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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
13章 レトリアル・クレトリア王国とウルシナ公国
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建築開始

翌朝、ガシリオがやってくる

『マルス、案内に来たぞ』

ガシリオが笑顔で言う

『よろしくね』

マルスが笑顔で言うと、マルスはローブと杖を持って、瓦礫の土地に向かう


『マルス、この瓦礫も使って良いが、警備は、数人付ける』

ガシリオが瓦礫を置いてある土地に案内すると、説明をしてくれる

『マルス師匠、この3つから作りますか?』

ミリアが図面を見ながら言う

『そうだね。屋上に飛空艇着陸場所が確保出来るからね』

マルスが笑顔で言うと、リリシャが微笑みながら図面を見ている。マルスがアースコントロールで建物の壁を作り出す

『こんな感じかな?』

マルスが呟くと、中を歩いて、広さを見ている

『ガシリオ、人が近付かないように、警備を頼んだよ』

マルスが笑顔で言う

『わかった・・・マルスが杖を持つなんて、初めて見たぞ』

ガシリオが真剣に言う

『今回は魔力量が必要だから、かなり本気かな?』

マルスが笑顔で言う

『マルスの本気なんて、中々見れませんから、楽しみですね』

リリシャが微笑みながら言う

『はい、リリシャ師匠!! マルス師匠、いつも素手で、魔法を使うから、本気は見れません』

メトリシアが真剣に言う

『まずは、瓦礫の種類別けからしていこう、みんな瓦礫を運んできて、別けたら、リリシャはモデリングで四角いブロックに変えてね』

マルスが笑顔で言うと、マテリアルコンバージョンとセパレートとモデリングを使い、次々と瓦礫の形を変えていく。リリシャは四角いブロックに変えて、エミールが積み上げている


2日後、瓦礫を片付け終わると、マルスは、地面にアースコントロールで穴を堀り始める

『下水道は、ここに無いから、あそこから向こうに伸ばして・・・ここから太くしたら良いかな?』

マルスがぶつぶつ言いながら、穴を掘ると、リリシャが石の塊を持ってくる

『マルス、どのぐらいにしたら良いのですか?』

リリシャが微笑みながら言うと、マルスが受け取り、モデリングで筒状に変形させる

『リリシャ、こんな感じで頼んだよ』

マルスが笑顔で言うと、エビリアとクレスタが石を次々と持ってくる。リリシャが楽しそうにモデリングで変型させて、地面に置くと、マルスが、次々と繋ぎ合わせて下水道に接続させる


下水道が完成すると、3つの建物の地下をアースコントロールで掘り始めると、すぐに石材を変型させて、基礎を打ち込み、床と壁を作り始めると、紋様魔法と紋章魔法を書き込み始める


5日後、建物が完成する

『マルス、練習場完成ですね』

リリシャが嬉しそうに言う

『魔法練習沢山出来るけど、リリシャの魔法に耐えられないかも』

マルスが呟く

『壊さないように気を付けます』

リリシャが嬉しそうに言う

『マルス!! 鍛練出来る!!』

キリシアが、訓練場の2階から大声で言う

『壁は壊さないでね!』

マルスが笑顔で言うと、エミールが笑い始める

『壊せるのですか?』

リリシャが真剣に言う

『いつかは壊せるよ・・・魔法練習しなかったら』

マルスが笑顔で言うと、中に入り説明を始める

『マルス・・・反則ですね・・・魔力を吸収して、壁を強化なんて』

リリシャが苦笑いする

『我が主は、天才だ・・・ここまで再現するとは』

シリウスが呟くと、マルスは、建物の内容を説明する

『一番右側の1階が基礎訓練場で、2階が接近戦訓練場、3階が休憩室で、屋上への階段が有るよ。真ん中は、1階が魔法練習場と休憩室、2階が付与魔法の魔方陣が3つ、3階は魔道具置き場の予定です。左側は、1階が、魔法練習場に、大鍋使用可能な魔法薬作成スペースで、2階3階は、魔法薬や薬草の保管庫のつもりだよ』

マルスが笑顔で説明する

『フフフ、魔法薬作り放題ですね』

リリシャが笑顔で言うと、嬉しそうに部屋の中を見て回っている。クーレセス号が着陸して、着陸スペースを確認する


『住むのは、ここにしますか?』

メトリシアが真剣に聞く

『リリシャ、どうする?』

『家は、今の所が気に入っています。それに、迷宮から遠くなりすぎます』

リリシャが笑顔で言う

『引っ越しは嫌かな』

キリシアが笑顔で言う

『じゃあ、こっちは、巨大倉庫かな? 来客用の部屋でも良いかな?』

マルスが考え始めると、みんな微笑んでいる


10日後、コの字に大きな建物が完成する

『気空挺も格納出来たから、完成だよ』

マルスが笑顔で言う

『住む気が無いと言いながら、完全に住む気ですよね?』

メトリシアが真剣に言う

『魔法研究所かな? 卒業して帰ってきたら、研究する場所を作った方が良いかなと、思ったよ』

『マルス、奥の方が書庫ですよね、1階の本を読むスペース20人分ぐらいですけど、何人弟子を集めるつもりですか?』

リリシャが苦笑いしている

『え!! 今でも、リリシャ、フローネ先生、エミール、エレーヌ、ミリア、エビリア、クレスタ、リシリア、アニー、ナディア、イリア、レディナ、エリカ、エレリア、シーリス、カミラ、ソリナ、メトリシアだよね?』

マルスが真剣に言う

『え! あ!! そうです!!』

リリシャが考えながら苦笑いする

『良く考えたら、凄い人数!!』

キリシアが笑い始める

『食堂も風呂も厨房も必要になるから、こっちに住む人も、必要かも知れないから、部屋も作ったよ』

マルスが真剣に言う

『そうですね・・・手狭になります』

エミールが真剣に言う

『下女や下男を引き取って、屋敷の管理も必要だよね、それに、馬車の納屋も必要だよね』

マルスが真剣に言う

『マルスも完全に住む気ですね・・・』

リリシャが真剣にマルスを見ている

『え? こっちに住まないよ、みんなと一緒だよ』

マルスが真剣に言う

『それなら良いけど・・・屋敷も改築しないと、厨房が手狭ですね』

リリシャが真剣に言う

『そうだね、あの大型付与魔方陣も、要らなくなったから、卒業して帰ってきたら、改築しようか? 元隊長の家の辺りを工房にして、屋敷を広げようか?』

マルスが真剣に言う

『マルス、お願いね』

リリシャが微笑む

『約束だよ』

キリシアが笑顔で言う

『それまでに、更に強化する方法を考えておくよ』

マルスが笑顔で言う


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