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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
11章 オテリオス王国
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魔道具貸出し

ハルドとアーセルが帰ると、マルス達は国王とヘルトに会いに行く。王妃と前国王も集まる

『マルス殿、オテリオス王国の件、今後どの様になりますか?』

国王が真剣に聞く

『何か有れば、救援要請が来ると思いますが、住民の怒りが相当溜まっています』

マルスが真剣に言う

『その通りだな・・・外交担当に連絡を密に取る様に伝えてある。何か有れば伝える』

国王が真剣に言う

『離宮の宝物庫に、クリスタルスネークの鱗と水晶結晶を預かって欲しいです』

マルスが真剣に言うと、メトリシアが詳しく説明を始める


『重大な物・・・これで武器を作り、戦争を・・・離宮の宝物庫であれば間違いない!この鍵を奪われ無い限り、簡単には盗まれないと言う事だな!』

国王が真剣に言う

『念の為、金庫も作りますね・・・絶対壊されない様に頑張ります』

マルスが笑顔で言う

『マルス、作るの手伝いますね』

リリシャが微笑みながら言うと、全員苦笑いしている


『それと、隣国の遺跡と、ゴブリンが発生した遺跡の再調査をしたいのですが、良いですか?』

マルスが真剣に聞く

『南東の国は確認が必要だが、エレストリアクレイス王国と国内は問題ないだろう。レセナ王女に確認は必要だ』

国王が真剣に言う

『南東の国か・・・外交担当が怠慢しているから、外交担当を送ったついでに、探索すれば良い! 山の中だからな』

前国王が笑顔で言う

『何故遺跡探索を?』

王妃が真剣に聞く

『必要な物が有るのですが、探しています。時間が無かったので探索が出来てないから探したいと思っています。それが揃えば、魔導炉完成に近付きます。』

マルスが笑顔で言う

『魔導炉!! まさか本当に・・・飛空艇も作れるようになるのか?』

『残念ながら、飛行石がまだ作れません』

マルスが苦笑いする

『過去の飛空艇を直せるのですか?』

王妃が真剣に聞く

『可能性はあります。まだまだ努力が必要ですけど』

マルスが笑顔で言うと、リリシャが微笑んでいる

『やはり・・・魔法研究院潰して正解だな』

国王が真剣に言うと、全員笑い始める


マルス達は屋敷に帰ると、ヘルトと騎士が一緒に同行する。クレシアとエミールとエレリアとメリカと打ち合わせを始める

『騎士ウォールターと申します。今回の魔道具の貸出し担当になります。クレシア様の護衛も兼任します』

『確かロイドの知り合いだったよね。南東の遠征についてきたような』

マルスが微笑みながら聞く

『はい、それも有って、押し付けられました。』

ウォールターが苦笑いする

『信用が出来る人が少ないから、仕方無い! 文官など使い者にならない!!』

ヘルトが真剣に言う

『取立てだけ出来れば良いですからね』

マルスが笑顔で言う

『こちらが今回の新しい魔法のランプです』

エミールが出して、説明を始める


『250個も有るのですね・・・全部貸出し出来るのだろうか?』

ウォールターが苦笑いする

『すぐだ! 下手したら、騎士団が100個ぐらい借りるだろう!』

ヘルトが笑顔で言う

『こちらが光属性の探知魔道具です。魔力補充だけは忘れない様に』

マルスが笑顔で言う

『門と巡回の騎士に持たせます』

ヘルトが笑顔で言う

『あとは、町中に魔力補充の店を用意しないとね』

マルスが思い出して言う

『魔力補充の店ですか?』

ウォールターが真剣に聞く

『数が増えれば、必要になります。魔法使いの小遣い稼ぎですね』

マルスが笑顔で言うと、エミールが説明する

『宮廷魔術師や魔法師団が補充するより、貴族相手なら必要ですが、人集めが大変です』

ウォールターが苦笑いする

『魔法学院の生徒が喜んでやってくれると思います。』

マルスが笑顔で言う

『マルスの生徒なら全員やりますね。それに、卒業して行く宛の無くなった魔法使いが修行の為にやりますね』

リリシャが微笑んでいる

『王都内の商人や貴族に貸出ししたら、専属の魔法使いも必要だけど、治安を考えると、騎士の詰所の隣とか空いてないかな?』

マルスが笑顔で聞く

『調べる必要が有りますが、中々見付からないと思います』

ウォールターが真剣に言う

『何でも屋に聞いてみましょう。良い物件が有れば買いましょう』

リリシャが微笑みながら言うと、マルスも頷く


『最後に貸出し料金の打ち合わせですが、ヘルト様より、毎月銀貨5枚で本当に宜しいのですか?』

ウォールターが真剣に聞く

『クレシア様に任せた!』

マルスが笑顔で言うと、みんな笑い始める

『銀貨5枚で、無くしたら、金貨100枚とします!どこまでも取り立てます、そして気に入らない人からはすぐに引き上げます!良いですね』

クレシアが笑顔で言う

『クレシア様の好きで良いです』

マルスが笑顔で言う

『マルス様、本当に銀貨5枚なのですか?年間で金貨6枚なんて安すぎます』

メリカが真剣に言う

『そうかな?材料も魔石も自分達で取って来た物だから、いくらでも良いよね』

マルスが笑顔で言う

『年間金貨1500枚になりますね。使いきれません』

リリシャが微笑みながら言う

『あ!! そうです・・・凄いです!!』

メリカが青ざめている

『メリカの小遣い、どのぐらい欲しい?』

マルスが笑顔で聞く

『え?マルス様、私に小遣い等要りません!養って貰っていますので・・・娼婦にされないだけ嬉しいです!』

メリカが真剣に言う

『クエリスさんから貰うようにしてね。金貨100枚ぐらいは用意しておくね』

マルスが笑顔で言うとヘルトが微笑んでいる

『マルス様!!そんな大金要りません!!この屋敷に住めるだけで幸せです!!』

メリカが大声で言う

『この屋敷は良いですよね。自由で、部屋も綺麗で、厨房も気に入っています。魔道具だらけで、王宮より素晴らしいです』

クレシアが笑顔で言う

『それを言ったら、アリシアどうにかしてくれ! 王女が居候して、王宮に帰ってこない・・・生活費も全部マルスに養って貰っている状態だ!!』

ヘルトが真剣に言う

『生活費? 何の事でしょう?』

クレシアが真剣に聞く

『え? もしかして、クレシアも・・・』

ヘルトが苦笑いしている

(生活費の意味が解らないなんて・・・何も言えない)

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[一言] 『銀貨5枚で、無くしたら、金貨100枚とします!どこまでも取り立てます、そして気に入らない人からはすぐに引き上げます!良いですね』 無くしても、金貨100枚払えばよいのなら、売ったら金貨数…
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