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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
10章 ヘルゼレス王国
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進撃と遺跡へ

マルス達が周囲を氷浸けにすると領主の館に戻ってくる

『マルス殿・・・助けて頂きありがとうございます』

セレスバインが真剣に言うと、周囲の人達が頭を下げている

『マルス、やり過ぎ!!』

キリシアが大声で言う

『え? やり過ぎた?』

マルスが苦笑いすると、みんな笑い始める

『理解が出来ないのですが、何て報告したら』

セレスバインが苦笑いする

『どうしようか? 適当な神様いないかな?』

マルスがメトリシアを見て聞く

『スカジ様は?』

メトリシアが微笑みながら言うと、説明をする


『セレスバイン様、冬の女神スカジ様が降臨して、雪女とフェンリルが、アントを凍り浸けにしたと言う事で!!』

マルスが笑顔で言うと、みんな笑い始める

『マルスがフェンリルかな?』

キリシアが呟くとみんな爆笑する

『は?・・・女神様の降臨か・・・』

セレスバインがキリシアを見ると、リリシャを見る

『聞いた通り、冬の女神スカジ様の軍勢が周囲を凍り浸けにしたと、伝承する事!!良いな!!』

セレスバインが真剣に全員に言うと、全員戸惑いながら、キリシアを見ていると

『女神スカジ様!!! 』

全員がキリシアを見て言う

『えーー!!恥ずかしい!!』

キリシアが赤くなると、みんな笑い出す


マルス達は、怪我人の治療を終わらせる

『英雄殿、本当に遺跡まで行かれるのですか?』

セレスバインが真剣に聞く

『遺跡探索ですね。ついでに近付いた魔物は倒しますけど』

『そう言う事ですか・・・本当に助けて頂きありがとうございます。』

セレスバインが改めてお礼を言う

『じゃあ秘密にしてね』

マルスが笑顔で言う

『畏まりました。女神スカジの伝承をすることにしますので、リベリアの英雄の名前は出しません』

セレスバインが真剣に言う

『明日の朝、遺跡まで出発しますね。面倒だから地形変えてしまうかもしれませんが』

『何が起きても、文句はありません』

セレスバインが笑顔で言うと、マルスが笑っている


翌朝、マルス達は出発すると、セレスバイン達は、防衛戦の為に王都方向に出発する


『マルス師匠、アントが増えてきました』

エミールが微笑みながら言う

『集めて焼き尽くそう』

マルスが笑顔で言う

『トルネード』

マルスとリリシャとエミールとミリアが魔法を放つと、竜巻が巻き起こり、アントを集めながら動き出す。1つになると、炎で焼き払う

『マルス暇だよ』

キリシアが見ながら言う

『雑魚しかいないからね』

マルスが笑顔で言う

『やり方が慣れすぎだよ!一匹も残さず焼き払うからでしょ』

キリシアがつまらなそうに言う

『キリシア師匠、ごめんなさい!! 近付いたら守ってください!!半人前だからごめんなさい』

ミリアがキリシアに言う

『別に怒ってないから、ミリア』

キリシアが慌てて言うと、リリシャが微笑んでいる


夜になるとキリシアは、ケニスとカミラとヒストリアと警備隊隊員相手に訓練を始めると、ヴァルファーが逃げるように外を見ている

『マルス様、訓練を見られるだけで、未熟差が身に染みます』

アーセルが真剣に言う

『あれは、もう参考にならないね』

マルスが苦笑いする

『既に姿がぼやけて、ハッキリ見えませんが、達人が近くにいるだけで、傲ることが出来ません』

アーセルが真剣に言う

『常識が崩れました・・・』

ハルドが真剣に言う

『マルス様の常識に合わせれば、何も驚きませんよ』

ルキアが笑顔で言うと、リーネが微笑んでいる

『ちょっと鍛練のつもりが、国を救う戦いをさせてごめんね』

マルスが微笑みながら言う

『マルス様、私達は貴族です。民と国を守るのは義務です。この戦いでこの国が救われれば、クライドルド王国の利益にもなります』

アーセルが真剣に言う

『余り無理はしないようにね』

マルスが微笑みながら言う


数日後、遺跡に到着するとアントを焼き払う

『あそこ!! アントが出てきました』

メトリシアが真剣に言う

『マルス、突入するよ』

キリシアが真剣に言う

『馬車の守りを作りたいから、少し時間頂戴』

マルスが笑顔で言うと、アースコントロールで地形を変え始めると、リリシャ達が手伝い始める


『マルス・・・陣地作ったの?』

キリシアが笑顔で言う

『残る人が安全に過ごせないとね、結界だけだと何か有った時対応が遅れるからね』

マルスが笑顔で言うと、騎士達が苦笑いしている

『マルスの過保護。いつもの事だけどね』

リリシャが微笑んでいる

『リリシャも楽しくてあの辺り、凝っていたよね』

『え! 暇潰しです』

リリシャが笑いながら言う


翌朝、アントを焼き払うと、キリシアとリリシャとマルスとエミールとミリアとアニーとエビリアとクレスタとメトリシアとケニスとヒストリアとルメイルとリシリアと警備隊隊員1人に騎士が2人とヴァルファーで遺跡に入る事にする

『マルス大師匠、エミール師匠、気をつけてください』

エレーヌが真剣に言う

『エレーヌ、カミラ、ルキア達を頼んだよ』

マルスが笑顔で言う

『はい! マルス師匠、任せてください』

カミラが笑顔で言うと、遺跡に向かって出発する


遺跡に入ると、キリシアとマルスが先頭にアントを焼き払いながら進んでいく

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