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ゴブリン撃退後、追撃準備

ゴブリンを撃退したが、多くの怪我人を出していた

『ルメイル、大丈夫?』

『このぐらいの怪我など、怪我の内に入りません』

ルメイルはマルスに返事して

『重傷者から治療する必要がありますね』

『バタ』

その時、村人が数人倒れた

『大丈夫ですか?』

苦しみ呻き声がする

『毒か・・・・』

兵士の言葉にマルスは

『毒ですか?急いで治療しないと。直ぐに解毒薬を飲ませて治療を!!』

村人達は直ぐに解毒薬と薬草を集めて治療をし始める

『バタ』

後ろでルメイルが倒れる

『ルメイル大丈夫ですか?』

『かっ体に力が入らない・・』

『直ぐに解毒薬を!!』

村人が直ぐに解毒薬を飲ませてくれる

『他に、かすり傷でも怪我した人は解毒薬を飲んでください』

マルスは全員に言う

『マルス、これはどうしたのですか?』

リリシャがマルスに声をかける

『ゴブリンの武器に毒が塗ってあったみたいなんだ』

『私も手伝います』

リリシャは直ぐにルメイルに魔法を使う

『・・・・ポイズンリカバー』

淡い光がリリシャの手からルメイルの体に降り注ぐ、そして身体中に魔法をかける

『うっ痛みが消えていく』

ルメイルはリリシャを見つめながら

『ありがとうございます』

『まだ動かないでくださいね』

リリシャはそう言うと他の人にも魔法をかけて回る

『マルス師匠、私も役に立ちたい』

エミールがマルスに言う

『ポイズンリカバーの魔法は使える?』

エミールは首を振る

『馬車に魔導書があった筈だから探して来てほしい』

エミールは頷き、馬車に行く。キリシアも着いていく

『しかし、逃がしたゴブリンを退治しないといけないな』

ガシリオが言う

『直ぐに行動をしたいけど、この状態じゃ、村を守る人がいなくなるから』

マルスが答える

『確かにその通りだな。援軍が少し必要だな。領主に頼んでみるか?』

ガシリオの言葉に

『キリシアに相談しよう』

マルスはキリシアが戻って来るのを待ってキリシアと相談する

『必要だね』

キリシアは一言で言うとガシリオは直ぐに行動する

『兵士殿』

『ガシリオ殿如何しましたか?』

『明日の夜までにゴブリンを殲滅する必要があると思うのだが』

『その通りです』

『人手が足らないのだが領主殿に援軍は頼めないですかね』

ガシリオの言葉に兵士は

『わかりました。直ぐに領主様に話してみます』

そう言って兵士は直ぐに領主の元に向かう


『マルス師匠、魔導書持ってきました』

エミールはそう言って本をマルスに渡し、マルスは本をめくり、ポイズンリカバーのページを2人で読む

『詠唱と効果については理解できましたか?』

『はい!』

『詠唱を始めてください』

エミールは詠唱をしていく

『・・・・・ポイズンリカバー』

上手く発動しない

『詠唱中にしっかり毒の浄化のイメージをしていないよね』

『・・・・・ポイズンリカバー』

今度はエミールの手から光が出てくる

『出来たかな?』

『自分にかけてみて』

『はい!・・・・・ポイズンリカバー』

『大丈夫みたいだね』

『キリシアは掠り傷していたよね?』

『わかっていた?』

『エミールの魔法の練習させて』

『いいよ』

『・・・・・ポイズンリカバー』

『少しムズムズしていたのが消えた』

『・・・・・ヒール』

『ありがとうエミール』

キリシアが言うとエミールの目が輝く

『エミール、次はルメイルで試してみよう』

『はい!』

怪我した人を練習台にして魔法練習をしていく


翌朝、村人達は総出でゴブリンの死体を処理し始める

『この数に俺たちは勝ったのか・・・』

村人達は夜が明け、ゴブリンの死体を見て、改めて数の多さに息をのむ

そして、村外れを見た村人達は立ち尽くす

『なんだこの数は・・・・こんな数が攻めてきていたのか・・・』

『たった五人でこの数を全滅させたのか・・・・』

『それも1人も怪我しないで・・・』

『まさか、本当にルメイル殿が言っていた事は本当なのか?』

『リベリア最強のパーティーで3人で10層を突破した・・・・』

兵士は青ざめていた

『こんな村にこの数相手に勝つなんてあり得ない・・・領主兵士の精鋭が歯が立たなかった、ホブゴブリンやウィザードゴブリンを容易く倒すなんて・・・』

村外れは後にして、村の中のゴブリンを処分していく


昼過ぎ、兵士が戻ってくる

『ゴブリンを追撃すると言うことだが、どの辺りにいるか見当はついていますか?』

領主兵士はガシリオに聞くと

『足跡と血の跡を追えば良い』

『どのぐらいの数がいると思っているか?』

『最低でも後50匹位だろう?』

ガシリオの言葉に兵士の顔は青ざめる

『50だと!!そんな数がいるわけがない!!!』

兵士は驚きと怒りをあらわにする

『村外れを見れば、どのぐらいの数が昨晩攻めて来たか分かるだろう。多すぎて、まだ手がついてないからな』

ガシリオの言葉に兵士達はついていく。そして見た光景に言葉を失う

『・・・・・』

『どうしたのかな?言っている意味は理解できたか?』

『バカな!こんなところにこの数は・・・』

『ゴブリンが夜になり、再び攻めてくる前にある程度倒さないとどうなるか予想はついたか?』

『こんな数・・・もし突破されていたら・・・領主の館に攻められたら・・・勝てない。本当に昨晩だけで』

『若い兵士に聞けばわかるだろう』

ガシリオの言葉に若い兵士は同意して説明する

『わかった・・・・領主にも伝令が必要だな』

『早速、追撃の準備をしないか?』

ガシリオが言うと同意して直ぐに追撃に向かう準備する


『しかし、あの数。そしてホブゴブリン・・・』

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[気になる点] 『まさか、本当にルメイル殿が言っていた事は本当なのか?』『リベリア最強のパーティーで3人で10層を突破した・・・・』兵士は青ざめていた ルメイルが話していたことを嘘と思い信じていなか…
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