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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
10章 ヘルゼレス王国
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迷宮鍛練と8層の階層主

馬車に乗ろうとする

『マルス様、帰りですか?』

メーレスが微笑みながら言う

『メーレス様、何かご用ですか?』

『輝石はお売りにならないのですか?』

メーレスが真剣に言う

『必要ですか?』

マルスが真剣に聞く

『輝石は、あの灯りの元になっています。ある程度大きな輝石は、重要です。』

メーレスが言うと詳細を教えてくれる

『それなら、弟子達の鍛練の日は売りますが、この程度の大きさですが、良いですか?』

マルスが2種類の輝石を出す

『え! 中型の? 必要です。沢山有るなら、王家が買い取っても良いです』

メーレスが笑顔で言うと、馬車からセレスバインが降りてきて輝石を確認する

『セレスバイン様もいらしていたのですね』

マルスが挨拶をする

『こんなに1日で倒せるのか・・・本当に実力が有るのだな』

セレスバインが真剣に輝石を見ながら言う

『実力が無ければ、迷宮に潜らせません。無理をしても意味が有りません』

『そう言う事か・・・この輝石の大きさなら、銀貨3枚で買い取る』

セレスバインが真剣に言う

『全部引き取って良いですよ』

マルスが微笑みながら言う

『マルス様、ありがとうございます。冒険者ギルドから引き取ると銀貨4枚になるので、嬉しいです』

メーレスが微笑みながら言う

『銀貨2枚でも譲ったのですけど』

マルスが微笑みながら言うと、セレスバインが笑い始める


『本題は何でしょうか?』

マルスが真剣に聞く

『オルフェスタ・ガゼルトの件だが、魔法王国と魔工王国に確認した。両国の外交担当は、最初はぐらかせていたが、クライドルト王国の件を話すと話してくれた』

セレスバインが真剣に言う

『そうですか・・・』

『ガベラス王国もリベリアの英雄殿が来ていると伝えると、絶対に怒らせない様にと、全て教えてくれた』

セレスバインが苦笑いする

『国王陛下が事実を聞いて、友好関係を作りたいと言われておりました』

メーレスが微笑みながら言う

『不利益が無ければ、ゆっくり迷宮探索をしますので、気にしないでも大丈夫です』

マルスが微笑みながら言うと、フローネが微笑んでいる

『そう言う事か・・・地位も名誉も栄誉も領地も金も受け取らない英雄か』

セレスバインが呟くと笑い始める

『面倒事は持ち込まないでください。折角ゆっくり迷宮探索が出来ますので』

マルスが笑顔で言う

『わかったが、メーレスの乗っていた、交易船の商人が会いたがっている。船は壊れたが、船員の多くが生きていた事に感謝している』

『マルス、会う必要が有りますね。載っている交易品の売却も必要ですよ』

フローネが微笑みながら言う

『明日は遅くなるから、明後日かな?』

マルスが考えながら言う

『わかった伝えておく』

セレスバインが笑顔で言うと、帰っていく


翌朝、キリシア達と迷宮に向かうと最短距離で、25層に向かうと、フロッグをメトリシア達が容赦なく殲滅して進むと27層まで殲滅する

『やることが無い』

キリシアが呟く

『31層に3人で行こうか?』

マルスが微笑みながら言う

『行くよ!!』

キリシアが即答すると、みんな笑い始める


キリシアとリリシャとマルスが31層を目指して進む

『何故29層じゃないの?』

リリシャが微笑みながら聞く

『キリシアのやることが無いからかな?』

マルスが笑顔で言うと、キリシアが疑問そうにマルスを見てから、29層に到着する。大きなツリーウッドに遭遇する

『リリシャの獲物だから!!面倒!』

キリシアが言うと、リリシャが微笑みながら魔法で焼き尽くす

『早く行くよ!!ここにいたら時間が勿体無い』

キリシアが真剣に言うと、31層を目指す

『キリシア、油断はしないでね』

リリシャが微笑みながらキリシアを追いかける


31層に到着すると、大きなボアを見つけると、キリシアが闘気を纏い一刀両断すると、黒い煙になって消える

『中々の手応え!! やるぞ!!』

キリシアが笑顔で叫ぶと、見付け次第両断して突き進む


『次も行くよ!!』

キリシアが笑顔で言う

『キリシア闘気に余裕が無いよ』

マルスが真剣に言う

『え!・・・ダメ?』

キリシアが苦笑いしながらマルスを見る

『明後日、潜れなくなるよ』

マルスが真剣に言う

『わかった・・・』

キリシアががっかりすると、リリシャが笑い始める

『ミリアに心配されたいなら行くけど、良いかな?』

『え! いや!! それだけは嫌だ!! 帰るよ』

キリシアが真剣に言う

『キリシア、可愛い!!』

リリシャが笑顔で言うと、キリシアが赤くなりながら27層に向かって歩き出す


『あ! お帰りなさい』

ミリアが笑顔で出迎える

『ミリア、何も無かった?』

キリシアが笑顔で言う

『はい、キリシア師匠』

ミリアが笑顔で言うと、リリシャが微笑んでいる

『休憩したら帰るよ』

マルスが真剣に言うと、キリシアは全力で闘気を練り始める

『キリシア師匠、どうかしたのですか?』

ミリアが心配そうに聞く

『32層に行けなかったから、明後日は行けるように練っているよ』

マルスが微笑みながら言う

『私も頑張ります』

ミリアが笑顔で言うと、キリシアの隣で魔力制御を始める


迷宮の出口に向かうと、9層の階段の所で冒険者が集まっている

『何か有ったのかな?』

マルスが呟くと、キリシアが冒険者から話を聞く

『モンスターパレードで、登れない』

冒険者が真剣に言う

『時間が勿体無いから、行くよ』

キリシアが笑顔で言うと、8層に上がっていく

『死にたいのか!!』

冒険者が慌てて叫ぶ

『ゆっくりしてな』

キリシアが笑顔で言うと、狼を見付けて次々と凪払う

『数がいるから楽しいかな』

キリシアが笑顔で呟くと、狼を全部黒い煙に変える。


『キリシア、ボス倒してから帰る?』

マルスが真剣に聞く

『面倒だから倒してから帰るよ』

キリシアが笑顔で言うと、狼を次々と倒しながら進み、みんなで輝石を拾う。


大部屋に到着すると、キリシアが笑顔で入り大きな狼目掛けて突き進む

『ケニス、ルメイルも雑魚を倒して、エミール、ミリア、アニーは後方を監視して』

マルスが言い、ルメイルとケニスが狼を次々と倒し始めると、マルスはバリアフィールドを張る。


大きな狼にキリシアが接近すると、大きな狼が噛み付きにくるが、キリシアは闘気を纏った槍で頭から一刀両断すると、黒い霧になって消える

『この雑魚!! 一撃で消えるな!!』

キリシアが叫ぶと、近くの狼を凪払い始める

『実力差が有りすぎるね・・・』

マルスが苦笑いする

『当たり前ですね。さっきも沢山倒してきましたから』

リリシャが微笑みながら言う

『姿はほとんど見てなかったけど』

マルスが呟くと、クレスタとエビリアが笑い始める

『雑魚ですから仕方ないです』

リシリアが微笑みながら言う

『これでも階層主だけどね』

マルスが笑顔で言う

『そうですね。弱すぎて相手にもなりません』

リリシャが微笑みながら言う

『マルス、出られないんだけど』

キリシアがバリアを叩きながら言う

『もう殲滅したの?』

マルスが笑顔で言う

『雑魚じゃ相手にもならない!!』

キリシアが真剣に言う

『輝石を拾って帰ろう』

マルスが笑顔で言うと、全員で輝石を拾い集める


階段に戻る

『階層主を倒したから、帰りますよ』

マルスが笑顔で冒険者に言うと、迷宮出口に向かって歩き出す

『は? 倒した? おい! 本当か!!』

冒険者が慌てて言うと、マルスは微笑みながら倒したと言って帰る

『本当なのか・・・』

冒険者が苦笑いしていると、冒険者達は調べる為に大部屋に向かう


迷宮を出ると

『8層でモンスターパレードと聞いたが、どうなっている!』

ヴァルファーと数人が集まっている

『こいつなら倒しておいたよ。明日迷宮に潜れないと嫌だからね』

キリシアが輝石をヴァルファーに投げる

『倒した・・・』

ヴァルファーが苦笑いして輝石を確認する。

『疲れたから帰るね』

キリシアが笑顔で言うと、馬車に荷物を乗せる

『簡単に言うな!! 階層主だぞ!!』

『雑魚が1匹じゃ暇潰しにもならない! 階層主ならもっと強くなって出てこい!!』

キリシアがヴァルファーに怒鳴ると、ヴァルファーが苦笑いする

『面倒だから、階層主は現れなかった事でよろしくね』

マルスが笑顔で言うと馬車に乗って帰る


『いなかったことで・・・』

ヴァルファーが唖然と見送る

『ヴァルファー様どうしますか?』

獣人の冒険者が真剣に言う

『え? 確認は必要だが・・・いなかった事になるのか?』

ヴァルファーが呟き苦笑いしている

(それで良いのか? 階層主倒して無かった事になるのか? どうしたら良いのか?)


冒険者達が戻ってくると、階層主がいない事が確認される

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