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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
11章 オテリオス王国
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国境の町後編

ケニスが目を開けると、マルスに抱き抱えられている

『ケニスはキリシアを頼むね』

マルスが笑顔で言う

『ママっマルス師匠!!』

ケニスが慌てて周囲を見ると、頭から地面に突っ込んでいるクリスタルスネークを見付ける。ケニスを下ろして、マルスはクリスタルスネークに接近すると、クリスタルスネークは暴れながら周囲を見渡している。マルス目掛けて噛み付きに来ると、かわしながら闘気を纏った剣で斬り、キリシアの傷付けた切り口から大きく斬り裂く、クリスタルスネークは尻尾をマルスに叩き付けると、マルスは高速でかわし、水晶結晶の付近を切り裂いて肉片を切り取り、闘気の剣で持ち上げて離れる


ルメイルはキリシアを助けようと瓦礫をどかし始める

『ルメイル、退いて』

リリシャが真剣に言う

『レビテーション』

瓦礫を次々と退かしていくとキリシアを見付ける

『キリシアは?』

マルスが近付くとキリシアを見る

『大丈夫・・・あのデカブツ反則・・・』

キリシアが苦笑いしながら言うと、リリシャが回復魔法を使い始めると、マルスは肉片を焼き払い、炭の中から水晶結晶をイースが拾い袋に入れる


騎士達が走ってくる

『英雄様、大丈夫ですか?』

『何とかね。疲れたから、こいつの解体と、12匹倒した奴もお願いね』

マルスが笑顔で言う

『え? 解りました』

騎士が苦笑いすると、騎士達が周辺を探索し始める


『気空挺も来ました』

ケニスが笑顔で言う

『キリシア、気空挺でゆっくり休んでね』

リリシャが微笑みながら言う

『え? 回復魔法でもう大丈夫!』

キリシアが大声で言う

『ダメです! 重傷です! 休みなさい』

リリシャが真剣に言う

『嫌!!』

キリシアが真剣に言うと、みんなが降りてくる

『キリシア師匠、大丈夫ですか?』

ミリアが心配そうに言う

『大丈夫!!』

キリシアが真剣に言う

『ダメです! 絶対安静です!! みんなで看病しましょうね』

リリシャが笑顔で言う

『はい! リリシャ師匠』

エビリアが笑顔で言うと、リリシャにレビテーションで浮かされ、みんなに連れられて気空挺に入っていく

『マルス師匠、ありがとうございました』

ケニスが真剣に言う

『油断はダメだよ。慌てすぎたね』

マルスが微笑みながら言う

『キリシア師匠が心配で油断しました』

ケニスが苦笑いする

『後は任せて、ゆっくり休もう』

マルスが笑顔で言うと、気空挺に乗り込み、休むことにする。騎士に気空挺で寝ることを伝え、気空挺に乗ると、気空挺は上昇する


キリシアは、どうやって倒されたか、リリシャから詳しく聞く

『一番の反則はマルスだ!!』

キリシアが真剣に叫ぶ

『マルスの反則はいつもの事です』

リリシャが微笑む

『次は1人で倒す!!』

キリシアが真剣に言う

『キリシア師匠、ゆっくり寝てください』

ミリアが笑顔で言うと布を持ってくる

『その前に着替えましょうね。大分汚れています』

リリシャが微笑みながら言う

『え?・・・わかった』

キリシアが苦笑いすると、着替え始める

(リリシャの言う事だけは、聞かないと・・・無理矢理全員で着替えさせられる)


『マルスは?』

キリシアが真剣に聞く

『操舵室に行きましたが、今の格好で呼びますか?』

リリシャが着替え途中のキリシアを見て言う

『別に気にしないよ。可愛い弟だから』

キリシアが笑顔で言う

『きききっキリシア師匠!!ダメです!!』

ミリアが真剣に言う

『それはダメですね』

リリシャが微笑むとミリアを見ている

『着替えたら呼んできてね』

キリシアが笑顔で言うと着替え終わる


操舵室に向かう

『キリシア師匠、大丈夫ですか?』

エミールが真剣に聞く

『大丈夫! マルスは?』

『疲れたから、寝るために倉庫に向かいました』

エミールが笑顔で言うとキリシア達は倉庫に行く

『あっ! もう寝ている』

キリシアが言うと、マルスとオルガーとイースとオリスが寝ている

『キリシア様?』

オリスが眠そうに言う

『起こしちゃった? ゆっくり寝てね』

キリシアが微笑みながら言う

『はい、ありがとうございます。キリシア様も怪我は大丈夫ですか?』

『大丈夫! じゃあゆっくり休んでね』

キリシアが笑顔で言うと、戻っていく

『マルスの寝顔、変わらないね』

リリシャが微笑みながら言う

『可愛いよね・・・マルスはマルスだね』

キリシアも微笑んでいる


マルスが起きると、操舵室に行く

『マルス師匠、おはようございます』

クレスタが微笑みながら言う

『大分寝ちゃったみたいだね』

マルスが朝焼けに染まる外を見ながら言う

『それだけ疲れていたですよね?』

『かなり消耗していたのかな?』

マルスが苦笑いして言うと、クレスタが真剣に見つめている

『長時間魔力で筋力強化は、消耗が激しすぎます。だからもっとゆっくりしていてください』

クレスタが真剣に言うと、マルスは苦笑いしながら座る

『この頃、闘気ばかり使っていたから、筋力強化の持続の練習も必要だね』

『マルス師匠、無理はしないでくださいね』

クレスタが微笑みながら言う



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