報告
エミールとエレーヌに魔導書を持ってきて貰うと、読み始める
『凄すぎる・・・完全に魔法が網羅されている』
前国王が真剣に言う
『良いですね。初級魔法全部ですね。内容も完全に合っています』
リリシャが微笑みながら言う
『フローネ師、この魔導書、公表は難しい・・・詳しく書いてありすぎる』
前国王が真剣に言う
『正確に書いてありますから良いですね。リーベルが喜ぶでしょう』
フローネが微笑みながら言う
『そうなのか?』
前国王が苦笑いする
『マルス様、良い魔導書ですね』
アーメリアが現れて微笑みながら見ている
『キャーーーー! 幽霊!!』
王妃が慌て始める
『お母様!! 紹介します。アーメリア様です。教会では、女神アーメリア様で有名です』
メトリシアが慌てて紹介する
『ただの思念体ですので、マルス様を見守ります』
アーメリアが微笑みながら言う
『アーメリア様!! ご本人様ですか!!』
王妃が慌てて聞く
『偉くないですよ。ただの思念体ですから』
アーメリアが微笑みながら言う
『解りました・・・えーと、マルス殿の屋敷に居候ですね』
ヘルトが苦笑いして言う
『はい、その通りです。お隣が噂のクレシア様ですね』
アーメリアが微笑みながら聞く
『噂の? 私は、ただマルス様の屋敷に居候している料理人好きな人です』
クレシアが笑顔で言う
『仲良くしてくださいね』
アーメリアが微笑みながら言うと、国王と王妃が苦笑いしている
『料理は好きですか?』
『料理は食べる方が好きでした、今回かなりの調味料を買って帰って来ていましたよ』
アーメリアが微笑みながら言う
『フフフ・・・楽しみですね』
クレシアが笑顔で言うとヘルトが苦笑いする
(これは、居候延長か)
『御父様、あの飛空艇はなんですの!!』
アリシアが入ってきて言う
『アリシア御姉様』
メトリシアが笑顔で言う
『メトリシア、なんですの!! 2隻も空に浮いてますわ』
アリシアが真剣に聞く
『クーレセス号とベアーズ号です。マルス師匠が修理しました』
メトリシアが笑顔で言う
『は? 聞いてないが・・・』
国王が苦笑いする
『詳細に書いてあります。フローネ先生の説明を途中で終わりにしたので、出てきてません』
メトリシアが笑顔で言うと、前国王が苦笑いする
『長すぎて、整理できない』
国王が苦笑いする
『オルフェスタ・ガゼルドは潰したのですわ』
アリシアが笑顔で言う
『マルス師匠、凄すぎました。屋敷に帰ったら、じっくり話しますね』
『楽しみですわ』
アリシアが真剣に言う
『そろそろ、レイナール王女とクセリオ王子を呼んでも良いですか? 親書読み終わりましたよね』
マルスが真剣に言う
『呼んで欲しい』
国王が苦笑いして言う
『待ってください。迎賓館の準備が・・・レセナ姫をマルス様の屋敷に移動して貰わないと』
ヘルトが苦笑いする
『あ!! 至急使いを・・・迎賓館増やさないと・・・』
国王が呟くと、前国王が苦笑いする
レイナールとクセリオが入ってくると、挨拶をする
『災難であった、リベリアの英雄に帰り途中に見つかるとは』
国王が真剣に言う
『リベリアの英雄様の凄さ、思い知りました。祖父より人質として、クライドルト王国へ滞在するように言われました』
レイナールが真剣に言う
『話しは聞いた。心配しなくても、魔法学院の試験に合格したら、ゆっくり学んで欲しい』
国王が微笑みながら言う
『ありがとうございます。寛大な処置痛み入ります』
レイナールが真剣に言うと頭を下げる
『堅苦しい挨拶は終わりで、ゆっくり休んで欲しいが、今迎賓館の用意をさせている。少しの間、別室でゆっくりして欲しい』
国王が笑顔で言う
『ありがとうございます』
レイナールが笑顔で言うと、部屋を出ていく
『礼儀正しく、良い子だな・・・』
国王が呟く
『国王を救う為に、キリシア師匠とマルス師匠に、挑もうとしたぐらい、国王思いの子です』
メトリシアが微笑みながら言う
『凄いですね。挑む人がまだいたのですね』
王妃が微笑みながら言う
『そのお陰で、お仕置き無しになりましたから、本当に凄いですね』
フローネが微笑みながら言うと、全員笑い始める
『飛空艇の件だが、マルス殿の屋敷の裏手が空き屋になっていたから、このように敷地を拡げてある』
ヘルトが笑顔で言う
『これならシルフィード号が着陸出来ます』
マルスが笑顔で言う
『これでもギリギリだったが、後2隻は考えてなかった』
ヘルトが真剣に言う
『空に浮いていて貰います。交代で着陸しても良いですけど』
マルスが笑顔で言う
『それなら良かった』
ヘルトが笑顔で言う
『空から案内しますね』
王妃が笑顔で言う
『じゃあ行くとするかのぉー』
前国王が笑顔で言う
『え!! 私は留守番ですか?』
国王が苦笑いする
『それしか無いだろう』
前国王が笑顔で言う
『ヘルト、戻って来たら、飛空挺に乗って屋敷に帰りますね』
クレシアが微笑みながら言う
『クレシア御姉様、私も残りますわ』
アリシアが笑顔で言う
『クレシア・・・国王陛下、自分がクレシアと共に残ります』
ヘルトが考えてから言う
『良いのか? じゃあ行ってくるぞ』
国王が笑顔で言う
『ヘルトも成長したね』
リリシャが微笑みながら言うと、みんな笑い始める
シルフィード号に乗り込むと、王都を一周して、着陸場所を確認すると、王城に戻ってくると、アリシアとクレシアが乗り込み、屋敷に帰る事にする
『マルス師匠、お帰りなさい』
カミラが出迎えにくる
『カミラ、ただいま。留守中何か有ったかな?』
マルスが笑顔で聞く
『平和でしたが、先程レセナ様が来訪しています』
カミラが微笑みながら言う
『しばらく泊まることになるから、クエリスさんに伝えないとね』
マルスが笑顔で言うと、みんなそれぞれ部屋に向かう