オルフェスタ・ガゼルト王都へ
オルフェスタ・ガゼルド王国の王都が見えてくると、シルフィード号は王城目掛けて降下していくと、王城の中庭に近付く
『国王陛下！！ 飛空艇の強襲です！！』
騎士が報告する
『偉大なる魔導王国の遺産の力、見せ付けよ！！』
国王が大声で言うと、騎士が指示に向かう
キリシアはマルスに抱き付いて、中庭に降り立つ
『かかってこい！！』
キリシアが大声で言うと、騎士が沢山出てくる
『スリープミスト』
マルスが魔法を使うと、騎士が倒れていく
『マルス、私の分は！！』
キリシアが大声で言う
『来たよ、ゴーレムが』
マルスが笑顔で言うと、キリシアが笑顔で突撃して容赦なくゴーレムを斬り、破壊していく
『キリシアに任せて、騎士は眠らせて終わらせるかな』
マルスが微笑みながら周囲を見て、人影を次々と眠らせていく
『キリシア、終わった？』
マルスが笑顔で聞く
『王城内いくよ』
キリシアが笑顔で言う
『ちょっと待ってね。リリシャ置いていくと、怒られるよ』
マルスが笑顔で言うと、シルフィード号が着陸する
『国王陛下！！ 途轍もない敵が、ゴーレムを殲滅しています』
騎士が報告する
『何をしている！！偉大なる魔導王国の実力を見せ付けよ！！ この能無しめ！！』
国王が怒鳴る
『ぎゃーーーー！』
扉が砕けて、騎士が飛ばされて転がる
『みーつーけーた！！』
キリシアが笑顔で言う
『何者だ！！ 偉大なる魔導王国に楯突くのは！！』
『は？ 魔導王国？ 頭おかしくなった？』
キリシアが笑顔で言う
『これでもくらえ！！』
国王が棒を向けると、光線が出る
『ハイバリア』
マルスがバリアを張ると、光線が弾かれる
『これがどうしたのですか？』
マルスが微笑みながら言う
『馬鹿な！！ 偉大なる魔導王国の兵器が！！何故だ！！』
国王が叫ぶと、キリシアが近付き騎士を次々と弾き飛ばし始める
『くらえ！！・・・・・・ファイヤーボール』
魔法使いが次々と魔法を放つと、マルスはバリアで防いでいる
『これで終わり？ もっと魔力制御して出直してきてください』
マルスが笑顔で言う
『馬鹿な・・・化物！！！』
魔法使いが叫ぶ
『魔法の見本、見せますね』
リリシャが微笑みながら言う
『アクアボール』
リリシャが片手に水の玉を作り放ち、魔法使い達は吹き飛ばされる
『化物！！ 偉大なる魔導王バーレスカ様！！！ お助けください！！』
国王が叫ぶ
『無駄だね・・・バーレスカは滅んだから』
マルスが笑顔で言う
『それ以上近付いたら！！ 偉大なる女神アーメリア様の神罰が下るぞ！！』
神官が怒鳴る
『神官を名乗るだけの馬鹿？ アーメリア様の思いは伝わらなかったようですね』
マルスが苦笑いする
『女神に担ぎあげられましたが、あんな愚かな者の利益の為に利用されるなんて・・・たっぷりお仕置きをお願いします』
アーメリアが現れて言う
『なんだ！！ 偉大なる女神アーメリア様に楯突くか！！ 神罰があらんことを！！』
神官が叫ぶ
『サンダー』
マルスが魔法を放つと、神官に当たり気絶する
『神罰です。私の名を語った悪行の数々、許しません！！ アーメリアの名の元に神罰を下します！！』
アーメリアが笑顔で言うと、みんな笑い始める
『バーレスカ様！！ 何故助けてくれない！！ ヌクロス！！出てこい！！ 早く奴らを殺せ！！』
国王が叫ぶ
『へぇーーー！ 魔族と手を結んでいたんだね』
キリシアが笑顔で言う
『確定だね。お仕置き追加です！！』
リリシャが微笑みながら言うと、周囲の兵士達が苦しみ出す
『何故だ！！ ヌクロス、何故来ない！！』
『来てくれたら、もう一度倒す！！』
キリシアが笑顔で言うと、国王を槍で殴り、転がす
『くくくくっ来るな！！ 我は国王ぞ！！ 誰かこやつを殺せ！』
国王が叫ぶ
『誰が助けてくれるの？ 弱すぎる』
キリシアが笑顔で言うと、国王の四肢を砕く
『ギャーーーーーーーーーーー！！！』
国王が悲鳴をあげると、リリシャの前にキリシアが投げ飛ばす
『お仕置き開始ですね』
リリシャが微笑みながら、回復魔法を使うと、キリシアが槍で容赦なく殴り始める
オルセント王国兵士が到着し、貴族や重臣を捕らえて連れてくると、メトリシア達がお仕置きを始めている
『マルス様、いつまでやられますか？』
セクラが苦笑いして言う
『気が済むまで続くと思います。ところで、どうしましょうか？』
マルスが笑顔で聞く
『マルス様、この国の国王になりませんか？』
セクラが真剣に言う
『面倒だからやらないよ！ やりたい人がやれば良いよね』
マルスが笑顔で言う
『やっぱり・・・ダメでした』
セクラが呟くと、ルーセントが苦笑いしている
『国王候補ですが、調べでは、王族で辺境にいる王弟を候補にするつもりです』
ルーセントが真剣に言うと、どんな人か説明を始める
数日後、王弟が到着すると、ルーセントとセクラが説明をしてから、国王が降伏宣言と今までやった事を伝える
『・・・魔族と手を結ぶなんて・・・もうどうしようも無いです。過去の亡霊に操られたなんて、言えません』
王弟が真剣に言う
『処分よろしくね』
キリシアが笑顔で言う
『処分・・・やることが多すぎる』
『属国になる？』
マルスが笑顔で聞く
『属国・・・民が反乱を起こします・・・負けた事実は変えられませんが、愚かな人による反乱も起きます』
『じゃあ頑張ってね』
マルスが笑顔で言う
『セクラ様、後は任せますね。お仕置き出来ましたから、帰れます』
メトリシアが笑顔で言う
『はい、メトリシア様・・・え？ 私達の戦争でしたか？』
セクラが考えて苦笑いする
『面倒事任せました！！ 』
キリシアが笑いながら言う
『魔法の研究が出来ます』
リリシャが微笑みながら言う
『飛空艇見せびらかせに来たのに、ついでに潰してしまいました！ 後はよろしくお願いします』
マルスが笑顔で言う
『はい、マルス様！！ 後は任せてください』
セクラが笑顔で言うと、王弟が苦笑いしている
