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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
12章 近隣諸国とオルフェスタ・カゼルド王国
510/1407

アーメルドで休日

翌朝、沖合に数隻の船団が現れると、魔導船の方に向かってくる

『マルス殿、今、海軍が確認の為、向かいましたが、もしもの時の為に、戦闘準備してもよろしいですか?』

ゼオンがモニター越しに真剣に言う

『ヘルトがそっちに行くから、判断して貰って』

マルスが真剣に言うと、みんな双眼鏡で船を見ている

『マルス師匠、あの紋章は、リオンド・ベクラード王国の船ですが、帆が破れています』

メトリシアが真剣に言う

『交易の交渉に来たのかな?』

マルスが呟く

『国家間の問題なので、関係ないですね』

リリシャが微笑みながら言う

『ヘルトに頑張って貰おう』

キリシアが笑ながら言う

『ヘルト御兄様も、休んでいられないですね』

メトリシアが笑ながら言う


海軍の軍艦が船に横付けして確認してから、戻ってくると、海兵がヘルトに詳細を伝えると、ヘルトが苦笑いしながら聞いている


『キリシア殿、隣国からの交易の交渉に来た交易船と使者でした』

ヘルトが苦笑いしながら言う

『それがどうしたの?』

キリシアが笑顔で言う

『えーと、このまま入港は難しいので、海上で待機して貰うことになるのですが、船が破損もしているので、長く持ちそうも無いです』

ヘルトが苦笑いしながら言う

『私達には関係有りません! 海軍に頑張って貰えば良いです』

キリシアが笑顔で言う

『そうですよね・・・休みだから、使者は王都に・・・自分も帰らないと』

ヘルトが苦笑いしている

『ヘルト御兄様、魔導船に近付かせる訳にはいかないですよね』

メトリシアが真剣に言う

『そうだな・・・アーメルドの沖合に停泊して貰うしか無いか』

ヘルトが苦笑いしながら言うと、ヘルトは海兵に指示をすると、海軍の船が船団に向かい、アーメルド方向に先導を始める


食堂に向かうと、ヘルトとクレシアが待っている

『英雄殿、アーメルドに戻って貰っても良いですか?』

ヘルトが真剣に言う

『休みは返上?』

キリシアが笑顔で言う

『仕方ないです。早い判断も必要です』

ヘルトが真剣に言うと、クレシアが微笑んでいる

『見付からない様に、夜中に造船所に入れば良いかな?』

キリシアが真剣に聞く

『準備して、遠回りして先回りした方が良いかな?』

マルスが笑顔で言う

『出発準備しますよ』

リリシャが微笑みながら言う

『高速の船旅楽しみですね』

クレシアが微笑みながら言う

『マルスの本気が見られるね』

キリシアが笑い始めるとヘルトが苦笑いしている

(どのぐらいで着くのか・・・)


魔導船は、出航準備を始めると、沖合に向かって進み始める

『ゼオン、船の監視をお願いします』

マルスが笑顔で言う

『全方向を監視します』

ゼオンが真剣に言うと、監視室の海兵達は双眼鏡で全方向監視を始める

『スクリュー全開!! 両側推進装置全開!!』

マルスが笑顔で言うと、魔導船は速度をあげ始める

『我が主、この魔力の使用量は、魔導炉の容量をオーバーするぞ』

シリウスが慌てて言う

『予備の魔導炉から供給開始』

マルスが笑顔で操作する

『我が主・・・ここまで予想の範囲内なのか』

シリウスがマルスを見ている


日が暮れる前に、アーメルドの港が見えてくると、速度を落としながら、造船所に向かう

『これが船の速度か?』

ヘルトが苦笑いしている

『ヘルト、外交の使者より早く、アーメルド伯爵に相談をしてきてくださいね』

クレシアが笑顔で言う

『わかった』

ヘルトが真剣に言うと、船の外に向かう

『ヘルト、ちょっと待ってね』

マルスが笑顔で言う

『どうかしたのか?』

『ついでに、アーメルドの町で御飯に行ってくるからね』

マルスが笑顔で言うと、クレシアが微笑みながら来る

『楽しみですね』

クレシアが笑顔で言う

『え? クレシアも食べに行くのか?』

ヘルトが苦笑いする

『勿論です! アーメルドの美味しいお店、楽しみですよ』

クレシアが笑顔で言うと、キリシア達がやってくる

『もしかして、急いでいたのは、美味しい御飯が食べたかったのか?』

ヘルトが苦笑いしている

『はい、色々な料理を食べるのも、料理を作るのと同じぐらい好きです。』

クレシアが笑顔で言う

『クレシア様と食べに行くのは、大変勉強になります』

アニーが笑顔で言う

『マルス師匠、ゼオンさんに監視は任せてきました。管制室の鍵もしてきました。』

エミールが笑顔で言うと、監視室からゼオンが笑顔で見ている

『レスリアさんも一緒に行きましょうね』

マルスが見送りに来た、レスリアに言う

『マルス様よろしいのですか?』

レスリアが驚いている

『クレシア様とクリスちゃんの護衛ですよ』

マルスが笑顔で言う

『すぐに用意してきます!』

レスリアが慌てて言うと、ゼオンに許可を貰いに行く


ヘルトは上陸すると、領主の館に向かう準備をしていると、馬車がやってくる

『英雄殿、急な帰還、何か有りましたか?』

アルクオドールが真剣に聞く

『アルクオドール、リオンド・ベクラード王国の外交の使者が来た。すぐに打ち合わせをしたい』

ヘルトが真剣に言う

『リオンド・ベクラード王国の使者が!! どうして急に』

アルクオドールが驚いている

『アーメルドとカーレスト諸島で交易をしたいと、親書も貰っていたが、こんなに早く使者が来るとは思ってなかった』

ヘルトが真剣に言うと、詳細を説明する

『アーメルドとしては、交易は良いことですが・・・少し驚いています。』

アルクオドールが真剣に言う

『信頼関係が出来るまで、海上で交易が良いが・・・用意が出来てない』

ヘルトが真剣に言う

『すぐに重臣達と相談します』

アルクオドールが真剣に言うと、ヘルトも馬車に乗り領主の館に向かう


マルス達は、以前行った店に行く

『席は空いてますか?』

キリシアが笑顔で聞く

『申し訳有りません、少しお待ちください』

店員が真剣に言うと、奥に入ってから戻ってくる

『少し狭いですが、あの二つのテーブルでよろしいですか? それならすぐに案内できます。』

店員が言う

『良いですよ』

キリシアが笑顔で言うと、別れて座ると料理を注文する


料理を待っていると、隣のテーブルにクロウとレイリストが座るとマルス達を見て驚いている

『あ!! クロウ、久しぶり』

キリシアが笑顔で言う

『キリシア様、こんな所でお会いするなんて思いませんでした。』

クロウが笑顔で言う

『クロウのお勧め、有ったら教えてね。追加で頼むから!!』

キリシアが笑顔で言う

『はい、新しい料理が出ましたので、是非食べてください』

クロウが笑顔で言う

『席が狭いから、一緒に食べよう』

キリシアが笑顔で言うと、店員が驚きながらやってくる

『クロウ様、お知り合いで?』

店員が真剣に聞く

『父が、会ったら問答無用でアーメルドの町を案内してこいと、言うぐらいのお客様です』

クロウが笑顔で言う

『そんなに凄い・・・人なのですか!』

店員が驚きながら奥に行くと、次々と料理が出来上がり、運ばれてくると、みんな美味しそうに食べ始める


食べ終わると、代金を払い、帰ろうとする

『お客様、本日は御来店ありがとうございます。本日の料理は如何でしたか?』

料理人が笑顔で言う

『本当に美味しかったです。どの様な調味料を使っているか知りたいぐらいです。』

クレシアが笑顔で言う

『料理に興味が?』

料理人が笑顔で言う

『趣味で料理をしています』

クレシアが笑顔で言うと、料理人と料理話を始めると、アニーも一緒に聞いている


『料理長、そろそろ料理を』

店員が苦笑いして言う

『あ!! このぐらいで、また今度時間が有る時に来店をお待ちしています』

料理人が笑顔で言うと、店の扉が開いて、ヘルトがやってくる

『もしかして、遅かったか?』

ヘルトが苦笑いすると、後ろでアルクオドールが微笑んでいる

『今、帰る所ですよ』

クレシアが笑顔で言う

『残念だ』

ヘルトが苦笑いする

『ヘルト、一人で食べて帰る?』

キリシアが笑顔で言う

『クレシア・・・ダメか?』

ヘルトが苦笑いしている

『仕方無いですね』

クレシアが微笑みながら言う

『店員さん、もう少し占領しても良いですか?』

マルスが真剣に聞く

『もう料理の仕込みが出来ているのが有りません・・・御領主様大変申し訳ありません』

アルクオドールを見て青ざめながら、頭を下げる

『ヘルト、残念でしたね』

クレシアが笑顔で言う

『仕方無い・・・』

ヘルトが残念そうにしている

『帰ったら、シャークのステーキなら仕込みしてあります』

アニーが笑顔で言う

『私も御一緒してもよろしいですか?』

アルクオドールが笑顔で言う

『アルクオドールならいつでも歓迎するよ』

キリシアが笑顔で言うと、店員が青ざめながらキリシアを見ると、キリシア達は造船所に帰っていく


『クロウ様、あの方は本当に何者なのですか?』

店員が青ざめながら言う

『お得意様です。以前領主様と婚約者様と来店しましたよ』

クロウが笑顔で言う

『あーーーーーー!! あの時の!!』

店員が苦笑いする

『また来店しますよ』

クロウが笑顔で言う


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