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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
12章 近隣諸国とオルフェスタ・カゼルド王国
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研究施設とバーレスカ前編

オルセント王国の兵士達が戻ってくると、飛空艇は領主の館に移動する

『マルス様、兵士は完全に降伏しました。』

セクラが笑顔で言う

『リベリアの英雄相手に戦争するのは、不可能と解りました。まさか・・・魔導砲付きの魔導車だったとは』

ルーセントが真剣に言う

『本気でやり合ったら勝てない、と解らせたかっただけです。それに、被害も無く勝てて良かった』

マルスが笑顔で言う

『魔導車一台で、普通の町なら降伏するでしょう・・・大型ゴーレムを一撃で吹き飛ばし、ゴーレム200体を全滅させたのですから!』

『え? そんなにいました? ゴーレム達が戦いに慣れて良かったです』

エミールが笑顔で言う

『あの数相手したら、我が国の全戦力でも全滅します・・・それを4体のゴーレムで倒すなんて・・・どれだけ強いゴーレムなのか・・・』

ルーセントが苦笑いをしている

『そうですか? 魔法使ったら、瞬殺出来ますけど』

エミールが笑顔で言うと、みんな微笑んでいる

『は? ・・・あの数を魔法で倒せる?』

ルーセントが苦笑いすると、フローネを見る

『ルーセント、忘れたのですか? 王都で消し飛ばした魔法は、リリシャとエミールの2人分ですよ!』

フローネが微笑みながら言う

『え? 全員で放ったのでは無いのですか!!』

『マルスの弟子ですから、あのぐらい簡単にやりますよ。外で魔法練習したら、地形を簡単に変えてしまいます』

『アハハハ・・・冗談に聞こえないから、怖い・・・普通、こんな美人の少女が、ゴーレムを殲滅できるなんて思えません』

ルーセントが苦笑いしながら言うと、エミールが嬉しそうに微笑んでいる

『ルーセント、秘密にしてくださいね』

フローネが真剣に言う


マルス達は、魔法の研究所資料をクーレセス号に乗せて、準備を数日すると、飛空艇は、南に向けて出発する

『ルーセント様、マルス様達だけで、この戦争、終わらせてくれるのでしょうか?』

セクラがシルフィード号を見ながら言う

『セクラ姫様、どんな大軍でも、魔導兵器でも、リベリアの英雄を怒らせたら終わりだと、実感しています。』

ルーセントが真剣に言う

『マルス様ですから!! マルス様御武運を!』

セクラが真剣に祈るように言う

『セクラ様、マルス様を本当に好きなのですね』

『え! そそそそっそれは!! えーと、その、私は王女ですので!! そんなことは無いです!!』

セクラが慌てて、真っ赤になりながら言うと、ルーセントは、大笑いする

『ルルルルーセント様!! からかわないでください!!御父様には、絶対に秘密にしてください!!!』

セクラが大声で言う


マルス達は、研究所の有る町の地図を見ながら、町と研究施設が離れているのを確認する

『これなら、町は無視で良いですね』

リリシャが笑顔で言う

『魔導砲が無いから良いけど、研究施設近くだから、何が有るか解らないよね。魔族もいるかもしれないから』

マルスが真剣に言う

『魔族は倒す!!』

キリシアが笑顔で言う

『エルシューティングのブレスで町を脅して、戦意をくじいてから、研究施設を強襲しよう』

マルスが笑顔で言う

『使える物は使いましょう』

リリシャが笑顔で言うと、全員頷く


『愚かな人間!!! ここは我が根城人間は去れ!! 我がブレスで吹き飛ばされる前に!!』

エルシューティングが町の上を飛び着地すると、大きな声で怒鳴ると、炎を口に集めてブレスを町の上に放つと、熱風が吹き荒れる。そして大きな咆哮をする。町の中では、住民と兵士が大混乱に陥っている


『マルス、いくよ』

キリシアが笑顔で言うと、魔導車を研究施設の前に下ろす

『ゴーレムで門を破壊!! 新型ゴーレムを後方で待機』

マルスが笑顔で言うと、ゴーレム達が門を破壊する。兵士が逃げていく

『マルス師匠、どうしますか?』

エレーヌが真剣に聞く

『エレーヌ、ここの監視は任せたよ』

マルスが笑顔で言うと、魔導車を降りて、シルフィード号が着陸するのを待っている


『愚かな者達!! 我が自ら消し去ってやろう』

宙に浮く人が言う

『あれ!! バーレスカ!! 最悪の魔法を!! 時を止めている』

シリウスが叫ぶ

『時を止めている? 何故?』

『滅ぼせない!! 時を動かせないと・・・禁呪・・・そして、代償は、数万人の命・・・』

シリウスが言う

『悪役っぽい・・・』

マルスが呟く

『ファイヤーキャノン』

バーレスカが魔法を使うと、魔導車に当たり、魔力が魔導車に吸収される

『なんだ!! そうか・・・クリスタルスネークの鱗か・・・フハハハ!! 切り札か!! そんなもの無いに等しい!!』

バーレスカが大声で言うと、キリシアがワイバーンに乗り、槍で突くと、バーレスカは地面に落ちる

『中々の威力だ!! かつての竜騎士並みだな!! この体には効かない!!』

バーレスカが笑いながら言うと、マルスが接近して剣を振り抜く、バーレスカは、片手で受け止め笑みを浮かべる

『処刑の時間だ!! 痛みに苦しみ、死を懇願しろ!!』

バーレスカが言う

『シャドウスネーク』

黒い影が現れると、マルスに向かって伸びてくると、マルスは剣で弾きながら、かわしている

『中々良い動きだ!!剣士ごときで、我に傷つけられると思うな!!』

バーレスカが上機嫌で、次々とシャドウスネークでマルスを攻撃していく、マルスは闘気をまとい、次々と影の触手を斬り始める

『聖属性と光属性か・・・良い剣だ!!』

『シャドウアローズ』

黒い矢を10本空中に完成させると、マルスに飛んでいく。マルスは高速で避け、接近して剣を振ると、バーレスカは、素手で剣を受け止める

『我が僕にならないか? お前なら生かしてやろう』

『人の世界を滅ぼそうとする愚かな過去の栄光にすがる者のしたに?』

マルスが真剣に言う

『魔族も人もない!! 我は神になる!! 魔導王バーレスカを称えよ!! 我は全てを統べる偉大なる魔導王!! 従え』

バーレスカが自慢気な大声で言う

『愚かな魔導王? 自己満足の魔導王? それとも自信過剰の魔導王かな? 』

マルスが真剣に言う

『おのれ!! この人間風情が!! 地獄の苦しみを味わえ!!』

バーレスカが大声で言う

『図星? 慢心、過信は、体を滅ぼすよ』

マルスが笑顔で言うと、飛び退く

『おのれ!! 消滅しろ!! ファイヤーノヴァ!!』

バーレスカが手に炎を集めると、マルス目掛けて放つ。大爆発を起こすと、熱風が吹き荒れる。

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