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魔導船ウンディーネ号

翌朝、マルスはもう一台魔導バイクを作成する事にすると。魔導船の魔導バイクを格納するスペースを作り始める

『マルス師匠、この扉の中に格納するのですか?』

エミールが笑顔で言うと、マルスは魔導バイクの嵌まる形の床を動かして開口部に移動させる。エミールに説明する

『凄いです!マルス師匠!これで航海中安全に格納出来るのですね』

エミールが笑顔で言うと反対側の籠を見ている

『それは物資や人を乗り降りさせるためだね』

マルスが笑顔で言うと、エミールが微笑んでいる。マルスの確認作業を手伝い始める

マルスは開口部を開閉する折り畳み式の天井を作成すると、水の通り道を作り、雨漏りしないか確認すると鍵を作り始める

『マルス師匠、ここも鍵を?』

エミールが真剣に見ながら言う

『出入口は完全に塞がないとね、他国や海賊相手にする事も考えないとね』

マルスが笑顔で言う

『騎士も鍛えますか?』

エミールが真剣に言う

『キリシアとルメイルに任せるよ』

『可哀想ですね。毎日死ぬより怖い特訓です』

エミールが苦笑いする

『人選が訓練に前向きな人を選抜しているから、精鋭を鍛えて欲しかったんだね。ヘルトの企みだよ』

マルスが笑いながら言うと、エミールが微笑んでいる


『マルス師匠、キリシア師匠が海に落ちました!』

メトリシアが慌て気味に来ると、マルスは甲板からキリシアを探す。魔導バイクが岩に当たり、キリシアが苦笑いしながら岩に登っている

『あ!マルス師匠、キリシア師匠が岩に座礁させてしまいました・・・無茶な操縦はダメですよね』

エビリアが苦笑いしていると、クレスタが頷いている。マルスは小舟の魔導船でキリシアの元に向かおうとすると、ナディアとレディナとイリアも一緒に乗る

『マルス、ごめん。壊しちゃったかな?』

キリシアが苦笑いしながら言う

『怪我はしてないかな?』

『ジャケット着ていたから、大丈夫だよ』

『キリシアお姉ちゃん!無茶したらダメです!』

レディナが笑顔で言うと、回復魔法を使い始めるとキリシアが赤くなっている

『レディナちゃん、ありがとうね』

『反省して、みんなにも遊ばせてください』

レディナが笑顔で言うと、イリアが見ている

『え?・・・あ!!1人で使いすぎた?』

キリシアが苦笑いしてマルスを見る

『順番に練習してね』

マルスが笑顔で言うと、レディナの頭を撫でる。ナディアが笑い始める。マルスはレビテーションで魔導船バイクを持ち上げて、破損してないか黙視すると海に浮かべ、動作を確認するとレディナとイリアが後ろに乗り、魔導船の周りを一周すると、魔導船に戻る。キリシアとナディアは小型魔導船で魔導船に戻る


騎士と海兵を魔導船に乗せると各自のプレート鍵を渡すと各自の部屋と役割を説明する


アルクオドールがやって来ると、小型魔導船で海兵が迎えに行く。小舟毎、魔導船に吊り上げて、アルクオドールが魔導船に乗る

『改造終りましたね』

アルクオドールが見て回り、笑顔でマルスに言う

『これで航海に出れます。海兵がいるから海の上で迷子にならない事を祈りますが』

マルスが笑顔で言うと、みんな笑い始める

『英雄殿ですから、大丈夫です、用意している物資は港沖で軍艦から引き渡します』

アルクオドールが笑顔で言うと、魔導船は港に向かって進み始める。アルクオドールが笑顔で景色を見ていると、港近くで軍艦に横付けし、物資を積込み始める

『この船の名前は有るのですか?』

アルクオドールが笑顔で聞く

『え?決めてないです・・・どうしようか?』

マルスが苦笑いしてリリシャを見る

『え?決めていると思って、何も考えてないですよ』

リリシャが驚くとみんな笑い出す

『フローネ先生、何か有りますか?』

『え?そうですね・・・ウンディーネはどうかしら?』

『水の精霊ですか?』

『水の精霊の加護が有る事を祈りましょう』

フローネが微笑みながら言うと、みんな頷いている

『魔導船ウンディーネ号、良い名前ですね』

アルクオドールが笑顔で言うと、軍艦に乗り移り、魔導船ウンディーネ号は、航海に出発すると、キリシアとルメイルは騎士と海兵の鍛練を始める


『マルス師匠!左前方に船影です』

エビリアが言う

『警戒だけはしておこう』

マルスが言うと、エビリアは望遠鏡で確認している

『あれ?帆が破れている・・・それに傷だらけ?』

エビリアが呟くと、マルスとフローネが確認する

『漂流か難破船ですね』

フローネが真剣に言う

『メトリシア、どうする?』

マルスがリリシャを見る

『この場合は救助が必要です』

メトリシアが真剣に言う

『エミール、キリシア達に伝えて準備をさせてね』

エミールが出ていくと!船は漂流船の近くに向かう


『海兵さん一番近い港は、目的地かな?』

マルスが海兵に聞く

『はい、その方が近いです、曳航して持っていけば良いです』

海兵が真剣に言う

『キリシア、ルメイル、乗り込んで確認に行くよ。海兵さんと騎士も同行してね』

マルスが真剣に言うと、ウンディーネ号は近くで停船して船を観察する。マルスとキリシアとルメイルと海兵達が乗り移り、船内を確認する

『マルス様、かなり漂流していたみたいです。既に・・・』

海兵が真剣に言うと海兵が1人の男を抱き抱えて来る

『かなり衰弱してますが、生きていました』

海兵が言うとマルスは回復魔法を使い、海兵達が介抱する事にする。漂流船は曳航して行くことにする


2日後、島の港が見えてくると海軍の軍艦が近付いてくる。軍艦は横付けして、海兵が乗り移り、挨拶にくると海兵と話をしてからくる

『英雄様!驚きました!まさか魔導船で来られるとは・・・』

『試験航行ですけどね。後ろの漂流船、お願いしても良いですか?』

マルスが笑顔で言う

『勿論です!』

海兵が笑顔で言うと詳しく状況を説明する

『接岸は難しそうだから、港の近くで停泊しますね』

マルスが笑顔で言う

『畏まりました。周囲に船が近付かないように監視します』

海軍海兵が笑顔で言うと、軍艦から離れて港近くに停止すると錨を下ろして、マルスとリリシャとケニスとメトリシアとヒストリアと船の護衛3人で小型魔導船で港に向かう事にする


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