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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
12章 近隣諸国とオルフェスタ・カゼルド王国
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メーレス来訪

海兵が慌ててやってくる

『アルクオドール様、海上に交易船です!』

海兵が慌てて報告する

『交易船がどうしたのですか?』

アルクオドールが疑問に聞く

『ヘルゼレス王国の紋章を掲げています! 交易船より、外交特使と思った方が良いです!!』

海兵が真剣に言う

『え? 外交・・・ヘルト様、どうしますか?』

アルクオドールが苦笑いして言う

『海兵を向かわせて、確認を・・・休みなのに、外交が2国から・・・』

ヘルトが苦笑いする

『ヘルト、頑張ってくださいね』

クレシアが笑顔で言う

『少し行ってくる』

ヘルトが苦笑いしてから、アルクオドールと港に向かう


海軍の軍艦が戻ってくると、1人の女性と数人の者が一緒に降りてくる

『クライドルド王国へようこそ、アーメルド伯爵アルクオドールです』

アルクオドールが笑顔で言う

『メーレス・ヘルゼレスです。この度は、外交の特使として参りました。アルクオドール伯爵様、ルキア様との婚約おめでとうございます。』

メーレスが笑顔で言う

『ありがとうございます』

アルクオドールが驚きながら言うと、ヘルトが苦笑いしている

『交易の約束はございませんが、出来れば交易品の交換等して頂けたら幸いです』

メーレスが笑顔で言う

『船の入港は、今はまだ出来ませんので、海上で行う事になりますが、よろしいですか?』

アルクオドールが真剣に言う

『急な来訪なので、国王陛下にお目通り後で構いません』

メーレスが笑顔で言う

『まさか、メーレス様が自ら来られるとは思いませんでした。妹から聞いてましたが、行動力有りますね』

ヘルトが苦笑いしながら言う

『妹様?』

メーレスが疑問に聞く

『申し遅れた。ヘルト・クライドルド王太子だ! メトリシアが世話になった』

ヘルトが挨拶をする

『これは、ヘルト様が何故こちらに?』

メーレスが驚いて聞く

『休暇に来ていたが、休暇の方が忙しい』

ヘルトが苦笑いする

『休暇の所、お会いして頂きありがとうございます』

メーレスが笑顔で言う

『外交は重要だ! 来訪の歓迎をするが、マルス殿に会いに来たと言わないでくれ』

ヘルトが笑顔で言う

『え!! マルス様に・・・えーと、それはーーその』

メーレスが赤くなって恥ずかしそうにしていると、重臣が苦笑いして耳打ちする

『取り乱して申し訳ありません』

メーレスが苦笑いすると、領主の館に向かう


歓迎のささやかな昼食会を開く

『席が多いけど、他にも招待を?』

メーレスが呟くと、扉が開きマルス達が入ってくる

『マルス様!! お久しぶりです』

メーレスが笑顔で言う

『メーレス姫様お久しぶりです。まさかクライドルドまで来られるとは思いませんでした』

マルスが笑顔で言う

『アントの討伐も終わり、国内が安定してきましたので、友好国に訪問に来ました』

メーレスが笑顔で言う

『本当にそれだけですか?』

メトリシアが微笑みながら聞く

『え? それだけです』

メーレスが苦笑いすると、考え込み

『実は嫁ぎ先を探すのも、今回の訪問の理由の1つです。アントの件で、公爵家との縁談が破談になりましたから、候補を広げる為です。リリシャ様の御兄様にも会いましたが、中々柔軟で良い方ですね』

メーレスが笑顔で言うと、ヘルトが笑い始める

『人間性は良いですね。リリシャに何も言い返せないのが良くないですが』

クレシアが微笑みながら言う

『太守なのに領民を幸せに出来るか、心配です』

リリシャが笑顔で言う

『また査察に行きますか?』

メトリシアが笑顔で言う

『良いですね。行きましょう』

クレシアが笑顔で言う

『クレシア、査察に行くと簡単に言わないでくれ』

ヘルトが真剣に言う

『何か問題でも? 英雄殿の護衛付きで、国内ですよ』

クレシアが微笑みながら言う

『友好国の使者の前で言うことでは無いだろう』

ヘルトが苦笑いする

『大丈夫です。口は堅そうなので、仲良く出来そうです』

クレシアが笑顔で言う

『こちらの方は?』

メーレスが苦笑いして聞く

『マルス様の屋敷に居候中の料理好きな人です』

クレシアが笑顔で言う

『またか』

ヘルトが苦笑いする

『居候中の?』

メーレスが苦笑いしてマルスを見る

『権力嫌いの人だと思ってください』

マルスが笑顔で言う

『そうですね』

クレシアが笑い始める

『色々な方がマルス様の周りにいらっしゃるのですね』

メーレスが真剣に呟く

『訳有りも沢山いますね』

マルスが考えながら言う

『マルス殿の屋敷は、本当に訳有りが多いです』

メトリシアが笑顔で言う

『そんなに訳有りが多いのですか?』

メーレスが真剣に聞く

『貴族の令嬢だった人が何人いる? 王家からマルス殿の元に集まった人材も』

ヘルトが苦笑いして言う

『それは私の事ですか?』

ケニスが笑顔で聞く

『侍女からカミラ達まで・・・ここに居るほとんどが訳有りだと思うが・・・』

ヘルトが真剣に考えながら言う

『家に帰らない人や追放された人が多いですね』

クレシアが笑顔で言うと、みんな笑い始める。

『リリシャ様以外にも、貴族の方がいらっしゃるのですか?』

メーレスが真剣に聞く

『それぞれ事情が有るので、それ以上は内緒でお願いします』

リリシャが微笑みながら言う

『はい、リリシャ様』

メーレスが真剣に言う


マルス達は、気空挺で王都に向かうと、英雄騎士隊が護衛しながら、使者は王都に向かう

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