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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
12章 近隣諸国とオルフェスタ・カゼルド王国
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竜騎士

日が昇り始めると、オルセント号に合流する

『マルス様、ワイバーンの奇襲、大丈夫でしたか?』

セクラが真剣に聞く

『大丈夫。ワイバーンも一緒に戦ってくれるよ』

マルスが笑顔で言うと、クーレセス号に乗っているワイバーンを見る

『え? 何!! 何故ワイバーンが!! マルス様!!』

セクラが唖然とワイバーンを見ていると、ワイバーン達もセクラを見ている

『かつて竜騎士と共に戦ったワイバーンだったみたいで、仲間になっちゃった』

マルスが笑顔で言う

『へ? 竜騎士様と? えーーーーーーーーーー!!』

セクラが大声をあげると、ルーセントが苦笑いしてフローネを探す

『ルーセント、理解しなさい。マルスに何を言っても仕方無いですよ』

フローネが苦笑いしながら言う

『師匠・・・無理です! ワイバーンが何故竜騎士と共に戦った事を知っているのですか?』

ルーセントが真剣に聞く

『それは・・・シルフィードに聞いてください』

フローネが苦笑いすると、シルフィードが現れる

『へ? ワイバーン!!』

セクラが大声あげる

『こやつらは、共に戦う。何か問題でも? 人間は面倒だな』

シルフィードが言う

『シルフィード様、竜騎士になれる人はいるのですか?』

セクラが真剣に聞く

『何を基準に竜騎士なのか?』

『え? 何を基準に・・・えーと、解りません』

セクラが苦笑いしてマルスを見る

『言葉より、ワイバーンが力を貸してくれるのは良いよね』

マルスが笑顔で言う

『あ!! はい!! マルス様!!』

セクラが笑顔で言う


マルスは部屋で鞍と手綱を作り始めると、ワイバーン達に取り付けながら着け心地を確認する。マルスは鞍と手綱に付与魔法を使い、完成する

『マルス、本気ですね』

フローネが苦笑いして言う

『本気ですけど、余裕を持って作りました。リリシャなら簡単に真似出来ます。』

マルスが笑顔で言う

『この子はこれで余裕が有ると言うのですね』

フローネが苦笑いすると、みんな真剣に鑑定している

『マルス師匠、完全に鞍は能力上昇で、手綱は対魔法防御優先です』

ミリアが笑顔で言う

『魔法攻撃に耐性が有れば、落とせないからね』

マルスが笑顔で言う


鞍の付加内容 軽量構造強化、体力強化回復、生命力強化回復、魔力強化増幅、身体能力強化、闘気強化

手綱の付加内容 軽量構造強化、毒耐性防御、麻痺耐性防御、精神魔法耐性防御、闇魔法耐性防御、魔法耐性防御


キリシアとルメイルとオルガーとオリスが、ワイバーンに乗り練習を始めると、シルフィードが助言して飛び回っている

『キリシア、どうだった?』

『マルス、楽しかったよ!』

キリシアが笑顔で言う

『キリシア様に付いていけませんでした』

オルガーが苦笑いして言う

『オルガー、無茶しても勝てない人には勝てないと解りましたか? 危ないから、競争は止めなさい』

オリスが真剣に言うと、オルガーが苦笑いしている

『我が主、みんな楽しかった様だ!』

シルフィードが言うと、ワイバーン達が喉を鳴らしている


シルフィード号は、西に向かうとオルフェスタ・ガゼルド王国領内に侵入する

『マルス師匠、軍隊です! 』

エビリアが真剣に言うと、みんな見ている

『魔導兵器がないね。だけどあの数は…攻められると面倒だから足止めするしかないね』

マルスが笑顔で言う

『お仕置きするよ』

キリシアが笑顔で言うと、マルスが飛空艇を飛び降りて、魔法で次々と眠らせていく


シルフィード号が着陸すると、みんな降りてきてマルスを見ている

『マルス、独り占め!! 私の分も残しておいてよ!!』

キリシアが笑顔で言う

『早く降りてこないから、全部眠らせちゃった。みんなで石の壁を作ってお仕置きね』

マルスが笑顔で言うと、アースコントロールで壁を作って、兵士達を中にいれ、オルセント号が到着するまでみんなでお仕置きをして時間潰しをしている


『マルス様、又捕虜ですか?』

セクラが真剣に言う

『攻められたら怪我人が出るからね』

マルスが笑顔で言う

『マルス様相手に戦争なんて不可能ですね』

セクラが諦めたように言う

『後は頼んだね。町に魔導兵器が有るみたいだから、潰してくるよ』

マルスが笑顔で言うと、兵士の隊長に説明させる。マルス達は、シルフィード号に乗って町に向かう

『マルス様・・・兵士達の為に一番危険な戦いに、御無事をお祈りします』

セクラが真剣に言う

『面倒だから押し付けられただけの様だけど・・・捕虜が増えすぎ・・・』

ルーセントが苦笑いして呟く


町に近付き降下を始めると、町から魔導砲が放たれる。シルフィード号のバリアに当たり、バリアが消滅する

『あんなに強力な魔導砲・・・どうやって魔力を集めているのだろう』

マルスが真剣に考え始める

『マルス、狙われている事を忘れてない?』

キリシアが苦笑いしていると、みんなマルスを見ている

『何発撃てるのかな?』

『え?どう言う事?』

『魔導炉が無いとすると、魔力をどうやって集めているのか解らないけど、消費が半端ないからね』

マルスが真剣に言う

『マルス!今はバリアが破られているのだから、危険です!!』

リリシャが真剣に言う

『シルフィード、残りのバリアも使ってね』

マルスが笑顔で言うとバリアが発動する

『マルス!! バリア1つじゃないの!!』

リリシャが真剣に言う

『3個有るよ、まだまだ余裕』

マルスが笑顔で言う

『リリシャ、今更だけどマルスの過保護はいつもの事!! やりすぎるけど』

キリシアが笑い始めると、魔導砲が放たれ、バリアに命中する

『威力が弱かったのかな? 破られなかった』

マルスが呟く

『バリア出力最大にしました』

シルフィードが真剣に言うと、そのまま魔導砲の方に飛んでいく

『あれ? 逃げ出している? もう撃てないのかな?』

マルスがモニターを見ながら言う

『魔力が集まっています』

エミールが魔導砲を見て言う

『早く撃たないかな?』

マルスが笑顔で言うと、魔導砲が3方向から放たれる。シルフィード号のバリアに当たり、バリアが破られるとシルフィード号に命中する

『マルス!! 全然余裕無いよ!! 当てられたでしょ!!』

キリシアが慌てて言う

『そうだね。シルフィード、被害は有ったかな?』

マルスが笑顔で聞く

『我が主、この外装に当たった所で、急激に魔力が補充されました・・・バリア張りますか?』

シルフィードが淡々と言う

『あ!! マルス師匠!! 外装クリスタルスネークの鱗です!! 魔力吸収ですか!!』

メトリシアが大声で言うと、みんな苦笑いしている

『え? あの盾と同じ? マルスのズル!!』

キリシアが大声で言う

『バリアが破られる程の魔法なら、外装に当たっても吸収するからね。闘気や物質攻撃では壊れると思うよ』

マルスが笑顔で言う

『魔導兵器相手なら、マルスに勝てる訳無いね』

リリシャが笑いながら言う


『あれ? あんな所に並んで、まだ抵抗するのかな?』

マルスが言うと、兵士達が列び棒を構えている

『あれは、小さい魔導砲? 無駄だと解らないのですか?』

メトリシアが言う

『兵士だから、降伏の2文字無いのかな?』

『マルス師匠、蹴散らしましょう』

メトリシアが真剣に言うと、高度を下げて真っ直ぐ進むと、兵士達は次々と魔導砲を放つが、バリアで全て弾かれると、シルフィード号は、そのまま壁にバリアをぶつけると、壁が崩れ落ちる

『これで理解出来たかな?』

マルスが呟く

『マルス、今思ったけど、飛んでいただけですよね』

リリシャが言う

『戦う必要が無いからね。言い訳は、飛んでいて障害物に当たっただけだよね』

マルスが笑い始める

『雑魚相手だから、どうでも良い!! 何か面白い物は無いかな?』

キリシアがモニターを見ている

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