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魔導バイク

魔法学院の卒業式の日を向かえると、みんなでエミールとエレーヌの卒業式を見てから屋敷でお祝いする

『リリシャ師匠卒業しました!キリシア師匠とリリシャ師匠とマルス師匠と出会えたから、夢だった魔法学院に通えました。ありがとうございました。』

エミールが涙を流しながら言う

『エミール、これからどうしますか?』

リリシャが真剣に言う

『考えていましたが、少し我が儘かも知れないのですが、王都でマルス師匠を少し手伝いたいです!ダメでしょうか?』

エミールが真剣に言う

『あーあ!マルスに取られちゃった!エミール!マルスが新しい魔法を覚えたら、必ず教えてね』

リリシャが笑顔で言うと、エミールはリリシャに抱き付つく

『はい!リリシャ師匠!』

エミールが言うと、リリシャが優しく抱き締めている。フローネがエミールを微笑みながら見ていると涙を流す

アニーとクレシアが用意した料理でお祝いを始める


数日後、エリカの魔法学院入学試験が終わり、仕立屋がフロートの魔道具を納品に来ると、マルス達はアーメルドに向かって出発する事にする

『悔しいですわ!一緒出来ないなんて!』

アリシアが悔しそうに言う

『マルス様、屋敷の警備とアリシア様の護衛は任せてください』

カジェリアが真剣に言う

『カジェリアさん、カミラ、屋敷は任せました』

マルスが笑顔で言うとカミラが笑顔でうなずく

『ソリナ、今回はマルス様の御共任せましたわ』

アリシアが笑顔で言うとソリナが真剣に頷くと馬車でアーメルドに向かう


アーメルドの門が見えてくると、馬車が並んでいる。アーメルドの兵士と騎士が並ぶ馬車を調べている

『英雄様!やっと到着ですか?』

騎士が笑顔で言うと、門番が笑顔になる

『どうかしたの?』

キリシアが笑顔で聞く

『は?何でこんなに人が集まっているか知らなかったのですか!!』

『え?どうして?』

『巨大な魔導船が海上に停泊しているのを見学に大勢の人が集まっています』

騎士が苦笑いしている

『あ!そう言う事か!マルスが放置して帰ったからね』

キリシアが笑い出す

『海軍と騎士団の人手は揃っていますが、すぐに出航しますか?』

騎士が真剣に聞く

『先に改造かな?人に見られたく無いから・・・造船所の近くに移動してから、始めようか?』

マルスが考えながら言う

『港まで護衛します』

騎士が笑顔で言うと、馬車の列の横を通り抜けて、港に向かう。多くの人が港に集まっている


馬車を降りて、軍艦に物資を積み込んでいると、アルクオドールがやって来る

『あ!アルクオドール様』

マルスが笑顔で言う

『連絡は受けました。造船所まで移動するのですね』

アルクオドールが笑顔で言う

『魔導船内部を見学しますか?』

『え!宜しいのですか』

アルクオドールが笑顔になると、一緒に軍艦に乗り込み、馬車は騎士達に造船所に送って貰う


軍艦は魔導船に横付けすると、マルス達は乗り込み、甲板と外装を異常ないか確認していく

『何処も異常有りません』

エビリアが笑顔で言うと、鍵を開けて中に入る。出航準備に入る

『錨をあげて、出発準備』

マルスが言うと操船準備をする

『あ!マルス、ここからどうやって旋回するの?』

リリシャが苦笑いする

『左側推進装置起動と同時に右側は予備の逆向き推進装置起動して』

マルスが笑顔で言うと推進装置が作動して船が旋回を始める港から大歓声が上がる

『右側停止してから推進装置起動』

マルスが言うと、魔導船は一度沖に出てから、造船所に向かって戻ってくる


『凄い・・・完璧に動くなんて』

アルクオドールが驚いている

『だけどまだ完成してないので、急いで完成させますね』

マルスが笑顔で言う

『これで・・・本当にまだまだなのですか?』

アルクオドールが真剣に言う

『楽しみにしておいて下さいね』

マルスが微笑みながら言うと、アルクオドールは帰ろうとする

『アルクオドール、どうやって帰るの?』

キリシアが真剣に言う

『え?・・・あ!迎えが無いと帰れない』

アルクオドールが苦笑いすると、みんな笑い出す

『だから完成してないです』

マルスが言うと、アルクオドールは船の周りを見て回り、理解すると笑い出す

『軍艦の所まで送りますね』

マルスが笑顔で言うと、沖合いで軍艦に横付けしてから、アルクオドールがフロートの魔道具を着て飛び移る

『アルクオドール、念の為、着て帰ってね』

キリシアが笑顔で言うと、軍艦から離れて造船所の近くで錨を下ろすと、みんなに何処を改造するか説明を始める。フローネが苦笑いしている


海兵と騎士達に資材を運んで貰いながら、マルスは船の改造を始めると、甲板ではキリシア達は訓練をしている


5日後、マルスとリリシャは、工房で小舟型魔導船を作成すると、続けてマルスが何かを作り始める

『マルス、これは何ですか?』

リリシャが完成に近付いた物を見て言う

『水上を走る乗り物だよ。この部分を左右に回すと下のスクリューの向きが変わるから、舵の変わりになると思う。それにかなりスピードが出るようにしてみたかっただけだね』

『え?スピード?もしかして、曲線的にしたのはスピードを出す為?それに座って動かせるの?』

『一度試すね』

マルスが笑顔で言うと片足で突起を踏むとスクリューが回り出す

『これで動かすのですね』

リリシャが笑顔で言う。マルスはもう片足も突起を踏むと、スクリューが高速で回り出す

『2段階で回るなんて、マルス、考えたね』

リリシャが笑顔で言う

『試乗してくるね』

マルスが笑顔で言うと、魔力を魔石に補充してからレビテーションで浮かせて持っていく。海に浮かべてマルスが乗ると水上で動かし始める。魔導船の周りを回ってから造船所に戻ってくる

『マルス、成功だね』

リリシャが笑顔で言うと、魔導船からキリシア達が見ている

『リリシャ、後ろに乗ってみる?』

『はい!マルス』

リリシャが嬉しそうに言うと後ろに乗ってマルスにつかまると魔導船の周りを一周しながら左右に方向を変えて試しながらスピードをあげると造船所に戻ってくる

『マルス!面白い!この乗り物の名前はどうするの?』

リリシャが笑顔で言う

『魔導バイクでどうかな?』

マルスが笑顔で言うと、リリシャが微笑んでいる。小型魔導船2隻も持ってくると、小舟も試運転する。魔導船の横に行くとマルスはフライで魔導船に乗り込む

『マルス!!あの乗り物楽しそう!貸して!!』

キリシアが笑顔で言う

『まずは格納出来るか確認してからね』

マルスが笑顔で言うと改造した装置を動かして小舟を持ち上げる

『この小舟はこのままですか?』

エミールが言う

『そうだね。格納するのも面倒だからね。それにこの吊り上げ装置は、後ろに下げれば、船の中だからね。このプレートが無いと海に下ろせないから安全だよ』

マルスが言うと、みんなで動かないか確認を始める。リリシャがもう1隻を持ってくると反対側に格納する。魔導バイクも吊り上げて格納すると、もう一度下ろしてキリシアに操作方法を教えると、キリシアが乗り回している

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