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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
12章 近隣諸国とオルフェスタ・カゼルド王国
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オルセント王国で休息

『マルス何していたの?』

キリシアが戻ってきたマルスを見て言う

『ベガレセルを捕らえに行ってきた』

マルスが笑顔で言う

『え? ベガレセルいたの!!』

『外交担当がベガレセルの記憶を消していたから、多分そいつが犯人かな?』

マルスが笑顔で言うと、説明をする

『記憶を消していた!! ズルい!! だけどマルスの方が数倍ズルい!!』

『え? キリシア、自分はズルしてないよ』

『ズルしてないよ』

マルスが真剣に抗議をする

『ズルはマルスが一番だよ!! 魔法が効かないから!!』

キリシアが笑いながら言う

『防具が有るからね』

『だから、ズル!!』

キリシアが笑いながら言う

『キリシアもズルだね、防具持っているから!!』

『え? 私もズルだった?』

キリシアが苦笑いする


翌朝、セクラから状況を聞くと、キリシア達がお仕置きを始める。ミリアとメトリシアが回復魔法を使い続けている。マルスはシルフィード号で魔導書を読んでいる

『マルス師匠、完成しました。確認してください』

エミールが笑顔で言うと、本を持ってくる

『エミールの魔導書、完成したんだね』

マルスが笑顔で言う

『マルス師匠の初級魔導書です。』

エミールが笑顔で言う

『え? どうして?』

『マルス師匠、魔導書作らないですよね? だから、まとめておきました』

エミールが笑顔で言うと、後ろでエレーヌが微笑んでいる

『マルスが作らないからですね。弟子が代わりに書いても問題は無いですね』

フローネが微笑みながら言う

『エミール、ありがとう。確認するよ』

マルスが笑顔で言うと、魔導書を真剣に見ていく

『初級魔法の詠唱と魔法の内容も良いね。アローやカッターやスモールボールやボールやストームが正確に書いてある』

マルスが笑顔で言う

『はい、マルス師匠。数年でこんなに魔法を使えるようになっていました』

エミールが笑顔で言う

『書き写しした魔導書です。大賢者研究室に寄贈します』

エレーヌが笑顔で言う

『それは良いね。全員が書き写しして、勉強になるね』

マルスが笑顔で言う

『リーベル、監視緩すぎますね・・・賢者を量産してしまいますね』

フローネが微笑みながら言う

『レズオス様も、マルス師匠がエリカに魔法を教えないようにしていたのに、魔法を教えたせいで、訓練場の壁を壊して怒られそうになっていました』

エレーヌが微笑みながら言う

『レズオス・・・知識は教えすぎたらダメですね・・・注意しないと』

フローネが苦笑いする

『もう手遅れです。エリカを研究会に入れました。エリカも、王妃様が両親にかなり嫌みを言ってくれて、親類から文句が言えないようにしてくれています』

『不治の病で追放などする方が悪いですね』

フローネが真剣に言う

『私も不治の病で実家に帰ってしまいましたけど』

リシリアが笑顔で言う

『あ!! そうでしたね・・・私も実力不足でしたね』

フローネが苦笑いすると、リシリアが笑い始める

『全部、エミールの努力のお陰だね』

マルスが笑顔で言う

『え? 私の? 何故ですか?』

エミールが苦笑いする

『エミールを治すために調べたからね。だから、不治の病の原因も全部解ったし、治し方も解ったからね』

マルスが笑顔で言う

『あ!! そうでした! 私が一番最初でした。あの時は辛かったです』

エミールが笑顔で言う

『そうでしたね。もう当たり前のようにしていますが、大発見と言っていた時が懐かしいですね』

フローネが微笑みながら言うと、みんな笑顔で頷いている


夜になると、キリシア達が戻ってくる

『どうだった?』

『ベガレセル本人だったよ!! 念入りにお仕置き追加しておいた』

キリシアが笑いながら言う

『人を不幸にした罪を償って貰います』

リリシャが微笑みながら言う

『オルセント王国は、正式にクライドルト王国に謝罪するそうです。魔工王国を独立させるので、それで謝罪代わりにするそうです』

メトリシアが笑顔で言う

『それは良かった。後は、オルフェスタ・ガゼルド王国に責任をとって貰おう』

マルスが笑顔で言う

『一気に王都で国王をお仕置きするよ!!』

キリシアが笑顔で言う

『早く行って、帰りましょうね』

リリシャが笑いながら言うと、全員が笑っている


翌日、準備をすると、シルフィード号とオルセント号が飛び立つ。後ろからクーレセス号とベアーズ号とエルシューティングがついてくる

『あの戦力と戦争するのか・・・絶対に戦いたくない』

国王が呟く

『リベリアの英雄・・・全部助けられましたが、自分達は何もしてないですよね』

王太子が苦笑いする

『それを言うな・・・重臣の裏切りにベガレセルの正体・・・何も気付かなかった・・・リベリアの英雄が英雄だから仕方無い』

国王が真剣に言う

『フフフ、セクラ頑張りなさい。マルス様の側室でも許しますよ』

王妃が笑顔で言う

『側室か・・・国の威信が無いが、仕方無いだろう・・・あの美人の集まりでは』

国王が真剣に言う

『認めてしまいましたね』

王妃が微笑みながら言う

『占領した領地で国を作って欲しいぐらいだ』

国王が真剣に言う

『クライドルト王国が許さないでしょう』

王太子が真剣に言う

『交渉するしか無いな』

国王が真剣に言う

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― 新着の感想 ―
[一言] 交渉しに行ったら、自分の国の土地さえ受けてくれないのに他国のなんて許さないと言うより、受けないから諦めろとか言われるんだね(笑)
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