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ゴブリン迎撃

日が暮れ、村外れで迎え撃つ為に、順番に休息を取りながら待機している

『本当にゴブリンは来るのかな?』

『来なければ来ないでいいけど、来るのならば早く来てほしい』

『確かに早く来てほしいですね』


『あ!見つけた』

夜闇に紛れながら、小さい影がこちらに向かって来ている。月明かりに武器が見える

『間違いない、予定どおり迎撃するよ』

キリシアとマルスは準備する

『数が多い』

キリシアの言葉に、皆、目をゴブリンに向けた

『作戦変更。リリシャ、エミール、後方から魔法攻撃、マルスは突撃して』

リリシャと、エミールと、マルスは直ぐに行動を開始する

ゴブリンの密集している箇所にリリシャがファイヤーストームを放ち、火の柱が現れる。そしてキリシアとマルスは突撃する


キリシアはゴブリンに槍を突き刺し、そのまま振り、ゴブリンを別のゴブリンにぶつける。とどまらず、一匹ずつ確実に倒していく。ゴブリンは奇声を上げながら次々と向かってくる

『グォー』

大きなゴブリンがキリシアに襲いかかる。周囲のゴブリンごと棍棒で振り払い、ゴブリンは吹き飛ぶ。キリシアはかわし、ゴブリンに槍を突き立てる

『あのゴブリン大きい・・・』

キリシアは呟く

大きなゴブリンはお構いなしで棍棒を振り回す。キリシアは避けながら槍で突くが、深くは傷をつけられない。傷つけられたことに大きなゴブリンは怒り『グガァー』奇声を上げながらキリシアに棍棒を振り回し、突撃する

キリシアはこん棒をかわし、膝を突き刺す。そして直ぐに間合いをとる。再び棍棒をかわし、今度は腕に突き刺す。そしてまた間合いをとる。棍棒を投げつけてくるがかわし、大きなゴブリンの頭を貫く。大きなゴブリンは動かなくなる

そしてキリシアは他のゴブリンに向かっていく


マルスはゴブリンをスレ違いざまに一匹ずつ切り裂き、倒していく。大きなゴブリンを視界に捉え、接近する。大きなゴブリンはマルス目掛けて突進する。そして棍棒を振り回し、マルスに叩きつける。マルスは避けて懐に入り、片腕目掛けて剣を振り上げる。片腕を斬り飛ばす

『ギャグァーー』大きなゴブリンは奇声を上げ、片腕で棍棒を振り上げて振り下ろす。マルスは後ろに避ける。大きなゴブリンはそのまま片腕でマルスを捕まえる為に飛び付いてくるが、マルスはかわしながら、首目掛けて剣を振るい飛び上がる

首を両断して『ドン』っと音と共に首は地面に転がる

マルスは直ぐに他のゴブリン共を斬り裂きながら突き進む


リリシャは近づいてくるゴブリンをファイヤーストームで焼き払い、それでも接近するゴブリンにファイヤーアローを連射して次々と焼き払う。エミールもアクアカッターを次々と放ちながら近づかせない。大きなゴブリンが突撃してくる。リリシャは直ぐにファイヤーストームを放ち、焼き払うが、大きなゴブリンは炎に囲まれながらも歩みを止めない

『え?』

リリシャは直ぐにファイヤーボールを放ち『バーン』と音と共に爆発する。大きなゴブリンは半身を吹き飛ばされながら、棍棒を投げつける。リリシャは棍棒をかわし、ガシリオがエミールを抱え、避ける。大きなゴブリン目掛けてストーンアローを放ち、頭を潰し、トドメを刺す。

そして向かってくるゴブリンを次々と焼き払っていく・・・・

そして動く影が無くなるまで戦い続けてゴブリンを殲滅した。


ルメイルと村人達は火に照らされた方角を見て

『ゴブリンが襲ってきたようですね』

『自分達も行った方が良いのでは?』

村人達の言葉にルメイルは

『貴方達は戦いに慣れていません、もし行ったら足手まといになります』

村人は納得できない

『しかし子供に戦わせているだけなんて・・・』

ルメイルは

『子供だけど、リベリアの迷宮に3人で10層以上に潜るリベリア最強のパーティーですから、行くだけ足手まといになります』

『え?最強のパーティー?』

ルメイルの言葉に村人は驚きルメイルをみる

『訓練においても、警備隊20人相手に1人で戦い、警備隊を全員叩きのめす人がいますし・・・』

『来たぞー』

後ろからゴブリン発見の声が聞こえた

『応戦しましょう』

ルメイルは走りだし村人の前に出る

『一対一で戦わず、数人で確実に倒してください』

『わかった』

村人達は武器を持ち、迫るゴブリンとの戦いが始まった。ルメイルは一匹ずつ確実に倒していくが、兵士2人は中々倒せずに村人達の援護でやっと倒している

『まずい、数が多い。合図を鳴らせ』

ルメイルは直ぐに判断して叫ぶ

近づくゴブリンを確実に仕留めるが、火の玉がルメイル目掛けて飛んでくる。そしてかわさずに剣で切り払うが、爆発の影響で後ろに転ぶ

『魔法だと・・』

ルメイルは直ぐに立ち上がり、ゴブリンを迎え打つが、ゴブリンがいきなり集中的に襲ってくる。反撃するもゴブリンの勢いは収まらない。そして火の玉が迫ってくる


『カンカンカン』

合図が鳴り響く。そしてマルスは後方に下がり

『リリシャ、ここは任せる。自分は後ろに行ってくる』

マルスの言葉にリリシャは

『無茶しないでね』

返事を聞くと一気に加速して村人達の方に走る

そして火の玉がゴブリンの後ろから放たれそうになっているのを見て、更に加速する。そして火の玉を剣で切り裂き、周りを確認して

『ルメイルさん、大丈夫?』

『何とか・・・』

ルメイルはマルスを見て苦笑いしながら答える

『火の玉を切った・・・』

後ろから声がする

マルスは一気にゴブリンを斬り裂き始める。そしてその手の剣は輝きが増していく。再び火の玉が飛んでくるが、そのまま突き進み、火の玉も切り裂き、周りのゴブリンを切り裂く

『態勢を整えて防御に徹してください』

マルスは周りに聞こえる様に叫ぶ

そして遠くに見える火の玉を作っているゴブリンに突っ込み、火の玉を切り裂き、ゴブリンの胴に剣を振るう。そして杖ごと胴を真っ二つに斬り、転がった上半身の頭に剣を突き立てる

残ったゴブリンは逃げ出す


逃げ出すゴブリンを見ている村人達はただ見送っている

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― 新着の感想 ―
[一言] 『カンカンカン』合図が鳴り響く。そしてマルスは後方に下がり『リリシャ、ここは任せる。自分は後ろに行ってくる』 前に突出し過ぎだね。殲滅より村の防御が目的だということを忘れてる。
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