リベリアへ
レーゼンと騎士が向かい合い、準備をすると、合図と共にレーゼンと騎士が、打ち合う。徐々にレーゼンが打ち負け始めると、下がりながら、横にかわし始めると、騎士の剣をかわした瞬間、一気に間合いを詰めて、剣を振り抜くと、騎士の腹に当たる
『やったーー!! 一本取ったぞ!!』
レーゼンが満面の笑顔で喜んでいると、騎士が苦笑いしている
『デストラ、負けちゃった! 不甲斐ないね』
マルスが笑顔で言う
『なんだ!! 最後の動きは!! 闘気をまとったな!!』
デストラが大声をあげる
『教えたからね。次は、ケーレスだね』
マルスが笑顔で言うと、ケーレスと騎士が向かい合い、合図と共に打ち合いを始めると、騎士の剣をかわして、加速して剣を振り抜くと、騎士の腹に当たる
『よし!! 勝った!!』
ケーレスが叫ぶと、騎士達が苦笑いしている
『あれれーー騎士が子供に負けちゃった! 良いのかな?』
キリシアが笑顔で言う
『お前達!! 成長が遅い!! 何やっている!! 』
デストラが大声で言うと、騎士達が苦笑いしている
『デストラも成長してないよね。ヒストリアに簡単に負けるからね』
マルスが笑顔で言う
『そそそっそれは!! マルスの弟子は、強い!! それだけだ!!』
デストラが慌てて言う
『説得力無い! もっと鍛練しろ!!』
キリシアが大声で言う
『マルス師匠、どうかしたのですか?』
ヒストリアが帰ってくる
『ケーレスとレーゼンに騎士が負けちゃっただけだよ』
マルスが笑顔で言う
『え!! 騎士が負けたのですか? それも精鋭のデストラ隊がですか?』
ヒストリアが驚きながら言う
『不甲斐ないです。本当に騎士のレベルが低いですね! もっと危機感持って鍛練しなさい』
メトリシアが笑顔で言うと、騎士達が苦笑いしている
(事実だけに、返事が出来ない・・・)
リビングに行くと、レセナが焼き菓子を持ってくる
『マルス様、どうぞ』
『レセナ様、作るの上手くなりましたね』
マルスが1口食べると、レセナに言う
『楽しいから沢山作りたくなります。それに厨房も使いやすいです。』
『それは良かったです』
マルスが笑顔で言う
『外で騎士達が騒いでいましたが、何か有りましたか?』
『レーゼンとケーレスに、一騎討ちで一本取られて、叱られているだけです。本当に進歩しないのだから』
マルスが笑いながら言う
『ケーレスとレーゼン?』
『門番をしている2人です。』
マルスが笑顔で言うと、サーリンがやってきて、説明をしている
『え! あの2人に!! 凄いです』
レセナが驚きながら言う
『本当に情けない!! 進歩しない騎士ばかりで!! 御父様に言いつけます! 門番が騎士団長に一騎討ち申し込むと』
メトリシアが笑いながら言う
『御父様に伝えておきます。 これ以上負けないでくださいと』
ヒストリアが笑顔で言う
『楽しみが増えました!』
メトリシアが笑顔で言う
3日後、準備をすると、リベリアに出発する事にする
『クエリスさん、留守頼みます』
マルスが笑顔で言う
『はい、お任せください』
クエリスが微笑みながら言う
『カミラ、ソリナ、屋敷の警備任せるね』
『はい、マルス師匠!』
カミラとソリナが笑顔で言うと、マルス達はシルフィード号に乗り出発する
リベリアが見えてくると、門に向けて降下する
『お帰りなさい!英雄様』
兵士が笑顔で言う
『着陸場所作ってなかったので、どうしましょうか?』
マルスが大声で言う
『領主の館に向かってください!』
兵士が大声で言うと、領主の館に向かい着陸する
ウイントレスがやってくる
『ウイントレス、ただいま』
キリシアが笑顔で言う
『どうなった? もう潰してきたのか?』
ウイントレスが真剣に聞く
『叩き潰してきたよ』
キリシアが笑顔で言う
『潰してきたか・・・あっさり言うが、信じるしか無いか・・・』
ウイントレスが真剣に考え始める
『考えても無駄です。オルフェスタ・ガゼルドだけでなく、魔工王国に、帰り道、バゼルノアス王国を潰してきましたよ・・・目の前の軍隊を見て、レセナ様の涙が見たくないから潰すの一言です』
フローネが笑顔で言う
『は? それだけで!! 仕方無いが、バゼルノアス王国も災難だな』
ウイントレスが笑い始める
『飛空艇の保管場所作りたいから、作って良いかな? 後で説明してね』
マルスが笑顔で言う
『わかったが・・・3隻とは聞いてない』
ウイントレスが空を見上げて言う
『貰ってきただけ! 飛行石作れたら、後2隻増えるよ』
マルスが笑顔で言う
『羨ましい・・・誰が操作しているのか?』
ウイントレスが真剣に聞く
『クーレセスとベアーズだよ、魔導炉も有るから、飛び続けられるけどね』
マルスが笑顔で言うと、みんな微笑んでいる
『良く解らないが、気にしない事にする』
ウイントレスが真剣に言う
『ウイントレスもなれましたね』
フローネが微笑みながら言う
『なれる? もう何も考えない事にした!』
ウイントレスが笑い始める
屋敷に馬車で送って貰うと、ラーザが笑顔で出迎えてくれる
『お帰りなさい』
『ラーザ、ただいま、何か有ったかな?』
キリシアが笑顔で聞く
『平和でした』
ラーザが笑顔で言うと、みんな屋敷に入ると、ラーザはイリアと話し始める
『ステラさん、ただいま』
マルスが笑顔で言う
『マルス様、お帰りなさい』
ステラが笑顔で言う
『必要な魔導具、無いですか?』
マルスが笑顔で聞く
『え! 十分すぎます。それより、あの空を飛んでいたのは、何でしょうか?』
『今度乗せますね』
マルスが笑顔で言う
『え! 宜しいのですか?』
ステラが驚いている
『家族同然ですから!』
マルスが笑顔で言うと、ステラが驚きながら、微笑んでいる