表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
10章 ヘルゼレス王国
449/1407

オルガー

翌朝、マルスとゼオンとレスリナとルキアとリーネとハルドとアーセルとシーリスとエレリナとエレーヌと警備隊隊員3人で迷宮に向かう

『マルス様、どのように迷宮に入りますか?』

ルキアが真剣に聞く

『多分、シーリスとレスリナに経験させるけど、騎士5人を連れて入ってくるから、待っていてね』

マルスが微笑みながら言うと、エレーヌとシーリスとレスリナと騎士達と迷宮に入る


1層でバッタを見付け次第、シーリスは魔法を放ち、騎士とレスリナが切り刻んで黒い煙に変えて進む

『シーリスとレスリナと騎士さん達も乱れ始めたから、帰るよ』

マルスが笑顔で言う

『まだ10匹しか倒してませんが、良いのですか?』

レスリナが真剣に言う

『マルス師匠の指示は絶対です。守れないなら、連れてきません』

エレーヌが真剣に言う

『畏まりました』

レスリナが真剣に言うと迷宮を出る


『マルス様、お帰りなさい。早いのですね』

ルキアが笑顔で言う

『初心者だからね。次はルキア達だからね』

マルスが笑顔で言う

『マルス師匠、シーリスちゃんは任せてください』

エレーヌが笑顔で言うと馬車の荷台で、シーリスが魔力制御を始める

『レスリナと騎士さんも闘気を練りながら待っていてね』

マルスが笑顔で言うと迷宮に向かう


3層に向かうと、アントをルキアとリーネとハルドとアーセルが魔法で吹き飛ばし始める

『え! この子達もかなりの実力者』

エレリナが呟く

『噂は聞いていたが、本当に宮廷魔術師クラスなのか』

ゼオンが真剣に言うと、ルキア達の進撃を見ている

『ゼオンさん限界だね』

マルスがゼオンの闘気を見て言う

『限界?』

ゼオンが驚く

『闘気が乱れ始めたからね。エレリナさんも余裕が無いから帰りましょう』

マルスが笑顔で言うと、迷宮出口に向かう


『マルス師匠、早かったのですね』

エレーヌが驚いて言う

『ゼオンとエレリナさんが乱れ始めたからね、もう一度潜るよ』

マルスが笑顔で言うと、馬車の所で休憩をすると、迷宮に向かう


『マルス様、何層に向かいますか?』

ルキアが真剣に言う

『4層かな? 小部屋毎に焼き払えば良いからね』

マルスが笑顔で言うと、4層に最短距離で向かい小部屋毎に焼き払い始める

『ハルドが限界かな?』

マルスが魔力を確認して言う

『何が限界なのですか?』

ハルドが真剣に言う

『魔力制御が追い付かなくなるからね』

マルスが笑顔で言うと、全員で魔力視でハルドの魔力を確認すると、マルスが説明をする

『これが乱れているのですか?』

アーセルが真剣に言う

『これ以上やると不治の病になるから、帰るようにしているだけ』

マルスが笑顔で言うと、全員真剣に頷いて帰る事にする


迷宮を出ると、ヴァルファーが獣人の男と女2人に怒鳴っている

『何をしているのかな?』

マルスがヴァルファーに言う

『マルス! 何だ!』

『何怒っているの?』

『こいつが、体調悪いのに迷宮に潜ろうとするからだ!!』

ヴァルファーが睨みながら言う

『ヴァル兄さんのわからず屋!! このまま寝ていても、稼げないから! 行くよ!!』

男が言うと、迷宮に向かおうとする

『このまま入っても、死ぬだけだ!! もっと鍛練しろ!!』

ヴァルファーが怒り止める

『弟?』

マルスが呟く

『弟だ。何か悪いか!! 体が痛いのに迷宮に入るな!!』

ヴァルファーが真剣に男を怒鳴ると、女達がどうしたら良いかオロオロしている

『どういう状況か教えてね』

マルスが女性に詳しく聞くと、考え込む

『ヴァルファー、闘気鍛練教えてないの?』

マルスが真剣に聞く

『そんなの自分で学ぶもんだ!!』

ヴァルファーが怒鳴る

『ダメだね、初心者には優しく教えないと、人は育たないよ』

マルスが真剣に言う

『は? 自分で学ぶもんだ!! 文句有るか!!』

『ダメだね。所で、稼ぎ口が有れば潜らないのかな?』

マルスが男に聞く

『それは・・・何か仕事が有れば、無理はしない・・・』

男が真剣に考えながら言う

『1日どのぐらい必要かな?』

『え! 1日銀貨1枚有れば、3人食事は出来るから・・・』

『名前教えてね』

マルスが笑顔で言う

『オルガーです。こっちは姉のオリスで、こっちは友達のイースです。』

オルガーが驚きながら言う

『まずは闘気鍛練しないと、強くなれないから、やるようにね』

マルスが笑顔で言う

『どうやれば良いか知りません』

『ヴァルファーが教えないなら少し教えるから、迷宮に潜っている間、馬車を見張っていてくれるかな? 3人で1日銀貨1枚でどうかな?』

マルスが笑顔で言う

『え! 良いのですか!! 是非やりたいです!!』

オルガーが笑顔で言うと、尻尾を振っている

『あとは時々町中を案内してね』

『はい! 案内ぐらいいくらでもします』

オルガーが笑顔で言うと、オリスとイースが驚いている

『マルス! オルガーを手懐けるな!!』

ヴァルファーが怒鳴る

『ヴァルファーが手助けし無いからだね。どうせなら、ヴァルファーより強く育てようかな?』

マルスが笑顔で言う

『ふざけるな!!』

ヴァルファーが怒鳴る

『マルス師匠を馬鹿にしたら許しません!!』

エレーヌが真剣に睨む

『もう一度敗けたい?』

マルスが笑顔で言う

『え!他に俺に勝てる奴がいるなら、相手になってやる!!』

ヴァルファーが怒鳴る

『警備隊隊員さんヴァルファーをのしてください。エレーヌは回復魔法を』

マルスが笑顔で言うと、警備隊隊員が苦笑いして歩いてくる

『ただの兵士か!! こんな奴に敗ける訳無い!!』

ヴァルファーが睨みながら言うと、訓練用の剣を借りて一騎討ちして貰う


ヴァルファーが闘気を纏い、警備隊隊員に斬り付けると、隊員は軽くかわしながら、一瞬の隙に腹に一撃を与えると踞る

『あれ? もう終わり?』

マルスが笑顔で言う

『強い・・・こんな奴が沢山いるのか?』

ヴァルファーが痛みに耐えながら言うと、オルガー達は呆然と見ている

『5人は、闘気を完全に纏えるから、ヒストリアより強いよ』

マルスが笑顔で言う

『階層主を簡単に倒す筈だ』

『キリシア師匠とマルス師匠の足元にも及びません』

警備隊隊員が笑顔で言うと、エレーヌが回復魔法で回復させる

『もう良い!!』

ヴァルファーが怒鳴ると、冒険者ギルドに帰っていく

『オルガー、明日の朝から頼んだよ』

マルスが笑顔で言う

『え! はい! お願いします』

オルガーが笑顔で言う

『今日は用が有るから、少し案内してね』

マルスが笑顔で言うと、オルガー達に案内して貰いながら、買い食いして港に向かう


港に着くとキリシア達が待っている

『マルス、やっと帰ってきた』

キリシアが笑顔で言う

『その子達は?』

リリシャが微笑みながら聞くと、マルスが説明をする

『港町に詳しいなら、良いですね』

フローネが微笑みながら言う

『ヴァルファーの家族ね。ヴァルファーを叩き潰してね』

キリシアが笑顔で言う

『あ! これが約束の銀貨ね』

マルスが笑顔で手渡す

『ありがとうございます。』

オルガーが笑顔で言うと、3人で走っていく



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ