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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
13章 レトリアル・クレトリア王国とウルシナ公国
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日常と教科書

教室に戻ると、みんな自習している

『マルス師匠、どうでした?』

メトリシアが笑顔で聞く

『夜屋敷に来て貰う事にしたよ。面倒だからね。フローネ先生に言って貰った方が早いから』

『フローネ先生なら一言ですね』

メトリシアが笑い始める

『本気か・・・本当にやるから怖い』

レズオスが苦笑いする

『大丈夫です。フローネ先生の歴史書が基本の魔法史になるだけですから!!』

『それを国王が簡単に認めるのですか?』

レズオスが苦笑いする

『楽しみですよね』

ミリアが笑顔で言うと、みんな笑い始める


大賢者研究室に行くと、ハルドとアーセルが魔導書を写している

『マルス様、お帰りなさい』

アーセルが笑顔で言う

『卒業研究?』

マルスが笑顔で聞く

『それは終わりました。今は、エミールの魔導書を書き写しています』

ハルドが笑顔で言う

『勉強になるかな?』

『はい、これ以上の魔導書は見たこと無いです』

アーセルが笑顔で言うと、エミールとエレーヌがやってくる

『マルス師匠、書き写しの件ですけど、ハルド達に任せますか?』

エレーヌが笑顔で言うと魔導書を置く

『見せて貰っても良いですか?』

アーセルが笑顔で言うと、ハルドとアーセルは魔導書を名を見る

『え!! マルスの初級魔導書の写本!!』

ハルドが大声をあげると、ルキアとリーネも魔導書を見る

『エミールが書いてくれた魔導書だけどね』

マルスが笑顔で言う

『凄い・・・細かい所まで、全部書いてある・・・こんな詳しい魔導書、初めてです』

ハルドが呟く

『マルス様、この魔導書、書き写しても良いですか?』

ルキアが真剣に言う

『それも・・・攻撃魔法全書と言っても良い数の魔法が書いてあります』

アーセルが真剣に言う

『当たり前です。マルス師匠が使える魔法は、ほとんど全部です。記述も、魔法のイメージまで書いてあるので、見たことの無い魔法も使えます。エレーヌが写本を作ってくれたので、みんなで写してください』

エミールが微笑みながら言う

『ハルドとアーセルは、書き写しを頼んだよ』

マルスが笑顔で言う

『はい、喜んで書き写しします』

ハルドが笑顔で言う

『ハルドとアーセルが、書き写し終わったら、ルキアが書き写ししてね』

『あ!! 来年ゆっくり書き写します』

ルキアが笑顔で言う


『マルス師匠、基礎編の魔導書も持ってきました』

エミールが笑顔で言うと、マルスが読み始める

『アローやカッターやスモールボールなら、魔法学院で教えても大丈夫だね』

マルスが笑顔で言う

『マルス師匠の魔法学院改革が始まりました』

メトリシアが笑いながら言う

『マルス様、教科書にするなら、是非欲しいです』

リーネが真剣に言う

『ヘルトに渡して、教科書に採用を考えて貰おう』

マルスが笑顔で言う

『意味の無い魔法学院を改革してしまいましょう! 講師も教育しないと無理ですけど』

エミールが笑顔で言うと、みんな笑い始める


夜になると、リーベルがやってくる

『リーベル、監視が緩いから、青ざめるのですよ』

フローネが笑顔で言う

『師匠も監視が緩いです!! 新しい魔法史って何ですか!!』

リーベルが真剣に聞く

『もう少し待ちなさい。そろそろ到着すると思いますから』

フローネが微笑みながら言うと、ヘルトがやってくる

『ヘルト御兄様、待っていました』

メトリシアが笑顔で言う

『あれだけの報告、理解するのが難しい・・・1日中読んで、国王陛下は、もうリベリアの英雄だからで、終わらせようと、宣言したぞ』

ヘルトが苦笑いすると、リーベルとレズオスが苦笑いする

『あの程度いつもの事です!! マルス師匠ですから!!』

メトリシアが笑顔で言う

『結局、3ヶ国降伏させて、オルセント王国は、リベリアの英雄だけは、絶対に怒らせないと、誓っているだけでなく、リベリアの英雄が作る歴史書の写しを欲しいと、言ってきている』

ヘルトが真剣に言うと、リーベルが青ざめている

『ヘルト、歴史の件、説明するよ』

マルスが笑顔で言うと、フローネが古代書を読んで説明を始める


『そんな・・・だから魔法王国は、古代書を封印したのですか!!』

レズオスが真剣に言う

『そうですね。証人もいます。アーメリア様』

マルスが笑顔で言うと、アーメリアが現れる

『へ? えーーーーーー!』

リーベルとレズオスが青ざめて大声を出す

『マルス様を見守る事を決めた幽霊だと思ってください』

アーメリアが笑いながら言う

『リーベル、証人からも色々聞きましたが、間違いないですね』

フローネが微笑みながら言う

『・・・・・・』

『リーベル、どうかしたのですか? リーベル!!』

フローネが大声で呼ぶ

『しししししっ師匠!! どうしたら良いのですか!! もうダメです!!』

リーベルが泣き始める

『マルスだからで済ませます・・・もう考えるだけ無駄です』

レズオスが青ざめて言う

『これが普通の反応か・・・』

ヘルトが苦笑いする

『やっぱりそうなります・・・マルス様達は何も驚かないので、ちょっとつまらないと思っていました。』

アーメリアが笑いながら言う

『マルス師匠と一緒にいますから!! 』

メトリシアが笑顔で言うと、フローネが笑い始める


『ヘルト、エミールに作って貰った教科書候補だけど、読んでね』

マルスが笑顔で言うと、エミールが魔導書を渡す

『マルスの基礎魔導書ですか・・・完璧すぎます・・・宮廷魔術師達に読ませて、これ以上の魔導書をすぐに作れと言いますね。無理だけど』

ヘルトが読んで、笑い出すと、リーベルが読み始めて、震え出す

『師匠・・・こんな完璧な魔導書見たこと無いです・・・』

リーベルが青ざめながら言う

『本当に良い教科書になりますね』

フローネが微笑みながら言う

『写本作るにも、この魔導書の使用に関して費用を払います』

ヘルトが真剣に言う

『エミールにあげてね。従兄弟の生活費に回して貰っても良いですけど』

『畏まりました。国王陛下に許可をもらいます』

ヘルトが笑顔で言う

『え!! 私に? どうしてですか!!』

エミールが驚いている

『エミールが書いたから、当たり前だよね』

マルスが笑顔で言う

『書きましたが、マルス師匠に教えて貰った内容です!!』

エミールが大声で言う

『エミール、貰っておきなさい。マルスからしたら、必要無いのでしょう』

フローネが微笑みながら言う

『フローネ先生・・・しかし、有名になりたくないです。』

エミールが真剣に言う

『リベリアの英雄達に作って貰ったと伝えますので、名前は出ないようにします』

ヘルトが真剣に言う

『それなら良いですけど・・・』

エミールが真剣に言う

『来年は楽しみだね』

マルスが笑顔で言う

『リーベル師、来年、他国から魔法学院を受ける人がいます。既に2人決まっています。気合いいれてください』

ヘルトが真剣に言う

『え!! 他国から!! 何故ですか!!』

『リベリアの英雄が潰した国の人質ですが、魔法学院で魔法を学んだ方が人質の為になると手配しました。本人達は喜んでいます。』

ヘルトが真剣に言う

『エレストリアクレイス王国からも人を送り込みたいと、王太子が言っていたよね』

マルスが笑顔で言う

『それは聞いてないが・・・友好国だから良いのか? 講師が大丈夫か?』

ヘルトが苦笑いする

『リーベル頑張りなさい。世界最高の魔法学院にしなさいね』

フローネが微笑みながら言う

『師匠ーー! マルスをどうにかしてください!!』

リーベルが泣き始めると、レズオスがリーベルを見ている


『ヘルト、お願いが有るんだけど』

マルスが真剣に言う

『え! おおっお願いが!!』

ヘルトが苦笑いする

『騎士学院と騎士を英雄騎士隊のメンバーに鍛えさせたいだけど良いかな? 弱いからね』

マルスが笑顔で言う

『ん? すぐにやりましょう!! 騎士学院の改革にもなる!!』

ヘルトが笑顔で言う

『ヘルト御兄様、ただの回復魔法の練習台ですよ。クラスのみんな、経験が少ないですから!!』

メトリシアが笑顔で言う

『え!! それは・・・ボコボコにして、怪我したら魔法学院の生徒が回復魔法で回復させるのですよね? それなら良いです!不甲斐ない騎士には良い嫌みになります!!』

ヘルトが真剣に言う

『騎士が成長しなくても、回復魔法の練習になるからね。損は無いよね』

マルスが笑い出す

『すぐに騎士学院に通達をします!! 英雄騎士隊の実力も、見せ付けられます!!』

ヘルトが笑顔で言うと、リーベルとレズオスが苦笑いしている


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