ベアーズがアーメリアを見て嬉しそうに言う
『アーメリア様ばなれしろ!! 熊!!』
シリウスが怒鳴ると、ベアーズはそっぽを向く
『このーーー!熊ーー!!』
シリウスが叫ぶとアーメリアが笑い始める
『仲良いね、クーレセスが羨ましがっているよ』
マルスが笑いながら言う
『我が主!侵入者を発見したと、シルフィードが言っている』
シリウスが説明を始めると、マルスが見に行く
『頑張って壁を越えたみたいだね』
『我が主どうする?』
『警備隊もう動き始めたね』
マルスが納屋を見て言う
『監視体制が出来ている時点で、もうやる事無いのか?』
『遊びに行ってくるかな?』
警備隊隊員が2人で賊に近付くと、賊が武器を抜き囲もうとしている
マルスは建物から飛び降り、賊の後ろに着地する
『降伏するかな? それともお仕置きかな?』
マルスが笑顔で賊達を見ている
『この小僧!! 皆殺しにしろ!!』
賊が怒鳴ると、男達が武器をマルスに向け、斬りかかる
『お仕置きだね』
マルスが笑顔で、攻撃をかわしながら男の腕を掴み、投げ飛ばし男にぶつけると、次の男の腕を掴み地面に叩き付け、男に投げ飛ばす
『ばばばっ化物!!』
賊が大声をあげると、マルスは次々と腕を掴み、腕を折り始める
『ギャーーーーーー!!』
男達は、悲鳴をあげながら、泣き始める
『どうして、ここを襲いに来たのかな? ポイズンフィールド』
マルスが微笑みながら言うと、魔法を使う。
『ギャァァァァァァァ!!』
男達は、もがき苦しんでいる
『うるさい!! パンシーフィールド』
男達が苦悶の表情のまま苦しんでいる
『ポイズンリカバーフィールド』
『襲ってきた理由を言う気になったかな? ・・・・・ん? 誰も返事しないね、ウエイト!』
男達が涙を流しながら、地面に転がっている
『あれ? 頑張るね。ヒールフィールド』
男達を回復させると、マルスは男達を見下して見ている
『凄いね。これでも口を聞かないなんて・・・ポイズンフィールド』
男達が苦しみ苦悶の表情をしている
『あの・・・マルス殿! この賊、麻痺していますが?』
警備隊隊員が苦笑いして言う
『あ!! 忘れていた!! ポイズンリカバーフィールド!パンシーフィールド!』
マルスが魔法を使うと、男達が震えながら、涙を流している
『あれ? まだ理由を言わないんだね! じゃあ地獄巡りしてきてね!』
マルスが真剣に睨みながら言うと、男達は、慌てて叫び出す
『飛空艇を盗みに来ました!! 皆殺しにして奪うつもりでした!!』
『飛空艇泥棒だね。警備隊さんに余罪吐けば、後20回のお仕置きで済ませてあげる! 吐かなければ、全員から20回だからね』
マルスが真剣に睨みながら言うと、賊達が警備隊隊員に、次々と余罪を必死に叫んでいると、警備隊隊員は、苦笑いしている
警備隊隊員の増援が来ると、男達を拘束して、連行して連れていく
『マルスがいるのに、襲う馬鹿は、地獄行きだな』
ガシリオが笑っている
『そう言えば、久しぶりだね、賊に襲われたのは!』
『余り襲われないで欲しいが、この飛空艇が有ったら、襲いたくなるな』
ガシリオが笑いながら言う
『ガシリオ、警備頼んだね! レーセレスとシルフィードとベアーズを説得して、盗める人が居ればだけど』
『無理なんだろ? 賊を捕らえるだけ、捕らえるけどな!!』
ガシリオが言うと、隊員が笑っている
『マルス! あれ貰って良いの?』
リリシャが笑顔でやってくる
『20回だけだよ。警備隊隊員に数えて貰ってね』
マルスが笑顔で言うと、リリシャが嬉しそうにして、賊達の方に歩いて行くも、みんな笑顔でついていく
『あれは・・・20回で済むのか?』
ガシリオが呟く
『あ! 1人20回じゃないからね! 全員で20回だからね』
マルスが慌てて言う
『えーーーー! つまらないです!!』
メトリシアが大声で言う
『マルス師匠!! もう少し多くしておいてください』
ミリアが大声で言う
『折角の実験台なのに・・・つまらないです』
エビリアが大声で言う
『襲われて、そのぐらいで許すのですか?』
クレスタが真剣に言う
『マルス、そうです!! 屋敷を襲った賊には、永遠にお仕置きをしないと、気が済みません!!』
リリシャが大声で言うと、賊達が末路を知り、必死に警備隊隊員に懇願をしているのを、ガシリオが見ている
(いつも通りだな・・・)
家に戻ると、フローネが笑顔で出迎えてくれる
『フローネ先生、ただいま』
リリシャが笑顔で言う
『1冊目の歴史が完成しました』
フローネが微笑みながら言うと、リシリアが本を持っている
『本当ですか! 読みたいです』
リリシャが笑顔で言うと、みんなで読み始める
『我が主、正確な歴史と保証する』
シリウスが真剣な口調で言う
『良く書けています。かつての弟子達が残した、歴史書と同じ内容と思います』
アーメリアが微笑みながら見て言う
『これが、本当の歴史・・・魔法史がが変わります』
メトリシアが真剣に言う
『写本作って、国王陛下に見せますか?』
マルスが真剣に聞くと、リリシャが真剣にフローネを見ている
『そうですね、エミールとリシリアに写本を任せます』
フローネが笑顔で言う
『はい! 頑張って書き写します』
リシリアが笑顔で言う
『一生懸命写します』
エミールが笑顔で言う
『リリシャ、嬉しそうだね』
マルスがリリシャの顔を見て言う
『はい、マルス、弟子の成長は嬉しいですよ』
リリシャが満面の笑顔で言うと、みんなリリシャを見ている




