表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
12章 近隣諸国とオルフェスタ・カゼルド王国
521/1407

オルセント王国

オルセント兵は、飛来した飛空艇を見て唖然と見ている

『国王陛下!! 大変です!! 正体不明の飛空艇が、オルフェスタ・ガゼルト王国軍を蹴散らしています』

騎士があわてて報告をする

『は? 飛空艇が!!何が起きているんだ!!』

重臣が怒鳴る

『飛空艇・・・気空挺では無いのか?』

国王が真剣に言う

『いえ!あの大きさ・・・似ていますが、リベリアの翼では有りません!!』

騎士が真剣に言う

『大変です!! 魔導兵器を破壊しているようです』

騎士が慌ててやってくると、国王が慌てて外を見る

『なんだ!!あれは人間の成せる力か!!あり得ない!!』

国王が遠くで壊れる魔導兵器を見ている


『あれは・・・リベリアの翼では無いです・・・マルス様』

セクラが飛空艇を見詰めながら言う

『作ったら、訪ねるか・・・作ったのか?』

ルーセントが苦笑いする

『魔導兵器も簡単に・・・』

セクラが壊され始めた魔導兵器を見ている

『あんな魔法・・・常識外だ・・・』

ルーセントが魔導兵器が倒されるのを見て呟く

『マルス様・・・・』

セクラが呟きながら真剣に見ている

『え!! 何!!今のは!!』

『魔法の威力か・・・魔導砲並の威力・・・リベリアの英雄か・・・師匠が言っていたのは、これか! リベリアの英雄の本気を見たら何が有っても信じるように・・・無理だ!!桁が違いすぎる』

ルーセントが頭を抱えて言う

『リベリアの英雄を怒らせたら、一国を滅ぼす・・・本当にやりそうです』

セクラが真剣に言うと、周囲の兵士が苦笑いする


オルセントの飛空艇の横にシルフィード号が着陸する

『マルス様!!』

セクラがマルスを見て叫ぶ

『セクラ姫様、約束通り、飛空艇を見せに、遊びに来ましたよ』

マルスが笑顔で言う

『マルス様、凄いです!! それに助けて頂いてありがとうございます』

セクラが真剣に言うと頭を下げると、周囲の人が全員頭を下げている

『あー、後でお仕置きするから、取り敢えずあの岩山の中に全員が投げ込んでくれたら嬉しいな、面倒だから』

マルスが笑顔で言うと、みんな笑い始める

『兵士達に伝えておきます』

セクラが真剣に言う

『殺したら面白く無いから、殺さないようにね』

マルスが真剣に言う

『セクラ姫様、御父様から親書を預かって来ました。預けますね』

メトリシアが笑顔で言うと、親書を手渡す

『メトリシア第2王女様も、来訪ありがとうございます』

セクラが真剣に言う


『ルーセント、解りましたか? 監視が必要な理由は』

フローネがルーセントに言う

『クライドルト王国国王陛下が、絶対に怒らせたら終わりだと言われた理由と、師匠が言った理由が解りました・・・古代魔導師が復活した様なものです』

ルーセントが苦笑いしながら言う

『人をなるべく殺さない様に戦ってあれです。殲滅するつもりなら、瞬殺ですね』

フローネが真剣に言う

『国王陛下に進言しておきます・・・絶対に怒らせない様にと』

ルーセントが真剣に言う


セクラが指示を出すと、王都から兵士達が出てきて、オルフェスタ・ガゼルド兵士を拘束していくと岩山の中を見て苦笑いしている

『これが・・・人の出来ることか?』

兵士が呟く

『全員魔法で眠らせて終わりか・・・それも囲いを作り逃げ出せない様に見張れなんて』

隊長が真剣に言う

『勝ったのですよね・・・全然実感が無いです』

兵士が呟く

『あの援軍強すぎる・・・何者か不明だが』

隊長が飛空艇を見て言う


マルス達はシルフィード号に乗り、王城にセクラの案内で向かうと、着陸する

『セクラ様、何が起きたのですか!』

騎士が慌てながら聞く

『国王陛下にお客様です。』

セクラが真剣に言う

『国王陛下が待っています』

『出来れば、私室で話したいと思いますので、伝えてください』

セクラが真剣に言うと、騎士が慌てて走っていく


マルスとリリシャとキリシアとフローネとメトリシアとヒストリアが、ルーセントとセクラの案内で歩いていくと、部屋に入る。国王と王太子と王妃が座っている。挨拶を終わらせる

『リベリアの英雄殿、この度の援軍ありがとうございます』

国王が真剣に言うと頭を下げる

『セクラ姫様に飛空艇を自慢に来たら、戦っていたから潰しただけです』

マルスが笑顔で言う

『後でたっぷりお仕置きをしておきますね』

リリシャが微笑みながら言う

『あのデカイの面倒!!』

キリシアが笑いながら言うと、国王と王妃が苦笑いする

『この子達はこう言っていますが、最初から、オルフェスタ・ガゼルドをお仕置きに来たのです』

フローネが苦笑いしながら言う

『セクラから聞いていたが、権力など、どうでも良いのか・・・謁見の間で有っていたら、重臣が青ざめるな』

王太子が真剣に言う

『はい、お兄様、マルス様を怒らせたら、その瞬間、この国は滅びます』

セクラが笑顔で言う

『こちらが御父様からの親書です』

メトリシアが微笑みながら差し出すと、国王が読み始める。王妃と王太子が見て、苦笑いする

『オルフェスタ・ガゼルド王国、やり過ぎたのか・・・それに兵器の出所や兵器の性質まで知ってから来たのでは、勝てる訳無いか』

国王が真剣に言う

『これだけの戦果、褒美を出さないと、国の威信が』

王太子が真剣に言う

『御父様、マルス様なら・・・飛空艇の残骸でまだ動く可能性の有る機体を下げ渡したらどうですか? 我が国に有っても、使えません』

セクラが真剣に言う

『クーレセス号なら良いな・・・あの飛空艇は、飛行石が生きている』

国王が真剣に考えながら言う

『え? 本当にくれるのですか!!』

マルスが笑顔で言う

『有っても修理は不可能だ・・・悔しいが、研究出来る者もいない』

国王が笑顔で言う

『後で返せと言わないでくださいね。マルス師匠なら直して使います』

メトリシアが笑顔で言う

『オルセントの翼、直せるか?』

王太子が真剣に言う

『見てみないと解りません』

マルスが笑顔で言う

『マルス師匠、もう新しい飛空艇の研究で頭が一杯になります』

メトリシアが笑顔で言うと、全員が笑い始める


マルス達が飛空艇に戻る

『御父様、逃げなくて申し訳有りませんでした』

セクラが真剣に謝る

『リベリアの英雄か・・・本当に欲が無い・・・親書通りなら、本当に世界征服出来ると思うが・・・空を飛びたいから飛空艇を作り、美味しいものが食べたいから、魔導具を作り、魔光石が欲しいから、魔導船を作ったなんて、報告では解らない事ばかりだ! セクラの言葉の裏付けも出来たが、重臣は信用しないだろう』

国王が真剣に言う

『先程の騎士の報告・・・全軍捕虜、数はおよそ2万人。桁が違いすぎる』

王太子が苦笑いする

『本当に凄いです』

セクラが笑顔で言う

『絶対に怒らせない様に・・・簡単についでに倒したと、言われてしまう』

国王が苦笑いして言うと、全員苦笑いする


国王は、家臣達にリベリアの英雄が助けに来た事を秘密にする様に言うと、近付く事を禁止する。そして飛空艇を引き渡す事を正式に発表する


2日間、マルス達は、オルフェスタ・ガゼルド軍をお仕置きをすると、オルセントの騎士達が青ざめながら監視している

『セクラ姫様、視察ですか?』

マルスが笑顔で聞く

『はい、本当に2万人のお仕置きをするなんて・・・寝てから苦しみながら起きるのは、何故ですか?』

セクラが真剣に聞く

『寝させたら、ナイトメアで悪夢を見る、起きている間に、ポイズンやパンシーで苦しむだけです』

マルスが笑顔で言う

『苦しみから逃げるにも、死ぬ前に回復魔法で回復ですか?』

『はい、色々な魔法の練習ですね』

マルスが微笑みながら言う

『これで、愚か者は死を懇願するのですね』

セクラが真剣に言う

『懺悔して、更正してくれれば良いけど、悪人には良い罰です』

マルスが笑顔で言う

『殺すより、怖いお仕置きですね』

セクラが真剣に言うとルーセントが苦笑いしている

『あ! マルス師匠、こいつから情報です』

メトリシアが男を浮かして持ってくると、必死にセクラに話している

『魔工王国に、重臣の裏切り者・・・有益な情報だな』

ルーセントが苦笑いする

『あの重臣・・・だから撤退戦を進言したの・・・』

セクラが考え込む


『お前達!! お仕置きを続けるか、あそこの騎士に有益な情報を明日の朝までに伝えて、降伏を許してもらうか考えるように!』

マルスが大声で言うと、転がっている兵士達が必死に騎士の前にいくと、必死に話し始める

『後は任せて、いいね?』

キリシアが笑顔で言う

『え? もしかして、この為のお仕置ですか?』

『後は騎士さんの実力次第だね』

マルスが笑顔で言うと、セクラが苦笑いしながら見ている


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] メトリシアはセクラに親書を預けてたけど! ココでメトリシアが親書を差し出してるけども?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ