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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
11章 オテリオス王国
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国境の町

数日後、町が見えてくる

『このまま進みますか?』

エミールが笑顔で聞く

『あのデカブツ倒さないと危ないから、ここで待っていて』

マルスが笑顔で言う

『マルス、予定通り城門から入ろう』

キリシアが笑顔で言うと、気空挺は着陸する。騎士団と合流する


キリシアとリリシャとマルスとルメイルとケニスとオルガーとオリスとイースは気空挺を降りて、城門に向かって歩き出すと、気空挺は上昇していく


城門に到着すると、壊れた門から中を覗く

『マルス、気配は?』

キリシアが真剣に聞く

『まだ居ないかな? 地中の中は解らないけど』

マルスが真剣に言うと、騎士達が城壁の上に上がり、マルス達は町中を進むことにする

『キリシア! 発見したけど、13匹いるね』

マルスが真剣に言う

『あっちがデカブツだね』

リリシャが真剣に言う

『キリシア、デカブツ引き付けてくれるかな? その間に成るべく多くの雑魚を片付けるから』

マルスが真剣に言う

『わかった!! 任せなさい!!』

キリシアが笑顔で言う

『ルメイルは、キリシアの援護ね、ケニスはルメイルを援護しながら、キリシアの援護もお願いね』

マルスが真剣に言う

『はい、マルス師匠』

ケニスが真剣に言うと、ルメイルは頷いている

『リリシャ、倒して肉片にしてから水晶結晶を取り出してね』

マルスが笑顔で言うと、マルスは闘気を纏い、走り出す

『え! 速い!!』

オルガーが驚いている

『マルスが本気だしたね』

キリシアが笑顔で言うと、リリシャが追いかけ始める


マルスは、クリスタルスネークを見付けると、闘気を纏った剣で斬り付ける。水晶結晶の辺りを切り出して後ろに投げ飛ばす。リリシャが魔法で焼き払うと、水晶結晶をイースが箱にしまう

『凄い・・・一瞬で倒した』

オルガーが呟くと、マルスは走り出している


キリシアは、大きなクリスタルスネークを見付ける

『デカイ!!』

キリシアが近付こうとすると、大きなクリスタルスネークがキリシア目掛けて飛び付いてくる

『危な!!』

キリシアは慌てて避けると、闘気を纏った槍で斬り付けるが、弾かれる

『固すぎる!!』

キリシアが呟くと、クリスタルスネークの尻尾がキリシアに向けて叩き付けられる。キリシアは飛び退くと尻尾は建物に当たり建物が崩れる

『このーーー!』

キリシアが叫ぶと、クリスタルスネークが噛み付きにくる。キリシアは闘気を纏い、槍で突くと、クリスタルスネークの目を貫き、クリスタルスネークは暴れだし、近くの建物にぶつかり、建物が崩れる

『危ない!!』

キリシアが慌てて逃げ回る


マルスは、崩れる建物を見て苦笑いする

『暴れたら面倒だね』

マルスが呟くと、クリスタルスネークの肉片をリリシャの方に飛ばす

『あれは危険ですね・・・魔法さえ使えれば』

リリシャが真剣に崩れる建物を見ていると、投げられた肉片を焼き払い、水晶結晶を取り出して、イースが箱に入れる

『リリシャ、急ぐよ』

マルスが真剣に言うと走り出す


キリシアは逃げ回りながら反撃をしていると、クリスタルスネークが飛び付こうとした瞬間、ルメイルが闘気を纏った剣で頭を斬り付け、クリスタルスネークがバランスを崩しながらもキリシアに向けて飛び付く

『このーーー!』

キリシアが気合いを入れて槍を振り抜くと、口から大きく切り裂き、クリスタルスネークが暴れている

『これでも倒れない!!』

キリシアが驚くと、尻尾が近付いてくるのが視界に入る。キリシアはかわしきれず、尻尾に弾き飛ばされる。建物に当たり、建物は崩れる

『キリシア様!!』

ケニスが慌てて建物に近付くと、クリスタルスネークが飛び付いてきて、土煙に包まれる


マルスは次々とクリスタルスネークを倒しながら進み、最後の一匹を見付けると、接近して一気に斬り裂く。すぐに水晶結晶の付近を切り出すと、リリシャの方に投げ飛ばす。リリシャが魔法で焼き尽くして炭から水晶結晶を取り出す

『マルス、片付いたね』

リリシャが微笑んでいる

『後はあのデカブツ・・・凄い暴れ様だね』

マルスが土煙上がる方を見て言う

『キリシア、大丈夫かな? 手出しすると文句言いそう』

リリシャが微笑みながら言うと、イースが水晶結晶を拾い、箱に入れる

『このままだと建物が全部壊されそうだから、行こうか?』

マルスが真剣に言う

『マルスも疲れているんだから、少し休憩してから向かってね』

リリシャが微笑みながら言う

『迷宮で慣れているから大丈夫』

『ダメです!! 相当疲れているから休みなさい!!』

リリシャが真剣に言うと、マルスは苦笑いしながら座り、オリスから水を受け取り飲み始める

『マルス師匠、どうしてあんなに速く動けるのですか? リリシャ様も』

オルガーが真剣に聞く

『リリシャが速いのは、魔力で筋力を強化しているからね。エミールもミリアもメトリシアもエビリアもクレスタも使えるから、接近戦も可能だよ』

マルスが微笑みながら言う

『接近戦も・・・前衛いるのですか?』

『魔力で強化していると、消耗が激しいから、前衛は必要だよ』

マルスが微笑みながら言うと、オルガーが安心したような顔になる

『マルス、やっぱり早く行った方が良いかも知れない』

リリシャが真剣に言う

『そうだね。近くまで行ってから、様子見よう』

マルスが笑顔で言うと、走り出す


近くまで行くと、ルメイルがクリスタルスネークに斬り付けて、クリスタルスネークの軌道が反れるのを見ると、キリシアが槍で大きく切り裂いている

『危ない!!』

マルスが叫ぶと、マルスは高速で走り出す

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