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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
12章 近隣諸国とオルフェスタ・カゼルド王国
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エレストリアクレイス王国

夜になると、国王が来訪する

『英雄殿、レセナは元気にしてますか?』

国王が心配そうに聞く

『元気ですけど、1人で寂しい様です。1人では、町中も出掛けにくいですから』

メトリシアが真剣に言う

『そうですか・・・今は仕方無いが、良い嫁ぎ先が有れば良いが、簡単には見付からないと思う』

国王は考えながら苦笑いする

『そうですね・・・嫁ぐにしても、相手がいないと、許嫁はいないのですか?』

『今回のスパイダーで亡くなりました、数年は国内も危険ですが、実は東のバゼルノアス王国が戦争の準備をしています』

国王が真剣に言う

『大丈夫なのですか?』

メトリシアが驚いている

『スパイダーの時、援軍も出さず何の支援もしてくれなかったが、従属しなければ、攻めると言ってきました』

国王が真剣に言う

『後ろにオルフェスタ・ガゼルト王国がいるかも知れないですね?』

マルスが真剣に聞く

『可能性は有りますが、防衛を準備するしか有りません』

国王が真剣に言う

『話したと言う事は、国王陛下に伝えて欲しいのですね』

メトリシアが真剣に言うと、国王は真剣に同意している


国王が帰ると、メトリシアがリリシャとキリシアに説明をする

『面倒!! オルフェスタ・ガゼルト王国許せない!!』

キリシアが言う

『面倒なのは、魔法王国も魔工王国も押されている事だね、全軍でこちらに来られたら、どれだけの被害が出るか解らない』

マルスが真剣に言う

『人が相手だと、簡単に殲滅は出来ないですね』

リリシャが真剣に言う

『手加減が面倒!! マルスが一緒だと、ゆっくり出来ない!!』

キリシアが真剣に言う

『マルスだから仕方無いですね』

リリシャが微笑みながら言う

『キリシアもリリシャも自分のせいにするなんて』

マルスが苦笑いして言うと、キリシアとリリシャが笑い始める

『マルス師匠、どうしますか?』

メトリシアが真剣に言う

『今は、何も出来ないから、遺跡探索してから帰ろう・・・騎士とリベリア警備隊隊員に頑張って貰おう』

マルスが微笑みながら言う

『マルス師匠がやる気を出した?』

メトリシアが笑顔で言う

『迷宮に潜りついでに、ちょっと鍛えるだけだよ』

マルスが笑顔で言う

『わかった!! 全員地獄まで突き落とす』

キリシアが笑顔で言う

『鎧に掠られて、気合い入ったのかな?』

マルスが笑顔で言う

『マルス!! やり過ぎ!! 鍛練が楽しくなるけど』

キリシアが笑顔で言う

『キリシア、喜びすぎですよ』

リリシャが微笑みながら言うとメトリシアが笑いだす


2日間、町中を観光しながら過ごして、遺跡に向かい、探索を始める

『マルス、誰か入ったのかな?』

キリシアが真剣に言う

『そうだね。外に焚き火の跡も有ったから、何か有るかもね』

マルスが真剣に言うと、キリシアとルメイルが慎重に進むと、一番奥で人の話し声が聞こえてくる


『男が6人? それに何をやっているのだろう?』

キリシアが覗いて呟く

『ん? あれは何かの魔道具?』

マルスが真剣に見ていると、男達が壁や床を魔道具で何かをしている


『ここにも無いか! 護りの水晶への道は・・・』

男が真剣に言う

『あの遺跡では、見付かっただろ? やっぱり崩れているあの奥か・・・掘るのは難しいな』

男が呟くとマルス達のいる方に向かって歩きだすと、通路の奥に歩いていく

『無理だな・・・新しい兵器を作るにも古代魔法王国の魔導書が欲しいが、仕方無い』

男が苦笑いしながら言う

『手ぶらで帰ったら、どうなる?』

『仕方無いから、あの遺跡の封印を解く方法を探すしか無いだろう・・・魔族のクソも役にたたないからな・・・ここも調査する為に送り込んだ魔族が消えたからな』

『魔族を倒せる人等いるのか?』

『リベリアの英雄か・・・クライドルトの遺跡に魔族が向かったから、じきに動けなくなるだろう、その間に軍が突破して倒してくれるさ』

男が笑いながら言う


『マルス、やる?』

キリシアが真剣に言う

『殺さないでね。情報を聞き出したいからね』

マルスが笑顔で言うと、キリシアが微笑みながら歩いていく

『誰だ!!』

男達がキリシアに気が付いて叫ぶ

『どこの国の兵士?オルフェスタかな?』

キリシアが笑顔で言う

『貴様、何者!!』

『オルフェスタ嫌いな冒険者ですよ』

キリシアが笑顔で言うと、接近して凪払うと、男たちは吹き飛ばされ気絶する


『ルメイル、鎧や服も脱がして、拘束してね、持ち物を調べたいからね』

マルスが笑顔で言うと、ルメイルとケニスが拘束を始めると、マルスが持ち物を調べ始める

『マルス、これは・・・探知の魔道具?』

リリシャが真剣に聞く

『そうみたいだね。この紋章はオルフェスタ・ガゼルトだね』

マルスが紋章を見て言う

『間違いないです。お仕置きですね』

メトリシアが笑顔で言うと、リリシャ達がお仕置きを始めると、知っている内容を聞き出す


『マルス師匠、早く帰った方が良いですね』

メトリシアが真剣に言う

『魔族と手を結ぶなんてね。魔族なら文字も解るからズルいね』

マルスが笑顔で言う

『マルスがそれを言いますか? ズルはマルスの専売特許では無いですよ』

リリシャが笑顔で言うと、みんな笑い始める

『6個目と7個目の場所が解ったから良いけど』

マルスが笑いながら言う

『マルスにワザワザ教えに来てくれた様で良かったです。それに研究施設の場所まで教えてくれるなんて、親切ですね』

メトリシアが微笑みながら言う

『オルフェスタ・ガゼルトの情報も沢山貰えてラッキーだね』

マルスが笑顔で言うと、男達は涙を流しながら苦しんでいる

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