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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
12章 近隣諸国とオルフェスタ・カゼルド王国
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魔工王国へ

マルスは、遺跡内を封印しながら紋様魔法と紋章魔法を書き直していくと、モデリングで壁を再生していく


研究施設内を調べ始めると、必要な魔導書と封印する魔導書に分けて、遺跡内に封印していく


『英雄様、聞き取りは終わりました。かなり怯えていましたので、簡単でした』

英雄騎士隊員が真剣に言うと、研究していた内容と、進捗情報を聞いていく

『マルス、どうしますか?』

リリシャが真剣に聞く

『解放かな? ここでの出来事を流布させよう。だけど、条件として、自分達が何者かは伝えないように』

マルスが笑顔で言う

『死霊と魔族に操られていたと解れば、国民は黙っていないですね』

フローネが真剣に言う

『正当性が無くなります。国が分裂する可能性もあります』

メトリシアが真剣に言うと、ヒストリアが真剣に聞いている

『ここをエルシューティングの寝床にすれば、この盆地に人は近付けないですからね』

マルスが笑顔で言う

『エルシューティングが生きていたのですか!!』

アーメリアが驚いている

『後で挨拶しましょう。町を脅してもらいましたから』

マルスが笑顔で言う

『マルスには驚かされます。まさか聖女、慈愛の女神と呼ばれるアーメリア様が目の前にいるとは、教会が知ったら、大慌てですね』

フローネが微笑みながら言う

『その様に持ち上げないでください、ただの家出娘です』

アーメリアが笑顔で言う

『クレシア様と話が合いそうですね』

フローネが笑いながら言う

『クレシア様? どの様な方ですか?』

『貴族ですが、貴族嫌いで、マルスの屋敷に居候しています。マルスの屋敷に居候している、料理好きな人だと思ってくださいと、いつも言う人です』

リリシャが笑顔で言うと、みんな笑っている

『会ってみたいですね』

アーメリアが笑顔で言う


捕らえた人達を解放すると、町中で魔族の事が拡がり、人々は急いで町を離れ、それぞれ王都や違う町に逃げていく


アーメリアは、クーレセスとエルシューティングと楽しそうに話し込んでいる。数日かけて、マルスは研究施設の周囲に岩山を作り、研究施設を魔法で瓦礫の山に変える


飛空艇で魔導書を読みながらバレルトリアの町に戻ると、セクラとルーセントが出迎える

『マルス様、ご無事で何よりです』

セクラが笑顔で言う

『バーレスカは倒したよ。後、魔族も一匹出てきたから、倒したよ』

マルスが笑顔で言う

『は? まままま魔族!!! 』

ルーセントが青ざめてフローネを見る

『リベリアの英雄と思いなさい。捕虜を解放して、もう拡がっていますよ』

フローネが微笑みながら言う

『解りました・・・リベリアの英雄ですから、仕方無いです』

ルーセントが諦めて呟く

『マルス様、どうしますか?』

セクラが真剣に聞く

『王都を襲っても面倒だから、魔工王国を攻めて、独立させようか?』

マルスが笑顔で言う

『はい、マルス様!!』

セクラが笑顔で言う

『簡単にはいかないと思いますが・・・このまま王都を攻めたら、包囲されるのは、こちらです・・・一度下がるのが良いです』

ルーセントが真剣に言う

『準備したら、出発だね。ついでに通り道全部、降伏勧告よろしくね』

マルスが笑顔で言う

『はい、任せてください!!マルス様』

セクラが笑顔で言うと、ルーセントが苦笑いする


数日後、マルス達は、魔工王国に向けて出発すると、オルフェスタ・ガゼルド王国軍は、飛空艇とドラゴンとワイバーンを見て逃げ出していく

『マルス師匠、戦いを挑まれません』

エミールが残念そうに言う

『後は王都だけど、抵抗してくれるかな?』

マルスが笑顔で言う

『不可能ですね。飛空艇だけでも脅威なのに、ドラゴンから竜騎士が現れたら、普通に逃げます。勝てる気がしません』

フローネが微笑みながら言う

『私の獲物!! どこにいる』

キリシアが大声で叫ぶ

『この魔導書、楽しいですから、戦いなんてどうでも良いです』

リリシャが微笑みながら言う

『リリシャ!! 毎日読みすぎ』

キリシアが大声で言うと、みんな笑っている


王都が見えてくると、シルフィード号は降下を始めると、エルシューティングが、優雅に飛んでいる


『大変です!! ドラゴンまで飛来しています』

オルフェスタ・ガゼルド兵士が慌てて報告する

『無理だ・・・降伏する』

太守が崩れ落ちて言う

『何故戦わないのですか?』

『ドラゴンに勝てる兵器も無い!! 虐殺されるだけだ!!』

太守が慌てて言うと、降伏の意思を示すように命令を出す


オルセント号が着陸すると、兵士達が取り調べに向かう、マルス達は飛空艇内で、ゆっくり魔導書を読んで過ごしている

『マルス、これからどうする?』

キリシアが真剣に聞く

『王都に乗り込んでも良いけど、住民の状況次第だよね。魔工王国も王族次第かな?』

『マルス師匠、もしかして、面倒になりました?』

メトリシアが笑顔で言う

『もうどうでも良いかな? このまま滅ぼしても面倒!!』

キリシアが笑顔で言う

『あ!! そう言えば、なんて言ったけ? 2国を騙した外交担当』

マルスが思い出して言う

『えーと、確か・・・ベガレセルでしたっけ?』

メトリシアが考えながら言う

『そんな名前だったよね。どうなったか知りたいよね。キリシアのお仕置き対象だからね』

『あーーー! 見つけたらお仕置き!!』

キリシアが笑顔で言う

『探してもらおう』

マルスが笑顔で言う

『この子達は・・・対象が見付からなかったら、自分達で調べるつもりでしょう・・・暇潰しのつもりですか?』

フローネが苦笑いして言う

『はい、フローネ先生。フローネ先生も、アーメリア様からいつも話を聞いてますよね』

マルスが笑顔で言う

『え? 歴史の聞き取りは大切ですよ!! 古代魔導王国の生き証人ですから!!』

フローネが笑顔で言う

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