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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
10章 ヘルゼレス王国
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遺跡と魔族後編

エレーヌ達の元に多くのアントが集まり襲い始める

『ファイヤーストーム!!!!』

ルキアとリーネとアーセルとハルドが魔法を使い周囲のアントを焼き払うと、大きなアント2体が炎を突破して近付く

『ビックキラーアント!!』

騎士が叫ぶと、警備隊隊員が迎撃に立ち向かう


警備隊隊員は、ビックキラーアントに接近すると、剣で次々と斬りつけて脚を斬り飛ばす。もう1人が、頭を闘気を纏った一撃で深々と斬りつける

『ファイヤーキャノン』

カミラの魔法が当たると、ビックキラーアントの頭が吹き飛ぶ


もう一匹のビックキラーアントは、接近すると

『ファイヤーキャノン』

エレーヌの魔法が命中して胴体が吹き飛ぶと動かなくなる


『容赦無い・・・俺たちは何をすれば』

騎士が苦笑いしている

『周囲の監視をお願いしますね』

エレーヌが微笑みながら言う

『エレーヌ先輩、また威力上がりましたか? 無詠唱まで使えるなんて!』

ルキアが驚きながら言う

『あの程度、20層のライノより弱いかも知れないですよ』

エレーヌが微笑みながら言うと、ハルドが苦笑いしている

(マルス様の弟子はどんどん凄くなるのか・・・)


上空から火の玉が接近してくる

『あ!! バリア』

エレーヌが慌てて魔法を使うと、炎はバリアに当たり熱気が立ち込めると、熱気の中から赤いレッサーデーモンが接近して、エレーヌ目掛けて爪を伸ばしてくる

『危ない!!』

カミラが咄嗟に盾で受け止める。レッサーデーモンは盾を掴み、弾き飛ばす様に、爪で横に凪払うと、カミラは盾を飛ばされ、騎士に当たり騎士が弾き飛ばされる

『シャイニングアロー』

エレーヌの魔法を放つと、レッサーデーモンは、かわしてエレーヌに接近する。

『このーーー!』

カミラが叫びながら剣を振り抜くと、レッサーデーモンは、剣を腕で受け止めると、警備隊隊員が慌てて突きを放ち、レッサーデーモンは後ろに飛び退く

『レッサーデーモン覚悟しろ!!』

警備隊隊員が叫ぶと、2人の隊員が連携をしながら、攻撃をしていく


ルキア達はレッサーデーモンの出現に、恐怖で震えている

『カミラさん!!』

エレーヌが言うと、エレーヌが杖に魔力を溜め始める

『シャイニングアロー!』

カミラがエレーヌを見て、すぐに魔法を放つと、レッサーデーモンはかわす。警備隊隊員が接近して剣を振ると爪で受け止める

『シャイニングアロー』

カミラが連続で魔法を放ち始めると、レッサーデーモンは警備隊隊員の剣とカミラの魔法に、次々と当たりながら、両腕を闇雲に振って、暴れ始める

『シャイニングバースト!』

エレーヌが魔法を放つと、レッサーデーモンはかわせず、胴に風穴が空くと、レッサーデーモンは動きが止まり、警備隊隊員の剣がレッサーデーモンを両腕と胴が両断される

『ファイヤーキャノン』

カミラの魔法がレッサーデーモンの頭を吹き飛ばすと、力無くその場に倒れる


ゼリオレスガが映像を見て驚き、青ざめている

『バカな!! 何故!! 人間ごときに!! あんな達人が!!』

『マルスが過保護だから!!』

キリシアが笑顔で言うと闘気を纏った一撃で、ゼリオレスガの片腕が吹き飛ぶ

『ギャーーーー!! 助けて!!』

ゼリオレスガが叫ぶ

『もう遅い!! それにお前は、助けを求められても止めないでしょ!! そんな気がする!!』

キリシアの槍が、ゼリオレスガの胴と両腕を両断すると、頭を貫く


『セイントファイヤー』

マルスがゼリオレスガに近付き焼き払う

『結構強かった』

キリシアが笑顔で言う

『文献でどんな魔族だったか調べた方が良いかな?』

マルスが呟く

『それより、エレーヌ達が少し心配』

キリシアが呟く

『片付けたら、一度戻りましょう』

リリシャが微笑みながら言うと、みんなで1ヶ所に集めて焼き払うと、血珠を拾い袋にしまう

『ヴァルファー! これ届けてね』

マルスが笑顔でヴァルファーに言うと、袋を投げ手渡す

『は? 俺が?』

『その為に同行したのでしょ』

マルスが笑顔で言う

『何て報告すれば・・・魔族倒すなんて・・・』

『魔族は面倒だね・・・内緒にしてね』

マルスが笑顔で言うと、みんな笑っている

『魔族・・・内緒? まさか!! 他でも魔族と戦ったのか!!』

ヴァルファーが青ざめて言う

『内緒ね。しゃべったら、キリシアがお仕置きをするからね』

マルスが笑顔で言う

『全員からです!!』

メトリシアが笑顔で言う

『は? お仕置き?』

『もしくは、クライドルド王国の全権限を使い、どこまでも追い詰めます。』

メトリシアが笑顔で言う

『何故そんな事が!!』

ヴァルファーが苦笑いする

『クライドルド王国第2王女メトリシア様です。無礼ですよ』

ケニスが微笑みながら言う

『は?・・・えーーーー! 申し訳ありません!!』

ヴァルファーが慌てて頭を下げる

『喋ったら、どうなるか解りますか?』

メトリシアが微笑みながら言う

『一生秘密にします!!』

ヴァルファーが青ざめながら言う

『外も心配だから、探索は明日にしよう』

マルスが笑顔で言うと、出口に向かう


遺跡を出ると、みんなの所に戻る

『みんな、良くやったね』

マルスが笑顔で言う

『え? 何故知っているのですか!!』

エレーヌが驚いている

『親玉が、戦意を無くすために見せてくれたからね。逆に戦意を失い、キリシアに倒されちゃったけどね』

マルスが笑顔で言う

『エレーヌ、凄かった』

エミールが笑顔で言う

『エミール師匠!! だけど怖かったです・・・私がしっかりしないと・・・みんなを守らないと・・・必死で冷静にしていたけど・・・』

エレーヌがホッとして、涙を流しながらエミールに抱き付く

『エレーヌ、良く頑張りましたね』

リリシャが微笑みながらエレーヌとエミールを抱き締めると、みんな見ている

『ゆっくり休むよ』

キリシアが微笑みながら言うと、結界を張って休憩をすると、遺跡内での戦いと、遺跡探索について伝える

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― 新着の感想 ―
[一言] 魔族は、命乞いしても殺すのだから、人間もきちんと殺してほしいね。魔族よりあくどいのが一杯いるのだからね。
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