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迷宮と資金

28層に戻る

『マルス師匠、お帰りなさい』

メトリシアが笑顔で言うと、みんな笑顔で出迎えてくれる

『何も無かったみたいだね』

マルスが笑顔で言う

『休憩したら帰るよ』

キリシアが笑顔で言うと、休憩しながら闘気を練り始める


迷宮を出ると

『お帰りなさい』

ヒストリアが笑顔で言う

『ヒストリア、ただいま。今日は愚か者いないのかな?』

マルスが笑顔で周囲を見渡すと、騎士が苦笑いしている

『いたら暇潰し出来たのに』

キリシアが笑顔で言う

『旅の資金欲しいから、少し売ろうか?』

マルスが笑顔で言う

『わかった!』

キリシアが笑顔で言うと、馬車で冒険者ギルドに向かうと、騎士達が周囲を警戒しながらついてくる


『買い取りをお願いします』

マルスが笑顔で職員に言う

『はい、あちらに・・・奥にどうぞ』

職員がマルスを見て苦笑いすると案内してくれる。マルス達は魔石の袋をテーブルに置く

『マルス殿、例の件はどうなりましたか?』

オイゲルが入ってきて、周囲を見てから、真剣に聞く

『死亡届が出されましたね』

マルスが笑顔で答えるとオイゲルが苦笑いする

『簡単に追放ですか・・・不幸な人が増える訳です』

オイゲルが残念そうに言うと、職員を呼んで魔石の袋を開けさせる


『え!! 何ですか? これって階層主?』

職員の手が震えながら呟く

『何層の階層主ですか?』

オイゲルが真剣に聞く

『階層主は居ませんでしたよ』

マルスが笑顔で答える

『オークションに掛けないといけないので、教えてください』

『オークションに? 袋の中を良く見てください』

マルスが笑顔で言うと、職員が青ざめている

『どうした!!』

オイゲルが職員に言うと袋の中を見て固まる


『どうしたら大魔石より大きい魔石が沢山手に入るのですか?』

オイゲルが苦笑いして言う

『31層と32層だね。12層の階層主が、普通のモンスターだよ』

キリシアが笑顔で言う

『そう言う事ですか・・・』

オイゲルが苦笑いすると、職員が資料を探しに向かう

『買い取れないの? 旅の資金が欲しかったのに』

キリシアが笑いながら言う

『資料が残っていれば、買い取りますが・・・』

オイゲルが苦笑いすると、職員が慌てて帰ってくる

『買取り価格が解りません。100年分で調べさせましたが、有りませんでした。オークションの結果とかでも、金貨10枚から100枚ですので、どうしたら良いか解りません』

職員が真剣に言う

『預かりにしても良いですか?』

オイゲルが苦笑いする

『仕方無いな! 調べておいてよ』

キリシアが満足そうに言うと、職員が数えて、キリシアが預り証にサインする

『大魔石の方しか無いね』

マルスが笑顔で言うと、馬車から袋を持ってくると、テーブルに並べると職員が慌てて数え始める

『支部長・・・この魔石、大魔石より少しだけ大きいです』

職員が苦笑いする

『何層ですか?』

『27層から29層だよ!』

キリシアが言うとマルスがどの袋か教える

『金貨7枚・・・8枚どうするか・・・最低金額で、5枚で預かります。それ以上の価値であった場合、差額を口座預かりにします。』

オイゲルが苦笑いしながら言う

『仕方無いな! 調査しておいてよ』

キリシアが笑いながら言う

『合わせて、564個ですので、金貨2820枚です』

職員が苦笑いする

『用意してね。長旅が待っているから、資金が必要だからね』

キリシアが笑顔で言うと、職員が慌てて出ていく

『少々お待ちください』

オイゲルが苦笑いすると、職員達が次々と金貨の袋を持ってくる


『歴代最大の金貨量かな?』

キリシアが呟く

『記録が残ってないですが、間違いないと思われます』

オイゲルが苦笑いしながら言う。金貨を魔石を入れていた袋に詰めると、帰る事にする


屋敷に帰ると、クエリスの元に行く

『旅の間の資金を金庫に入れておきたいから、頼んだよ』

マルスが笑顔で言うとクエリスと金庫まで一緒に行く

『あれ?ほとんど減ってない?』

マルスが真剣に言う

『私達の給金と食材費しか無いので、この分で数10年分になりますが・・・』

クエリスが苦笑いするとケニスを見ている

『1人の小遣いが1袋にしても余るよね』

キリシアが笑顔で言う

『1人1袋は多いよ』

マルスが笑顔で言う

『そうかな?魔力の通る革とか、珍しい物を沢山買いたくなるでしょ?』

キリシアが笑顔で言う

『必要だけど、ここまでは費用要らないかな?』

マルスが考えながら言う

『リリシャは要る?』

キリシアが笑顔で聞く

『そこまでは要らないかな?』

リリシャが笑顔で答える

『金庫にしまって置いて』

キリシアが笑顔で言う

『この金貨の量は・・・』

クエリスが青ざめると、マルスに助けを求めている

『仕方無いから、宝物庫にしまおうか?』

マルスが笑顔で言う

『そうしよ』

キリシアが笑顔で言うと、持って宝物庫に向かうと、クエリスがホッとしている

(助かった・・・あの量怖い)


『キリシア、帰った様ですね』

フローネが微笑みながら言う

『フローネ先生、これ使ってください』

リリシャが笑顔で言うと、袋を1つ渡す

『金銭感覚が無くなったのですか?』

フローネが袋の重みで苦笑いしている

『長旅になるから、余裕が必要なので魔石を売ってきましたが、多すぎました』

マルスが笑顔で言う

『少しですか?リシリアどうでしたか?』

フローネがリシリアを見て言う

『いつも通りです。金貨2000枚を越えた金貨を見るのは、初めてでした。』

リシリアが笑顔で言う

『魔導船に置けば、安全ですから大丈夫です。』

マルスが笑顔で言う

『船の中なら安全ですね・・・そこまでは・・・作っていた馬車ですね』

フローネが苦笑いする

『宝物庫にしまわなくても、馬車に置けば良いね!』

マルスが笑顔で言う

『面倒だから良いね』

キリシアが笑顔で言うと、馬車に置く。フローネが苦笑いしている


『準備は出来たけど、いつ出発する?』

マルスが笑顔で聞く

『一度、家に寄りたいな』

キリシアが考えながら言う

『家に寄ってから、アーメルドに向かいましょう』

リリシャが笑顔で言う

『準備しよー、ルキアとアーセルとハルドは、直接向かって貰おうかな? 工房も有るから、3人で勉強も出きるからね』

マルスが微笑みながら言う

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