王都攻防
飛空艇は、何度も突撃して盾型魔導兵器を破壊を試みるが、魔導砲によって飛空艇の下部はかなりの破損をしている
『セクラ様!! 推進装置破損!! もう制動を保てません!!』
兵士が報告をする
『魔導砲準備!! 全魔力で一矢報います!』
セクラが叫ぶように言う
『魔導砲充填します』
兵士が言うと、飛空艇の先端に魔力の光が集まる
『魔導砲放て』
セクラが言うと、飛空艇から線光が放たれ、盾型魔導兵器に命中すると、破壊して、地平線まで一直線に光が伸びる
『魔導炉停止・・・着陸します』
兵士が言うと、飛空艇は門の前に着陸する
『セクラ様、避難を!!』
ルーセントが真剣に言う
『捕らわれるなら自害します。皆さんは撤退してください』
セクラが近付く兵士を見ながら言う
『1人でも多く道連れにします』
兵士が笑顔で言うと、他の兵士も笑顔で言う
『全員死の覚悟は出来ています』
ルーセントが真剣に言う
『最後の足掻きを見せてあげましょう!!』
セクラが真剣に言うと、空を見ている
『セクラ様どうかしましたか?』
ルーセントが聞く
『何故でしょう? マルス様の事を思っていました・・・もう一度会えたら・・・いえ、会えるような気がします』
セクラが微笑みながら言う
『リベリアの英雄・・・最後の希望ですね』
ルーセントが呟く
『魔導砲、こちらに照準を合わせています!』
兵士が気が付き言う
『魔導砲・・・終わりですね・・・戦争しか役たたない物』
セクラが呟く
『マルス今の線光!!何?』
キリシアが雲に邪魔されている、左を見ながら言う
『魔導砲・・・オルセントの飛空艇だと思う!! 雲を抜けながら降下開始!! 全員戦闘準備』
マルスが真剣に言うとシルフィード号は、雲に突っ込み、抜けると眼前を王都と、包囲する軍隊を見付ける
『飛空艇発見!! 門外に着陸しています! それに一直線に焼けた跡』
エビリアが真剣に言う
『あの魔導兵器に、横から突撃!! 多分クリスタルスネークの鱗だ!』
マルスが真剣に言うと、スピードを上げながら降下していく
『マルス、あれ!! 光が集まっている』
キリシアが真剣に言う
『シールドでぶつければ、方向が変わる!』
マルスが笑顔で言うと、シルフィード号はそのまま突撃する。そして、バリアに当たり倒れると、魔導砲は隣の盾型魔導兵器に当たり吹き飛ぶ
『マルス、どうする?』
キリシアが笑顔で言う
『ちょっとあの兵器全部壊してくるね』
マルスが笑顔で言う
『独り占め?』
キリシアが笑顔で言う
『キリシア1人で一万人お仕置き出来る?』
マルスが笑顔で言う
『殲滅すれば良いね』
キリシアが笑顔で言うと、マルスと降りる準備をする。シルフィード号が旋回して兵器に近付くと、マルスとキリシアが飛び降りる
キリシアは、闘気をまとい、周囲の兵士を凪払い、突き進むと、盾型魔導兵器に渾身の一撃を放ち、一刀両断する
『硬い!! この!!』
キリシアが笑顔で言いながら、次々と魔導兵器を斬り始める
マルスは着陸するする
『スリープミストフィールド!』
マルスが最大範囲で魔法を放つと周囲の兵士が全員倒れる
『このまま、全員眠らせてから、魔導兵器を破壊するかな』
マルスが呟きながら突き進み、兵士達を眠らせていく
『相手は人間だ!! 構え!!一斉に撃て』
兵士の隊長が怒鳴ると、マルス目掛けて、線光が放たれる
『リフレクトバリア』
マルスが魔法を使うと、線光は全部反射されて、色んな方向に飛んでいく
『スリープミストフィールド』
『ナイトメアフィールド』
マルスが魔法を使うと兵士が倒れ悪夢に、苦しみだす
『パンシーフィールド』
兵士達は麻痺して、もがいている
マルスは盾型魔導兵器に近付く
『斬るのも面倒だね』
マルスが呟くとアースコントロールで倒していく
『マルス!ズルい!!斬るの面倒だからってそれはズル!!』
キリシアが笑顔で言いながら近付く
『これで10台処理終わったね、次はあの大軍かな?』
マルスが笑顔で言う
『雑魚しかいないから面倒!!』
キリシアが笑顔で言うと、オルフェスタ・ガゼルト王国軍が遠くに離れ始める
『撤退かな?』
マルスが見ながら言う
『何か出てきた!! ゴーレムかな?』
キリシアが笑顔で言う
『面倒だから、魔法で片付けようか?』
マルスが笑顔で言う
『リリシャ師匠、あれはゴーレムですよね?』
クレスタが笑顔で言う
『100体ぐらい、いますか? 人から離れたから、魔法で吹き飛ばしますね』
リリシャが嬉しそうに言う
『一緒に行きます』
エミールが笑顔で言う
『ほどほどにしておいてください・・・』
フローネが苦笑いする
『魔導兵器が役にたたないのを思い知らせて来ます』
リリシャが微笑みながら言うと、シルフィード号の外に出て近付いた所で
『ファイヤーバースト!!』
リリシャとエミールが全力で魔法を放つと、ゴーレムの集団を吹き飛ばして、跡形も無くなるのを確認する
『やっぱり容赦無いですね・・・その気なら、もうオルフェスタ・ガゼルド王国軍は全滅出来ていますよ』
フローネが呟く
『リリシャ!! 全部吹き飛ばすなんて!!』
キリシアが笑顔で怒鳴る
『面倒だから、周囲岩山にしてお仕置き開始する』
マルスが笑顔で言うと、オルフェスタ・ガゼルト王国軍の周りを走りながらアースコントロールで岩山を作っていくと、飛空艇からリリシャ達がスリープミストフィールドで兵士達を眠らせていく
マルスがキリシアを抱き抱え、シルフィード号に戻る
『マルスお疲れ様』
リリシャが微笑みながら言う
『お仕置きは後にして、挨拶を先にしようか?』
マルスが笑顔で言う
『お仕置きは後でたっぷりします』
エミールが笑顔で言うと、全員が笑い始める