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南に出発

魔導書を持って魔導船に戻る

『マルス、何か良いもの有ったの?』

リリシャが魔導書を見て言う

『古代文字の解読をしようと思っているよ。魔導王国と別の文字だからヒントを探すのが大変だけど、面白そうだからね』

マルスが笑顔で言うと、リリシャも魔導書を見てみる

『全く読めないですね』

リリシャが真剣に言う

『南の大陸に有った国の魔法でしょう・・・別系統です』

フローネが考えながら言う

『楽しみだよ』

マルスが笑顔で言うと、みんな笑い始める


翌日、フローネ達が小型魔導船で町に向かう

『マルス、交代で操作室にいましょうね』

リリシャが微笑みながら言う

『いつも通りだよね・・・あ! 望遠鏡作って無かった』

マルスが思い出して言うと、倉庫に向かう

『望遠鏡? ここに有るのに?』

リリシャ達が苦笑いして呟きながら、マルスを見送る


マルスは、モデリングで金属を円筒状にしてから、ネジ等で可動部を作り始めると、動きを確認している

『可動は良いね・・・ガラスは曲線を持たせて薄めに作って・・・』

マルスが呟きながらモデリングで作っていく。

ここは歯車にしてこっちと・・・連動させて・・・


完成した物を持って戻ってくると、マルスは遠くを望遠鏡で覗き始める

『見えるけど、中々見付けるのが難しい』

マルスが呟くと、みんな興味津々に見ている

『リリシャ、どうかな?』

マルスが手渡して、リリシャが港を覗き始める

『良く見えますね』

リリシャが笑顔で言うと、リリシャが微笑みながら覗き続けている

『良さそうだね』

マルスが笑顔で言うと、倉庫に向かう


金属とガラスをマルスは、モデリングとクレーションで形を変形させると、紋章魔法と紋様魔法を使い構造強化していくと、組み立てる

『マルス師匠、外装に何か紋章を描きませんか? クライドルト王国の紋章とか』

エミールが見ながら言う

『そうだね。盗まれても転売出来ないようにしないとね』

マルスが笑顔で言うと、紋章を銀で描いていく


望遠鏡を持って操作室に向かうと、みんなに手渡して遠くを見て貰う

『凄い、遠くがハッキリ見えます』

エミールが微笑みながら言う

『航海中、遠くの岩場などの確認がやり易いです』

エビリアが笑顔で言う

『あ!!フローネ先生、発見しました』

クレスタが笑顔で言うと、みんな探し始めると笑顔で覗いている


夕方になると、フローネ達が帰ってくる

『レディナ、お帰りなさい』

マルスが笑顔で言う

『あ!お兄ちゃん~ただいま!』

レディナが笑顔で抱き付いて言うと、マルスが頭を撫でている

『マルス師匠が作ってくれました』

エミールが笑顔で望遠鏡を見せる

『これは・・・双眼鏡ですね・・・は? 作った!!』

フローネが苦笑いして受け取る

『双眼鏡? 望遠鏡じゃないのかな?』

マルスが真剣に言う

『2つ有りますので、双眼鏡ですよ』

『間違えたか・・・』

マルスが苦笑いすると、みんな笑い始める

『完璧ですね・・・もしかして監視されていましたか?』

フローネが町を覗いてから、リリシャに聞く

『監視はしてないですが、クレスタが見付けて、何かを食べているのは見ました』

リリシャが微笑みながら言う

『覗きはダメですよ』

フローネが笑いながら言う

『はい、先生』

リリシャが真剣に言うと、みんな笑い始める

『作り方解ったから、監視所の分も作ってきますね』

マルスが笑顔で言うと、レディナが着いてくる


双眼鏡の部品をモデリングとクレーションで、次々と作り、紋様魔法と紋章魔法を書き込んでいくと、組み立て始める。レディナとイリアとシーリスが真剣に見ている。ナディアが組立て始めると、みんなナディアを手伝い始める


『マルス師匠、首から掛けられるようにしませんか?』

ナディアが言うと、マルスは革をモデリングで形を変え、金属を双眼鏡に取り付けてから革と固定して、首から掛けられる様にする

『良いね。全員の分、作るかな』

マルスが笑顔で言うと、次々と革を変形させる


操作室にいく

『あ!! マルス師匠! こんな凄いもの作るなら、教えてください!! 作る所見たかったのに!!』

メトリシアがマルスに詰めより言う

『メトリシア、魔道具じゃないよ』

『え! 魔道具じゃない?・・・』

メトリシアが調べ始める

『ガラスを使って拡大しているからね』

『そう言う事なの?』

メトリシアがフローネを見る

『魔道具では無いですね。こんな簡単に作る人はいないですね』

フローネが微笑みながら言う

『監視所の人に使って貰う分も作ってきたから、渡してきます』

マルスが笑顔で言う

『何でも有りですが・・・簡単に作るなんて』

フローネが呟くと、マルスの後ろ姿を見送る

『マルスだからです。』

リリシャが微笑みながら言う

『そうですね』

『キリシアがこれを見たら、一日中覗いているでしょうね』

リリシャが微笑みながら言う

『そうですね・・・間違いなく独り占めですね』

フローネが笑い出すと、みんな笑い始める


翌朝、食料の積み込みを終わらせると、ウンディーネ号は南に向かって出発する


10日後、順調に航行している

『マルス師匠、前方に大きな雨雲です』

クレスタが見付けて言う

『あれは・・・大きい』

マルスが見て言う

『嵐ですね・・・どうしますか?』

フローネが心配そうに言う

『様子を見る? 嵐なら進む方向が有るからね』

マルスが真剣に言う

『そうしましょう』

リリシャが笑顔で言うと、みんな同意する

『停船して、嵐の動きを監視しよ』

マルスが笑顔で言うと雨雲の動きを交代で見ている


『大陸側に向かっています』

エビリアが言う

『通りすぎたら、出発しよう』

マルスが笑顔で言う

『それが1番ですね』

フローネが微笑みながら言う


キリシア達は魔導バイクで遊び始めると、海兵達は小型魔導船で網を引っ張って魚を取り始める

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