遺跡と魔族前編
キリシアが部屋を覗くと苦笑いしてマルスを呼ぶ
『あれが親だね』
マルスが部屋を覗くと、大きなアントが卵を次々と産んでいる
『マルス、頼んだ』
キリシアが言うと
『ファイヤーテンペスト』
マルスが魔法を放つと、部屋の中に炎の嵐が吹き荒れると、次々とアントと卵が次々と焼き払われていく
『容赦ない』
キリシアが呟く
『みんなで次々と焼き払うよ』
マルスが笑顔で言うと、部屋毎に焼き払って進む
キリシアが部屋を覗くとマルスを呼ぶ
『居たよ』
キリシアが呟くと、大きなアントの上で赤い目をした男が立っている
『4匹か・・・魔族もいるかも知れないから、気を付けよう』
マルスが真剣に言うとみんなで攻撃を始めると、キリシアとルメイルとマルスが中に入っていく
キリシアは、ヴァンパイアに接近すると闘気を伝わらせた槍で一刀両断すると、クイーンアントも一緒に真っ二つにする
『雑魚!!』
キリシアが叫ぶと、ヴァンパイアを次々と切り裂くと、崩れ落ちながら灰に変わる
マルスはヴァンパイアに接近すると剣で横に凪払い、胴を両断する
『人間ごときが!!』
ヴァンパイアが気付き叫ぶと、マルスは容赦なく切り刻むと、次のヴァンパイアに接近する。ヴァンパイアは後ろに飛び退き、炎の玉を作りマルス目掛けて投げつけようとする。
マルスは炎の玉を闘気で伸ばした剣で切り裂くと、そのままヴァンパイアを一刀両断すると、崩れ落ちながら灰に変わっていく
『このデカブツも倒さないとね』
マルスが呟くとクイーンアントを切り刻み始める
ルメイルは、ヴァンパイアに接近する
『人間ごとき!!仲間を殺せ』
ヴァンパイアが赤い目が怪しく光るが、ルメイルの鎧が魔力の輝きを放ち始め、ルメイルは接近して剣で斬りかかる
『効かぬか!!』
ヴァンパイアは、後ろに飛び退きながら叫ぶ
『シャイニングアロー』
エミールの魔法がヴァンパイアに命中すると、エミールを睨む
『人間ごときが!! ぐふ!!』
ヴァンパイアがエミール気が向いた隙にルメイルの剣がヴァンパイアの胴を両断する
『人間風情が・・・』
ヴァンパイアが叫ぶと、ルメイルは十字に斬り裂くと、ヴァンパイアは音もなく灰になりながら、崩れ始める
『マルス、終わった?』
キリシアが警戒しながら言う
『まだいるね』
マルスが奥の暗闇を見ながら言う
『フフフ、愉快だ! 気が付くとは』
暗闇から青い肌、白い髪をした魔族と青い肌に黒い髪をした女魔族が現れる
『人間にしては、凄い実力と認めよう、ベラゼラスに直々に相手をして貰える栄誉を与えよう』
白い髪をした魔族が笑いながら言う
『久々に人間の苦しむ悲鳴・・・あ!!もう堪らない』
女魔族が笑みを浮かべながら言う
『ゆっくりいたぶるのも大概にしておけ、ゼリオレスガ』
『あの女は私の獲物』
ゼリオレスガが言うと、キリシアに突撃する
キリシアはゼリオレスガが接近すると、槍で凪払うがゼリオレスガがかわしてキリシアに掴みかかると、キリシアは後ろに飛び退く
『もっと必死に逃げ回れ・・・もっと必死に悲鳴をあげろ』
ゼリオレスガが、笑みを浮かべながら、キリシアを追い回すと、キリシアは槍で牽制しながらかわし続ける
『勝手に・・・まぁ良いか、小僧死ね』
ベラゼラスが言うと、剣をマルスに向けて突き刺しにくると、マルスは軽くかわしながら、剣を振り抜く
『おっと危ない! 人間にしてはやるな!! これならどうだ!』
ベラゼラスが笑みを浮かべながら剣を振り始めると、マルスはかわしながら反撃をしている
赤いレッサーデーモン2体が現れると、リリシャ達に炎を放ち、突撃していく
『バリアフィールド』
リリシャがバリアを張ると炎はバリアに当たって爆発すると、レッサーデーモンがバリアに当たりバリアに亀裂が走る
『シャイニングバースト!!』
ミリアとエミールが魔法を放つとレッサーデーモンに直撃して体に穴が空くと、ヒストリアとケニスが容赦無く切り刻む
『セイントファイヤー!!』
エビリアとクレスタが聖なる炎で焼き払う
『小僧余所見していたら、終わるぞ!! 前に出過ぎたな』
ベラゼラスが笑いながら剣を振る
『勘違いしてないか? レッサーデーモンごときで勝てると思っているのか?』
マルスが微笑みながら言うと、二本の光がレッサーデーモンを貫くのが見える
『バカな!! これ程の魔法使いが!!』
ベラゼラスが呟くと、後ろに飛び退く
『逃げるのかな? 逃がす気も無いけどね』
マルスが笑顔で言う
『この人間ごとき!!』
ベラゼラスが怒鳴ると、マルスに接近すると、マルスはかわしながら剣を振り抜く、剣と剣が当たると、闘気の刃がベラゼラスに当たる
『小僧!!! 本当に人間か!!』
ベラゼラスが怒りながら怒鳴ると、黒い影がマルスに向かってくると、マルスはかわしながら接近すると、急にスピードをあげると、剣を振り下ろす
『ぐは!! 人間ごとき・・・』
ベラゼラスは剣で防ごうとするが、受け止めきれず肩から両断されると、マルスは首を切り落とすと
『セイントファイヤー』
聖なる炎で焼き払う
キリシアはゼリオレスガの爪をかわし続ける
『小娘!! そろそろ捕まれ』
ゼリオレスガが怒鳴る
『そろそろ、こっちから攻撃するね』
キリシアが笑顔で言う
『バカな!! レッサーデーモンが!!』
ゼリオレスガが叫ぶと、閃光がレッサーデーモンを貫いている。キリシアの槍が顔目掛けて伸びてくると、かわして後ろに飛び退く
『この小娘!!顔を傷を!!』
ゼリオレスガが顔から鮮血を流しながら叫ぶ
『これは受け止められるかな?』
キリシアが槍で凪払うと、ゼリオレスガが、後ろに飛び退くと、キリシアは突きに変化させると、ゼリオレスガの腹を貫く
『ギャーーーー!!小娘!!』
ゼリオレスガが痛みに悲鳴をあげると、黒い影が伸びてキリシアに迫ると、キリシアは慌てて後ろに飛び退くがかわしきれず、槍で受け止めながら後ろに飛ばされる
『フハハ・・・これを見よ、外で待つ仲間の死を!!』
ゼリオレスガが笑いながら言うと、空間に外の様子が写し出される