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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
12章 近隣諸国とオルフェスタ・カゼルド王国
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魔導砲無力化

王城内の宝物庫に、飛空艇の残骸から集められた物をマルスが見て回っている

『我が主、4隻は完全に無くなったのだな』

『シリウス、そうだけど、この結晶が残っていたから良かったね』

マルスが結晶を見て言う

『それさえ有れば呼び起こせるが、アーメリア様が悲しみます』

『飛空艇は作れば良いけど、守護者は作りにくいから良かったよ』

マルスが笑顔で言う

『我が主は、いつも通りだな』

シリウスが諦めた様に言う

『マルス様、そんな結晶が欲しいのですか? 価値なんて無いのに』

セクラがやってくると、真剣に言う

『貴重だからね。使い方が解らないと何にもならないけど』

マルスが笑顔で言う

『え? 使い方?』

セクラが苦笑いする

『内緒だね。悪用されちゃうと面倒だからね』

マルスが笑顔で言う

『解りました。持ち帰ってください。こちらが目録です』

セクラが笑顔で言うと、宝物庫の管理人が真剣に読んでサインする

『マルス様、お願いが有るのですが、魔導砲を無力化出来ますか? 野心を持った者達が悪用出来ないように』

セクラが真剣に言う

『使う事が2度と出来なければ良いのかな?』

マルスが真剣に聞く

『はい、そうしてください』

セクラが笑顔で言う

『解りました。案内してください』

マルスが笑顔で言うと、ルーセントの案内で、魔導砲の場所に向かう


『この魔導砲ですが、どうにか出来ますか?』

セクラが真剣に言うと、マルスが調べ始めると、結晶を外して、魔力回路を切りとっている

『この結晶は・・・そうか!! 魔導炉の結晶を使っていたんだね』

マルスが笑顔で結晶を取り外す

『この結晶は?』

セクラが真剣に見ている

『魔導炉の中で使っていた結晶です。この魔導砲を作った人、凄いですよ』

マルスが笑顔で言うと、結晶の使い方を説明する

『凄いです・・・魔導炉の構造が解りましたけど、マルス様なら簡単なのですね』

セクラが笑顔で言う

『内緒ですよ。結晶を欲しいと騒ぐ人がいそうですから』

『はい、マルス様!! 絶対に秘密にします』

セクラが笑顔で言う

『他の町の魔導砲も外した方が、安全かな?』

マルスが考えながら言う

『はい、マルス様、戦争の道具なんて、この世界に、もう必要有りません』

セクラが真剣に言う


マルス達は、セクラと共に王都内の魔導砲と魔導兵器を無力化して回り、各町でも、魔導砲の結晶を回収して回り、魔導兵器を無力化していくと、研究していた遺跡に向かう

『マルス師匠!! これ結晶ですよね』

メトリシアが笑顔で言う

『そうだね。それにここは、兵器工場だね』

マルスが真剣に言うと、古代書を集め始める

『ここに書いてあるのは、魔導兵器の設計図?』

リリシャが古代書を読みながら言う

『これは、人から魔力を吸収する魔道具の設計図』

エビリアが少し機嫌悪そうに言う

『こんなのが有るから、作られたようだね・・・元は、人から魔力を集めて、街灯を作るための魔道具だね』

マルスが真剣に言う

『使い方次第なのですね・・・悲しいです』

クレスタが真剣に言う

『マルス師匠!!有りました!! 飛行石を使った小型船です』

ミリアが笑顔で言う

『これは・・・作りたいね。飛空艇が着陸出来なくても、これで飛んで乗りにいけるからね』

マルスが真剣に言う

『マルス師匠、手伝います!!』

ミリアが笑顔で言う

『マルス師匠!!有りました!!歴史書です!! それも魔法王国前の物です』

メトリシアが笑顔で持ってくる

『これは・・・真実に近い歴史書だね。バーレスカがねじ曲げる前の歴史書で間違いないね』

マルスが笑顔で言うと、リリシャが真剣に読んでいる

『公表しましょう!! バーレスカの悪巧みから始まった歴史書なんて全部否定しましょう』

リリシャが笑顔で言う

『この歴史書の翻訳は、フローネ先生に任せた方が良いかな?』

マルスが真剣に言う

『隠居していますが、楽しみですね。歴史書は任せてください』

フローネが古代書を読みながら目を輝かせている

『ルーセントさんも手伝ってあげてくださいね』

マルスが笑顔で言う

『不可能です・・・手伝うにしても、読めません』

ルーセントが苦笑いして言う

『私が手伝います』

リシリアが笑顔で言う

『そうですね。これを読む事が出来るのは、リシリアだけですね。みんな古代書を勉強したのに、誰も読めないのですから』

フローネが微笑みながら言う

『師匠も常識が飛んだか・・・仕方無いが、凄すぎる』

ルーセントが真剣に呟く

『ルーセント、何か言いましたか?』

『いえ、師匠、完成した歴史書を読ませてください』

ルーセントが真剣に言う

『リベリアに遊びに来なさいね。ウイントレスが反省してます』

フローネが思い出した様に言う

『はい、畏まりました』

ルーセントが頭を下げて言う


マルス達は、必要な魔導書や古代書を集めると、飛空艇に乗せて、遺跡をマルスが封印していく

『マルス様の封印を破れる人がいたら、魔導兵器を作れるのですね』

セクラが真剣に言う

『違います。マルス師匠の封印を破れる人がいたら、その人はマルス師匠と並ぶ魔導師です』

メトリシアが真剣に言う

『あ!! そうです! 可能な人が現れる事は、数千年現れないと思います』

セクラが笑顔で言う

『私達の師匠ですから!』

メトリシアが自慢気に言う


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