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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
11章 オテリオス王国
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オテリオス王国

気空挺が着陸すると、メトリシアとヒストリアとリリシャが降りてくる、騎士の案内で部屋に案内され、国王と王妃が待っている部屋に来る

『グレゼイド・オテリオスである! クライドルドからの使いの者よ』

国王が笑顔で言う

『メトリシア・クライドルド第2王女です。伯母様もお久しぶりです』

メトリシアが笑顔で言う

『メトリシア! 大きくなって!! 病は治ったのですか?』

王妃が笑顔で言う

『はい! マルス師匠のお陰で一流の魔法使いに成れました』

メトリシアが笑顔で言う

『まさか・・・メトリシアが直接来てくれるとは』

グレゼイドが呟く

『事情は解りませんでしたが、冒険者ギルドから緊急の依頼が回ってきましたので、お父様に確認しました。半年前から連絡が取れてない事が判明して、師匠達と確認に来ました』

メトリシアが真剣に言うと、親書を差し出し、グレゼイドが親書を読み始めると、ビレスタに手渡す


『まさか、クライドルド王国のリベリアの英雄殿が駆けつけてくれるとは思わなかった』

グレゼイドが真剣に言う

『秘密にしてね。面倒事はお断り』

キリシアが笑顔で言う

『秘密にしてか・・・書いてある通りだな・・・』

グレゼイドが苦笑いする

『あの御父様が・・・それにあのクリスタルスネークを倒してくれて、王都を救って貰ったのに?』

ビレスタが苦笑いする

『あれは反則!! 魔法が効かないなんてズルい!!』

キリシアが真剣に言う

『マルス師匠とキリシア師匠が本気で戦って、一匹倒すのにあんなに時間掛ける事無いですよね』

メトリシアが微笑みながら言う

『報告を聞いた時、信じられなかった。この世であれに勝てる人がいるとは・・・』

グレゼイドが真剣に言う

『この結晶について、何か安定させる方法はありませんか?』

マルスが言うと結晶の箱を置く

『魔導具が有ったのだが、オルフェスタ・カゼルド王国の者達に貸したが・・・戻ってこなかった・・・あの者達が結晶を得るために討伐に向かったが、逃げ回り、魔物が広がり、この有り様だから・・・信用したのが愚かであった』

『え!! またオルフェスタ・カゼルド!! もう許さない!!』

キリシアが大声で言う

『何か有ったのですか?』

ビレスタが真剣に聞くとメトリシアが詳細に説明を始める


『そう言う事か・・・クライドルド王国も大変な事が有ったのか・・・』

グレゼイドが苦笑いしている

『オルフェスタ・カゼルドには気を付けた方が良いのですね』

ビレスタが考え込んでいる

『困りました。これをどうにか出来ないと・・・関連した古文書を見せて貰う事は、出来ますか?』

マルスが考えながら言う

『それは構わない! 読めるなら読んで貰って良い』

グレゼイドが真剣に言うと、メトリシアが嬉しそうにしている


マルス達は、書庫に行くと古文書を次々と読み始めると、数日間読み続けている

『マルス師匠、この記述・・・もしかしたら、魔導炉の記述ですか?』

エミールが真剣に言うと、マルスが読み始める

『これは・・・魔導炉の作成に役に立つな』

マルスが笑顔で言う

『書き写しします』

エミールが笑顔で言うと、書き写しを始める

『マルス師匠、これは何でしょうか?』

エビリアが真剣に言うとマルスが真剣に読み始める

『これは・・・武器かな? これがオルフェスタ・カゼルドの目的かな?』

マルスが苦笑いする

『どうしますか?』

『何かに使うかも知れないから、写しだけしておいて』

マルスが考えながら言う

『マルス、ありました。これですね』

リリシャが笑顔で言うと、マルスが読み始める

『水晶結晶の加工方法・・・南の大陸から魔法使いによって、伝えられた・・・』

マルスが呟くと、真剣に読み始める

『マルス師匠、どうですか?』

メトリシアが真剣に言う

『研究が必要だね・・・魔導炉に出来たら、新しい気空挺作ろう』

マルスが笑顔で言う

『もっと沢山調べます』

メトリシアが笑顔で言うと、魔導書を読み始める


『クリスタルコンバージョン』

マルスが魔法を使うと、水晶結晶の下に魔方陣が現れ、魔方陣を通すと水晶結晶は光輝き2つに別れる

『マルス師匠これは?』

『水晶と魔力吸収結晶だね、安定化したから魔導炉に使えるよ』

マルスが笑顔で言う

『やりました!! マルス師匠の夢に一歩近付きました』

メトリシアが笑顔で言う

『後は、この国で暴れている魔物を倒すよ』

マルスが笑顔で言う

『マルス、私達はもう少し魔導書読みますね。この魔物は、魔法使いは足手まといですから』

リリシャが微笑みながら言う

『リリシャ、頼んだよ。もう少し研究するね』

マルスが笑顔で言うと、魔導書を読み始める


『マルス、現れたよ!! 今回は10匹ぐらいの数だよ!』

キリシアが笑顔でやってくる

『マルス、気を付けて行ってきてね』

リリシャが笑顔で言う

『リリシャ、一緒に行くよ! 何か有った時の回復役頼んだよ』

マルスが笑顔で言う

『リリシャ、早く行くよ!!』

キリシアが笑顔で言うと、リリシャの手を引っ張る

『キリシア、マルス・・・良いの?』

リリシャが真剣に言う

『当たり前!! 何か有ったら、私が守る!! いつも一緒だよ』

キリシアが笑顔で言うと、リリシャが涙目で何も言わずに走り出すと、みんな微笑みながら見送る

(リリシャ師匠、嬉しそう・・・)


外に向かうと、騎士と兵士が必死に戦いながら撃退しようと戦っているのが見える

『殲滅するよ』

キリシアが笑顔で言う

『オルガー、オリス、イースは、リリシャの護衛を頼んだよ! リリシャは倒した魔物から取り出した水晶結晶に付いている肉片をセイントファイヤーで焼き払ってね』

マルスが笑顔で言うと、リリシャが微笑んでいる

『行くよ!!』

キリシアが笑顔で言うと、ルメイルとケニスがキリシアの後を走っていく

『あ! 先に行った!!』

マルスが苦笑いすると、マルスも追いかけ始める

『マルス、キリシアを追いかけるよ』

リリシャが笑顔で言うとリリシャも走り始める

『え? 早い!!』

オルガーが驚くと、オリスとイースも慌てて走り出す


キリシアは槍に闘気を纏うと高速で突きを放つと、クリスタルスネークの頭に突き刺さり、キリシアは槍を叩き付けて両断すると、次の魔物に狙いを定める


ルメイルは、剣に闘気を纏わせると、クリスタルスネークを斬り裂こうと剣を振り、クリスタルスネークに当たり弾き返される

『固い!!』

ルメイルが呟くと、次々と斬り付け始め、クリスタルスネークはルメイルを噛み付きに飛び付くと、ルメイルは剣の闘気を伸ばして、口から剣を串刺しにする。クリスタルスネークが動かなくなる


ケニスは闘気を纏い、クリスタルスネークに剣を叩き付けると、鱗を剥ぎ取り始める

『凄い・・・マルス師匠、天才です。これなら戦える!!』

ケニスが微笑みながら、クリスタルスネークの噛み付きをかわしながら、次々と剥ぎ取り、頭を切り落とすと動かなくなるのを確認している


マルスは全力で走りながら、闘気を纏うと、クリスタルスネークに高速で剣を振り、首を切り落とすと、近くのクリスタルスネークを次々と斬り飛ばしていくと、魔力視を使いクリスタルスネークの水晶結晶の位置を確認してから、闘気の剣で切り出すと、リリシャの方に投げ出す

『リリシャ、任せた』

マルスが笑顔で言う

『セイントファイヤー』

飛んでくる肉片を燃やし始めると、炭の中から水晶結晶が残ると、オリスが急いで箱にしまう


全部の水晶結晶を処理する

『マルス、反則!! 簡単に切り刻めるなんて!!』

キリシアが笑顔で言う

『凄すぎます・・・まだまだ未熟と実感しました』

ルメイルが真剣に言う

『鱗を剥ぎ取れば、簡単に倒せました』

ケニスが笑顔で言う

『この大きさなら簡単だね』

マルスが笑顔で言うと、みんな笑い出す


『短時間で全部倒した・・・』

騎士が呟く

『これが人間なのか?』

『国王陛下から秘密にする様に伝令が有ったが、何者だ』

騎士達が苦笑いしながら、考えている

『何をしている! 倒したクリスタルスネークはすぐに解体を始めろ!!』

騎士の隊長が大声で言うと、騎士達が慌てて解体を始める

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