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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
10章 ヘルゼレス王国
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ルーメルアの町に帰還

数日後、アントを倒しながら進むと、大群のアントと戦っている兵士達を見付ける

『マルス師匠、押されていますね』

メトリシアが真剣に言う

『取り敢えず、後のアントを殲滅しようか?』

マルスが笑顔で言うと、メトリシアとミリアとエミールとリリシャがトルネードでアントを集め始めると、集まった所で一気に焼き払う


アントが少なくなると、兵士達の所まで到着する。セレスバインが騎士達と笑顔で出迎えてくれる

『英雄殿、ありがとうございます』

セレスバインが笑顔で言う

『通り道邪魔だったから、殲滅しただけ』

キリシアが笑顔で言うと、騎士達が苦笑いしている

『遺跡の方はどうでしたか?』

セレスバインが真剣に聞く

『ヴァルファーに聞いて!』

キリシアが笑顔で言うと、ヴァルファーが苦笑いしている


『セレスバイン様、これが討伐した証拠です・・・数が多すぎて、それ以上は内緒で・・・』

苦笑いしながら、血珠の袋と、レッサーデーモンの腕を見せる

『え!・・・・・』

セレスバインが真剣に見て青ざめている

『内緒にしてね』

キリシアが笑いながら言う

『内緒に・・・これからして内緒には・・・だから英雄殿なのか』

セレスバインが苦笑いしながら呟く

『怖いから・・・これ以上は言えません』

ヴァルファーが青ざめながら言うと、セレスバインは苦笑いしている

(英雄殿に何か言われたのか? まだ何か有ったのか?)


翌朝

『これ以上は増えなくなったから、頑張ってくださいね』

マルスが笑顔で言うと、

『倒せば良いだけなら、何とかなる!! それに防衛線が完成してから、押し戻すために局地戦もやれるようになったからな』

セレスバインが笑顔でマルス達に言う

『帰りますね』

マルスが笑顔で言うと王都に向かって出発する


『完全に救われたのか・・・この恩、いつか返せるのか?』

セレスバインが馬車を見送りながら呟く


王都に到着すると、港に向かう事にする。港で魔導船からの迎えを待つ

『報告には行かないのか?』

ヴァルファーが真剣に聞く

『ん? 遺跡探索しただけだから、報告は任せた』

キリシアが笑いながら言う

『どうでも良いですね』

リリシャが微笑みながら言う

『面倒だから、好きに報告してください』

マルスが笑顔で言う

『え?・・・もしかして、最初からそのつもりなのか?』

ヴァルファーが苦笑いする

『頑張ってくださいね』

マルスが笑顔で言うと、みんな笑っていると、ヴァルファーが涙目になっている

(怖い・・・報告はどうすれば・・・)


魔導船に戻る

『お帰りなさい!! お兄ちゃん』

レディナが笑顔で言うと、マルスに抱き付くと、マルスが頭を撫でている

『レディナ、ただいま』

『どうでしたか?』

フローネが微笑みながら言う

『いつも通り!』

キリシアが笑顔で言うと、ルキア達が苦笑いしているのを、フローネが見て

『そうですか・・・いつも通り倒して帰ってきたのですね』

フローネが真剣に言うと、艦橋に向かい、フローネに詳しく説明をする


『魔族ゼリオレスガと魔族ベラゼラスですか・・・エレーヌさんのレッサーデーモンも凄いですね』

フローネが考えながら言う

『この古代書の方が嬉しいですけどね』

リリシャが笑顔で言う

『国王には、報告に行かないのですか?』

フローネが苦笑いして言う

『ん? 行かない! ヴァルファーに任せた』

キリシアが笑いながら言うと、みんな笑っている

『そうですね・・・本気の戦いを見てしまったのですから、報告ぐらいはしてもらわないと・・・恐らくメーレス様が来ますね』

『食事を用意した方がよろしいですね』

アニーが微笑みながら言う

『アニー、美味しいもの沢山よろしく!』

キリシアが笑顔で言う

『キリシアの分じゃないよ』

マルスが笑顔で言うとみんな笑い始める

『みんなで食べれば良いよね』

キリシアが苦笑いすると、フローネが微笑んでいる


王宮では、ヴァルファーが報告に向かい、国王に面会していた

『血珠・・・4つも、それにこの腕は・・・』

国王が真剣に見て青ざめている

『英雄様は?』

メーレスが青ざめながら言う

『面倒だから、もう魔導船で休まれています』

ヴァルファーが苦笑いして言う

『これほどの事態、褒美もお礼も受け取らないつもりか』

国王が苦笑いする

『面倒だからいらないそうです・・・秘密で終わりだそうです』

ヴァルファーが苦笑いして言う

『秘密か・・・これほどの事態で』

『後、遺跡に到着前、セレスバイン様の窮地を救い、アントの大群を殲滅していましたが、それも女神スカジ様とフェンリルが氷漬けにした事になっています。』

ヴァルファーが説明する

『手紙は来たが・・・本当に信じられない事だ! スカジ様とフェンリルの伝承として、永代語り継ぐが・・・褒美は受け取らないのだろう』

国王が苦笑いしている

『・・・国が救われ、何も無かったように帰るのですよね』

メーレスが呟く

『誰に話しても、信じてもらえないだろうが・・・褒美も栄誉も名声も受け取る気が無いのであれば、報告も必要ないか・・・メーレス、ちょっとお礼を言いに行くか?』

国王が真剣に言う

『はい、御父様』

メーレスが笑顔で言う

『マルス殿にそんなに会いたいのか?』

『え?・・・』

メーレスが赤くなって黙る


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