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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
10章 ヘルゼレス王国
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オルガーの成長

2ヶ月迷宮鍛練を続けた、ある日の朝

『そろそろ帰る』

キリシアが笑顔で言う

『みんな強くなったからね』

マルスが笑顔で言う

『キリシアが1番楽しんでいるよね。騎士と海兵がかなり強くなったからね』

リリシャが微笑みながら言う

『え! まだまだ弱い!! 手加減が難しい!!』

キリシアが笑顔で言う

『そろそろ行ってくる』

マルスが笑顔で言うと、迷宮にルキア達と向かう


『マルス師匠、おはようございます。』

オルガーとオリスとイースが、挨拶してくる

『おはよう、今日は前衛頼んだよ』

マルスが笑顔で言う

『はい! 任せてください』

オルガーが嬉しそうに言う


迷宮に入ると、9層に向かい、ツリーウッドに遭遇する

『・・・・・ファイヤーボール』

シーリスが魔法を使うと、ツリーウッドを吹き飛ばし黒い煙になる

『シーリス、少し押さえて倒そうね』

『はい! マルス師匠!!』

シーリスが笑顔で言うと、見付け次第吹き飛ばしていく。エレリナとリーネとアーセルとルキアも次々と焼き払い始めると、9層を一周して10層に向かう。小部屋毎に焼き払い続ける

『デカイのはいません』

オルガーが大部屋を覗いてみんなに伝える

『焼き払って』

マルスが笑顔で言う

『・・・・ファイヤーストーム!!!!!!』

ルキアとリーネとハルドとアーセルとエレリナとシーリスが魔法を放つとツリーウッドを全て焼き払う

『輝石を拾ったら、11層だね』

マルスが笑顔で言うとみんなで拾い集める


11層に向かうと、ボアに遭遇する。レスリナとゼオンが闘気を伝わらせた剣で斬り裂き、黒い霧になって消える

『ボアは前衛の全員で殲滅してね』

マルスが笑顔で言うと、騎士達が見付け次第倒して進む


『騎士達とシーリスは限界かな? 階段の所で待っていてね』

マルスが笑顔で言うと、結界を張って待っていて貰うと、12層に向かい、小部屋毎に焼き払いながら進むと、大部屋まで焼き尽くし終わる

『オルガー、オリス、イース、レスリナ、ゼオンも限界だね。一度戻って、みんなと待機していてね』

マルスが笑顔で言う

『はい! マルス師匠!!』

オルガーが笑顔で言うと、11層に戻り、待機して貰う。14層に向かうと、小部屋毎に焼き払っていく

『マルス様、タイガーが雑魚に見えてきますが、やっぱり小部屋だからですか?』

ルキアが笑顔で言う

『小部屋だから、動き回る前に倒せるからね。バリアで逃がす気も無いけどね』

マルスが笑顔で言う

『最強の前衛がいるのだから、安心です』

アーセルが微笑みながら言うと、みんな笑いながら次々と焼き尽くして進む

『デカイのがいるね・・・仕方ないから、全員で焼き払おう』

マルスが真剣に言う

『・・・・ファイヤーストーム!!!!!』

『セイントファイヤーストーム』

全員で魔法を放つと、大部屋の中が灼熱に包まれる

『バリアフィールド』

マルスが急いでバリアを張ると、炎の中から大きなタイガーが突撃してくると、バリアに当たって頭が潰れ黒い霧になっていく

『最後の足掻きかな? 自爆したね』

マルスが笑顔で言う

『マルス様がいなかったから、危なかったです』

ルキアが苦笑いしながら言う

『油断したらダメだよ』

マルスが真剣に言うと炎が無くなるのを待っていると、エレリナが苦笑いしながらマルスを見ている

(マルス様、余裕で言っているけど・・・階層主ですよ!!)


炎が晴れると、動くものが無いか確認してから、輝石と魔光石を拾い、全員の魔力制御を確認する

『ごめん、ハルドとアーセル越えちゃった! すぐに戻って、魔力制御をしてね』

マルスが真剣に言う

『これが不治の病・・・これを乗り越えてきたのですね』

ハルドが真剣に言うと、魔力制御を始める

『これを乗り越えて、半人前の魔法使いになります。』

アーセルも笑顔で言うと、魔力制御を始めていると、エレリナが苦笑いしている

(不治の病になって笑っているなんて・・・全員常識が飛んでいる)


11層に戻ると、結界内で休憩をすると、全員魔力制御と闘気鍛練をしている


迷宮を出ると、ヴァルファーが睨んでいる

『ヴァル兄さん! 何か用?』

オルガーが真剣に言う

『マルス! たまには、輝石を冒険者ギルドに売れ!! 1度も売りに来ない!! いい加減にしてくれ!!』

ヴァルファーが怒鳴る

『あれ? 売って欲しかった?』

マルスが微笑みながら言う

『お前達がどこまで潜ってきたんだ!!』

『仕方ないな・・・まだ時間が有るから、寄るかな?』

マルスが呟く

『ついてこい!!』

ヴァルファーが言うと、ルキアとリーネとエレリナとゼオンとオルガーとオリスとイースと冒険者ギルドに向かう。応接室に入ると、輝石の袋をテーブルに置く。グライゼンが入ってくる

『お久しぶりです。本当に全然来ないとは思いませんでした。』

グライゼンが苦笑いして言う

『面倒だからね』

マルスが笑顔で言う

『ヴァルファーの弟と妹まで一緒に潜られ、鍛えるとは思いませんでした。ヴァルファーが気になって、朝中々戻って来ない』

『ヴァルファーが教えないからね。オルガーもオリスもイースも結構強くなったよ』

マルスが笑顔で言うと、オルガーが嬉しそうにしている

『勝手に手懐けるな!!』

ヴァルファーが怒鳴る

『ヴァルファーの事は後で良いですね。これが今日の分ですか?』

グライゼンが笑顔で袋を開けると、苦笑いする

『どうした!!』

ヴァルファーがグライゼンに言う

『面倒だからですか・・・なるほど面倒ですね。ヴァルファー見てみなさい』

グライゼンが言うと、ヴァルファーが袋を開けてテーブルに出す

『何故だ! この数は!!』

ヴァルファーが大声で言う

『ヴァルファーは面倒だから、さっさと数えてくださいね。早く帰りたいので』

マルスが笑顔で言うと職員が数え始める

『え! この大きいのは・・・』

職員の手が止まる

『あ! 今日デカイのがいたので、ついでに倒した奴ですね』

マルスが呟く

『何層ですか?』

グライゼンが苦笑いして言うと、ヴァルファーが青ざめている

『14層ですね』

マルスが笑顔で言う

『倒したのは、全員ですか?』

『ルキアとリーネとハルドとアーセルとエレリナと自分ですね』

マルスが笑顔で言う

『階層主討伐の証を与えます』

『面倒だからいらない!! 沢山倒したから、有るだけ邪魔』

マルスが笑顔で言うと笑い始める

『本当に要りませんか?』

グライゼンが真剣に言う

『面倒なので要りません、マルス様一人でも余裕ですから』

ルキアが笑顔で言う

『階層主だぞ!! 階層主!! 討伐した者なんてほとんどいないぞ!!』

ヴァルファーが怒鳴る

『この程度、雑魚ですから』

リーネが真剣に言う

『ざざざ雑魚!!! ふざけるな!! 14層で雑魚だと!! 迷宮をなめているのか!!』

ヴァルファーが怒り出す

『ヴァル兄さん、マルス師匠からしたら雑魚です。輝石の数でわかるはずです。』

オルガーが真剣に言う

『ヴァルファー少し落ち着け! これを見たらそう言われても仕方ないだろ?』

グライゼンが言うと、輝石を見て黙る


『数え終わりました・・・小輝石が216個、中輝石が512個です・・・階層主が一個です』

職員が疲れた様に言う

『面倒ですか・・・面倒ですね』

グライゼンが苦笑いすると、職員が慌てて硬貨を取りに向かう

『金貨106枚と銀貨7枚と銅貨20枚になります。』

職員が言うとテーブルに硬貨を置く

『こんなもんだね』

マルスが笑顔で言う

『・・・1日で金貨100枚・・・ふざけるな!!』

ヴァルファーが慌てて言う

『面倒になりますね。毎日これを持ってこられたら冒険者ギルドが破綻します』

グライゼンが苦笑いする

『買い取りは面倒だからね』

マルスが笑顔で言うと、帰る事にする


『オルガー、オリス、イースどのぐらいいる?』

マルスが笑顔で聞く

『え! どうしよう』

オルガーが呟くとオリスを見る

『今は要りません。鍛えてくれて、凄く強くしてくれたので、お金より色々教えてくれる方が良いです。』

オリスが真剣に言うと、オルガーとイースを見る。2人とも頷いている

『もう少ししたら帰るから、その時にまとめて渡すね』

マルスが笑顔で言う

『え! 帰る?・・・』

オルガーが呟く

『オルガー、解っているでしょ。マルス様達が国に帰らないといけないのは』

オリスが真剣に言う

『オルガー、こんなに強く鍛えてくれたのだから、いつか恩返し出来るように頑張りましょう』

イースが真剣に言う

『そうだけど・・・帰られる日まで一生懸命努力します。師匠』

オルガーが真剣に言う


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