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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
10章 ヘルゼレス王国
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マテリアルコンバージョン

鍛冶屋に到着する

『主人はいますか?』

キリシアが店員に聞く

『何の様ですか?』

店員が苦笑いして言う

『商人からの依頼の件です』

マルスが笑顔で言うと、店員が慌てて奥にいくと、奥から筋肉質の男が出てくる

『引き受けたが、緊急の依頼とは何だ!! あいつの依頼じゃ仕方ない!!』

鍛冶師が言う

『この剣を仕上げて欲しい! 刃が無いから、何とか出来るかな?』

マルスが剣を出すと、鍛冶師に渡す

『ん? どうしてだ!! どうやって作られたのか・・・』

鍛冶師が真剣に見ている

『やれますか?』

『ふん!! 刃等すぐに出来る!! なめるなよ!!』

鍛冶師が笑いながら言う

『じゃあよろしく!!』

マルスが笑顔で言うと、残り19本を置く

『は!! 何だ!! ぜぜぜ全部全く同じ形!! それも魔石が完全に埋め込まれている・・・』

鍛冶師が真剣に見て声をあげる

『時間が無いから、早くやってね』

キリシアが笑顔で言う

『何者だ!! こんな完璧な剣で、何故刃がない!! あり得なすぎる!!』

鍛冶職人が剣を真剣に見ている

『内緒です。詮索するなら、別の鍛冶師探すしかないかな?』

マルスが考え始める

『そうだね。腕に自信が無いなら、他を紹介して貰おうか?』

キリシアがニヤリとして言う

『やらないとは言ってない!!』

鍛冶職人が慌てて言う

『いくら?』

キリシアが笑顔で言う

『金貨20枚だ!』

鍛冶師が真剣に考えてから言う

『急いでやってね』

キリシアが言うと、金貨を40枚置く

『おい! 多いぞ!! 何を考えている!!』

『その代わり、徹夜してでも最速でやってね。後、秘密にしてね』

キリシアが笑顔で言う

『は?・・・秘密に・・・解ったが・・・そんなに急いでいるのか?』

鍛冶師が苦笑いして言う

『そう!! よろしくね』

キリシアが笑顔で言うと、帰る事にする


商会に寄り、貸して貰う倉庫を案内して貰い、広さを確認すると、フローネ先生とリリシャとリシリアとクレスタとエビリアが準備を開始する


『後は、ポーションとマジックポーションの材料と瓶を大量に集めてね、どのぐらい集められる?』

マルスが真剣に言う

『畏まりました。どのぐらい集めれば良いですか?』

商人が笑顔で言う

『これぐらい集めてね』

キリシアが笑顔で言うと、金貨40枚渡す

『え!! こんなに!! 相当作るのですか?』

『いくら有っても良いからね。ポーション作れる場所の紹介お願いします。』

『直ぐに案内出来ますが・・・』

商人が苦笑いする

『ミリア、メトリシア、ルキア、リーネ、案内してくれるって。頼んだよ』

マルスが笑顔で言う

『はい!! 任せてください!! いくらでも作ります!!』

メトリシアが笑顔で言うと、工房に案内して貰う


工房に向かう

『工房を貸して欲しいのは、この可愛らしい魔法使いかい?』

お婆さんが出てくると、商人と話し始める

『こっちだよ。しかしポーションを沢山量産するのは良いが、若いが大丈夫なのかい?』

お婆さんが工房に入る

『中々広いですね、これなら大鍋が使えるね』

マルスが笑顔で言う

『早く!! 材料をお願いします!!』

メトリシアが笑顔で言う

『本当に大丈夫かい?』

お婆さんが心配そうに言う

『馴れていますから』

マルスが笑顔で言うと、エミールとエレーヌが鍋を持ってくる

『そんな大鍋を!! 本当に作れるのかい?』

お婆さんが驚いている

『いつも作っています。』

エミールが笑顔で言うと、マルスは商人と道具屋に向かい材料を運んで貰う様に頼みにいく


マルスは魔導船に戻ると、革をモデリングとクレーションで外套を次々と作っていくと、次々と付与魔法をしていく

『マルス様、倉庫の準備が出来たそうです』

エレリアが笑顔で言う

『解りました。馬車を作ってきますね』

マルスが笑顔で言うと、外套を積み上げ始める

『この外套は?』

エレリアが苦笑いしながら言う

『防具作る時間が無いから、このぐらいは用意しただけです。』

マルスが笑顔で言うと、エレリアが鑑定して、青ざめている

(こんな凄いのを、簡単に用意しただけ!! 構造強化、防水防汚、衝撃吸収・・・本当にあり得ない・・・鑑定しなければ良かった・・・・)


マルスが倉庫に到着すると、ガラスと木材と金属屑が届けられている

『マルス、何からやる?』

リリシャが笑顔で言う

『余り凄いのを見せ付けないでくださいね』

フローネが真剣に言う

『マルスだから無理です』

リリシャが笑い出す


『金属からやろうかな?』

マルスが笑顔で言うと、レビレーションで金属屑を浮かす

『マテリアルコンバージョン!』

マルスが魔法を唱えると、空間に魔方陣が現れ始める。

『え!! 何を!!』

フローネが驚き目を見開くと、魔方陣が完成して、金属屑が魔方陣を通り抜けて塊に変わる

『モデリング!』

金属の塊が変形する

『セパレーション』

金属の塊が形を変えながら、解れていくと、マルスは個別に金属の棒に直していく


『・・・マルスどんな魔法を使ったのですか?』

フローネが真剣に聞く

『研究していた魔方陣魔法系統の物質変換魔法です。』

マルスが笑顔で言う

『は? 魔方陣魔法系統!!』

フローネが驚く

『これとユニオンを連動しないと魔導炉を完成出来ないと思っています。クリスタルコンバージョンと言う魔法までは見付けましたが、まだまだ完成してないです。』

マルスが笑顔で言うと、フローネは苦笑いしている

『マルス、教えてね』

リリシャが笑顔で言うと、マルスが教え始める。リリシャも挑戦する

『全く出来ない・・・どうして?』

リリシャが残念そうに言う

『系統が違うから、簡単には出来ないのかな?』

マルスが真剣に考え始める

『マルスだからで済ましましょう』

フローネが諦めて言う

『マルスだから仕方ないです』

リリシャが苦笑いする


『次は、ガラスかな?』

マルスが呟くと、ガラス屑をレビレーションで浮かせる

『マテリアルコンバージョン』

マルスが魔法を使うと、魔方陣が現れて、ガラス屑が通り抜けると、透明なガラスの塊になる。マルスは触り魔力が通るか確認する

『成功だね』

マルスが笑顔で言うと、リリシャも確認する

『これって、マジックポーション要らないのかな?』

リリシャが呟く

『木材が出来れば、要らなくなるかな?』

マルスが笑顔で言うと、木材屑をレビレーションで浮かせてから

『マテリアルコンバージョン』

魔方陣が空中に出来ると、木材屑が魔方陣を通り抜けると塊になる。マルスは、魔力を流して確認する

『モデリング』

『クレーション』

マルスが連続で魔法を使うと、馬車の車輪の形になっていく


『もう何をやり出すか、解らなくなりましたね』

フローネが呟く

『マルス師匠の本気は凄いです』

エビリアが笑顔で言うと、クレスタが真剣にマルスを見ている


次々と部品に付与魔法をすると、紋様魔法と紋章魔法を書き込み始める


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