シルフィード号とリベリア
シルフィード号は、リベリアに向かって出発する準備をしている
『マルス師匠、本当に自分達も連れていって貰えるのですか?』
オルガーが真剣に言う
『オルガー、オリス、イース3人は、飛空艇の警備を任せるよ、それに騎士達で裏切る者がいた時、後方で守りも必要だからね』
マルスが真剣に言う
『はい!頑張ります』
オルガーが笑顔で言うと、イースとオリスが真剣に頷く
『マルス殿、英雄騎士隊から、20名ケニス殿が選んだ、者達です』
ヘルトが笑顔で言うと、騎士達が並んで来る
『もし言う事聞かなかったら、放り出すからね』
キリシアが笑顔で言う
『はい!! 槍の女神キリシア様!!』
騎士達が笑顔で言う
『槍の女神は余計!!』
キリシアが苦笑いして言うと、全員乗り込む
シルフィード号は、上昇すると、リベリアに向かって出発する。翌朝リベリアが見えてくると降下して門に近付く
『え!! 英雄様!! お帰りなさい!! 』
門番が驚きながら叫ぶ
『着陸場所どこか無いかな?』
マルスが大声で聞く
『え!! 大きすぎます!! 領主様に確認しますので、自由に飛んでいてください』
門番が叫ぶと、馬が走っていくと、シルフィード号は屋敷に向かいながら飛んでいる
『マルス、家には着陸出来ないですね』
リリシャが苦笑いしながら言う
『どこか着陸出来ないなら、門外に着陸かな?』
マルスが真剣に呟く
『あ!! フローネ先生です』
エミールがフローネを見付ける
『驚いています!!』
ミリアが笑顔で言うと、みんな笑顔で見ている
兵士の案内で領主の館に着陸する
『デカイ!!』
ウイントレスが笑顔で叫ぶと、周囲を見ている
『ウイントレス、驚いた?』
キリシアが笑顔で言う
『乗せてくれ』
『みんな来たらね』
『楽しみだ!!』
ウイントレスが笑顔で言うと、じっくり見て回る
『あ!!お兄ちゃん』
レディナが笑顔でマルスに抱き付く
『レディナ、飛空艇シルフィード号だよ』
マルスが笑顔で頭を撫でながら言う
『お兄ちゃん凄い!!』
レディナが笑顔で言う
『本当に作ったのですね』
フローネとリシリアが微笑みながら来る
『先生、作成しました。もう少し改造すると思います。』
マルスが笑顔で言う
『マルスの夢の船・・・本当に実現してしましたね』
フローネが外周を見ながら言う
上昇後、ゆっくり遊覧飛行をする
『ウイントレス様、これは御父様からの手紙です』
メトリシアが手紙を手渡すと、内容を確認して、ため息をする
『フローネ、すまないが・・・英雄殿のお目付け役頼みます。警備隊から、護衛10人付けます』
『本当に忙しいのですから・・・ルーセントに会ってきます』
フローネが微笑みながら言う
『は? ルーセントどこに?』
ウイントレスが驚きながら声をあげる
『魔法王国オルセントで、宮廷魔術師になっていましたね・・・ウイントレスは、恨まれていますよ』
フローネが微笑みながら言う
『そうなのか・・・えーと・・・会ったら、伝えて欲しい・・・何時でも訪ねてきて欲しいと』
ウイントレスが真剣に言う
『ふふふ・・・ウイントレス、伝えておきます。ウイントレスが反省していると』
フローネが微笑みながら言う
『後は、レズオスか・・・・どこにいるのだろうか・・・』
ウイントレスが真剣に呟く
『は? レズオスなら今、王都にいますよ』
フローネが苦笑いする
『は? 王都に? 何故!!』
『ガベラス王国宮廷魔術師でしたけど、追放されて、帰ってきた所、マルスの屋敷に居候しています。可愛い婚約者と一緒に幸せそうですよ』
リリシャが微笑みながら言う
『マルスの屋敷に? 報告は誰からも聞いてない!! クレシアも知っているのだろうに・・・』
『もう知っていると思っていました』
フローネが微笑みながら言う
『のけ者か・・・クリスも帰ってこない』
ウイントレスが寂しそうに言う
『クレシア様にべったりですからね、王妃様の公認の居候ですから』
リリシャが微笑みながら、説明を始めると、フローネが笑い始める
『誰に似たんだ!!』
ウイントレスが大声で言う
『ウイントレスの若い頃にそっくりですよ』
フローネが笑いながら言うと、ウイントレスが苦笑いする
『ウイントレス、飛空艇着陸場所作って欲しいな』
マルスが笑顔で言う
『それなら、あの場所を好きにして欲しい、リザードの時に約束した所だ!』
ウイントレスが瓦礫が積まれている場所を見て言う
『帰ってきたら、作るか・・・広いから、研究室と訓練場も作れるね』
マルスが微笑みながら言う
『訓練場は絶対だからね!!』
キリシアがマルスを真剣に見て言う
『フフフ・・・魔法訓練場忘れない様に』
リリシャが微笑みながら言う
『もう構想を始めましたね・・・魔法学院の研究室と同じ設備を作るつもりですね』
フローネが微笑みながら言う
『屋上に飛空艇発着設備で、下に色々作った方が良いですよね』
マルスが考えながら言う
『クリスが帰ってくるぐらいの、設備を頼む』
ウイントレスが真剣に言うと、みんな笑い始める




