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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
12章 近隣諸国とオルフェスタ・カゼルド王国
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魔族と天空の城 後編

キリシアとマルスは、魔族の触手の攻撃を防ぎながら、隙を伺っている

『ここまでやるか・・・これならどうだ!!』

魔族が叫ぶと、触手が減ると地面から黒い魔物が現れ、マルスとキリシアに襲いかかる


キリシアが影の魔物を槍で凪払うと、キリシアに触手が迫ると、マルスの剣が触手を斬り裂く

『これで終わりだ』

魔族が高笑い始めると、バリアの外にヴァンパイアが6体現れる

『ヴァンパイア!!ズルい!!』

キリシアがヴァンパイアを見て叫ぶと、魔族が満足そうに笑みを浮かべる


ヴァンパイア達は、リリシャ達に襲いかかり始める

ケニスはヴァンパイアを横に斬り裂くと、頭から両断する。ヴァンパイアは音も無く灰になって崩れ落ちる


ルメイルは、ヴァンパイアに接近すると、ヴァンパイアの爪をかわしながら片腕を斬り落とす

『人間め!!』

ヴァンパイアが後退りしながら、叫ぶ

『シャイニングボール』

ミリアの魔法が当たると、ヴァンパイアの上半身が吹き飛ぶと、音もなく灰になって崩れ落ちる


ヴァンパイアがメトリシアに接近すると、ヒストリアが闘気を、纏い斬り付ける。ヴァンパイアは、爪で受け止める

『シャイニングボール』

メトリシアの魔法が命中すると、ヴァンパイアの胴体が吹き飛び、音もなく灰に変わる


エミールにヴァンパイアが接近する

『ウエイトフィールド』

エミールが魔法を使うと、ヴァンパイアが床に倒れる

『ポイズン』

『パンシー』

『スタン』

ヴァンパイアが苦しみながら、目が赤く輝く

『ダメですよ』

エミールが微笑みながら杖で頭を殴り、ヴァンパイアが転がると、エミールが容赦なく杖でボコボコに殴り始める

『シャイニングアロー』

ヴァンパイアの片腕を消し飛ばす

『にぃーーん・・・げん』

ヴァンパイアが苦しみながら呟く

『セイントファイヤー』

エミールが聖なる炎でヴァンパイアを焼き始めると灰になり崩れ落ちる


エビリアにヴァンパイアが突撃してくる

『バリア』

エビリアが魔法でヴァンパイアの攻撃を防ぐ

『シャイニングボール』

クレスタが横から魔法を放つと、ヴァンパイアの頭が消し飛ばすと、音もなく灰になり崩れ落ちていく


リリシャにヴァンパイアが接近する

『シャイニングバースト』

リリシャが魔法を放ち、ヴァンパイアに当たると、血珠が地面に落ちて消し飛ばすと、魔法はバリアに当たり、物凄い衝撃波が中に伝わる


『何だ!! あり得ない!! ヴァンパイアが、瞬殺だと!!』

魔族が叫ぶ

『ズルい!! 私にもヴァンパイア出してよ!!』

キリシアが笑顔で叫ぶ

『キリシア、独り占めしないでよ』

マルスが笑顔で言う

『は? この人間、怖くないのか?』

魔族が呟く

『早く次出してよ!!』

キリシアが槍を構えながら言う

『ばばばっ馬鹿な!! 何故だ!!人間ごときが!!』

魔族が後退ると、影の触手が一斉にキリシアに向かって伸びるとキリシアは必死に槍で応戦している

『ギャァーーー』

魔族が悲鳴をあげるとマルスが剣で腕を斬り飛ばすと、腕は影の触手が巻き付き、元の位置に戻っていく

『何故だ!! 人間の剣士ごときが!!』

魔族が叫ぶ

『キリシア、助け必要?』

マルスが魔族を無視してキリシアに聞く

『面倒!! マルス倒して!!』

キリシアが叫ぶ


『剣士ごときが!!』

魔族が睨むと周囲に黒い魔物が現れ始める

『セイントファイヤーテンペスト』

マルスが魔法を放つと、魔族の周囲に白い炎の玉が次々と発生し、魔族目掛けて次々と命中していくと黒い魔物と影の触手も次々と消滅していく

『残念!!魔法使いの剣士だね』

マルスが笑顔で言うと、魔族は跡形も無く、床まで溶解して消える


『マルス!! 反則!!』

キリシアが笑いながら言う

『マルス、今の魔法、後で教えてね』

リリシャが微笑みながら言うと、みんな笑い始める

『変な触手が無かったら、相手にならないぐらいだったかな?』

マルスが笑顔で言う

『マルスのズルだから仕方無いね。気になったけど、結界って何処に有るのかな?』

キリシアが真剣に聞く

『遥か東に魔族の大陸が有ると伝承が有ります』

メトリシアが真剣に言う

『いつか魔族の親玉を倒しに行けば良いね』

キリシアが笑いながら言うと、みんな笑い始める


レッサーデーモンを焼き払うと、マルス達は崩れた通路の奥に向かい、隠された通路を見付けて進む

『護りの水晶です』

メトリシアが笑顔で言うと、周囲を調べる

『マルス、触る?』

リリシャが真剣に言うと、マルスが触れるとマルスは意識を失う


『ホホホホホホ、天空の城への道を開けたぞ』

白髪のじいさんが笑いながら言う

『どうやって行くの?』

『飛空艇を探せ!この近くに封印してある! 天空の城の封印は解かれた! 人生楽しめよ』

マルスの周囲に光が集まり、マルスに吸い込まれていく


マルスが目を覚ますと、リリシャが心配そうに見ている

『マルス、大丈夫?』

リリシャが真剣に聞く

『大丈夫だよ』

マルスが微笑みながら言うと、立ち上がり、床と壁の紋様魔法と紋章魔法を直していく


壁を調べていると、隠し部屋を見付ける

『本が有るね。それに何だろう?』

マルスが水晶を真剣に見ると、触れてみる

『我を呼び覚まし者よ、何者だ』

水晶から声が聞こえると、みんな興味津々に見ている

『水晶さんこそ、何者ですか?』

マルスが問いに問いで返す

『我こそは、偉大なる魔導王様に仕える者だ』

水晶から声がする

『魔導王に仕えていたんだね』

マルスが微笑みながら聞く

『貴様こそ何者・・・いや・・・この魔力、そうか・・・やっと現れたか・・・新たなる主よ』

水晶から声がする

『名前は有るのかな?水晶さん』

マルスが微笑みながら聞く

『魔力を分けてくれれば、形は変えられる! 手をかざして魔力を分けて欲しい』

マルスが水晶に触れると、魔力を送り込む

『これで姿は変えられる』

水晶から声がすると、周囲の金属屑を纏い狼の形に変わる

『狼が好きなの?』

マルスが微笑みながら聞く

『我は狼の魂から作られた。シリウスだ! 我が主よ』

『何が出きるの?』

『我が使命は、主を守ることだ! 勿論飛空艇の守護者達と意志疎通も出来る』

シリウスから声が聞こえる

『飛空艇が無いから、まだ必要ないね』

『飛空艇が無い!!・・・本当だ誰も答えない』

シリウスが驚いている

『シリウスは天空の城の守護者も解るの?』

『その通りです』

『天空の城の鍵だね』

マルスが微笑みながら言う

『我が主の為に、尽くす事を誓う』

シリウスが頭を下げながら言う


『マルス、触って良いのかな?』

リリシャが真剣に聞く

『良いぞ』

シリウスから声がすると、リリシャが触る。みんなも触る

『我が主はこんなに妻を娶るとは、良いことだ!!』

シリウスが嬉しそうに言う

『まだ結婚してないけど』

マルスが苦笑いすると、みんな真剣にマルスを見ている

『何故じゃ!! 我が主!! 妻候補は誰じゃ!!』

シリウスが慌てた様子で言う

『まだ17歳だからまだまだ早いよ』

マルスが苦笑いする

『まだ若いのか・・・仕方無い』

シリウスが納得すると、みんな残念そうにする


マルスは封印しながら戻り、瓦礫を元に戻すと遺跡を出る

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[気になる点] 狼の魂からシリウス? この後のストーリーで、ドラゴンってあったのに
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