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魔法研究発表とルキアとリーネ

昼になると研究会食堂に向かう。王国騎士が来ている

『マルス、お母様ですかね?』

メトリシアが真剣に言うと中に入っていく

『マルス殿も一緒に食べよう』

国王と王妃が笑顔で言う

『お父様、どうしてこちらに?』

メトリシアが驚く

『え?来たら悪いのか?食堂なのに』

国王が真剣に言う

『食事だけですか?』

『エミール殿の卒業研究発表を聞く為だ!!リーベル師が悩む発表を聞く為だな!』

国王が笑顔で言う

『建前はそれで、本当は食事に来たのですね』

マルスが笑顔で言うと、クレシアが料理を持ってくる

『ん?そうだが何か悪いか?1人だけ来てないからな』

国王が笑顔で言うと、王妃が笑っている。みんなで食事を始める


午後になると研究室にリーベルがやって来る。国王を見て青ざめると、ヘルトは笑顔で入ってくる

『リーベル師、やっと来たか』

国王が笑顔で言うと王妃が笑っている

『国王陛下がいらっしゃるとは思いませんでした』

リーベルが苦笑いする

『早速卒業研究発表を聞くぞ』

国王が笑顔で言うと、エレーヌが発表を始める

『研究院の能無し、やっぱり要らなかったな』

国王が笑顔で言うと魔法のランプを点灯させながら満足そうに笑っている

『次はエミール師の発表ですね』

王妃が笑顔で言うとエミールが魔導書の説明をしていく

『なるほど・・・能無し宮廷魔術師に聞かせてやりたいな・・・見事な魔導書だ!』

国王が笑顔で言う

『エミール師、この魔導書の魔法は全部使えるのですか?』

王妃が笑顔で聞く

『はい!他にもリリシャ師匠とマルス師匠から教わっています』

エミールが笑顔で言う

『素晴らしいですね』

王妃が笑顔で言う

『能無しに、これ以上の魔導書を要求したら出来るか?』

国王が笑顔でリーベルに聞く

『無理ですね』

リーベルが苦笑いして言う

『即答か・・・』

『時間の無駄です。これ以上の魔法は、マルスが教えないと使えません』

リーベルが諦めて言う

『クラス全員にエミールの魔導書写させるかな?』

マルスが呟く

『絶対にさせないでください!!ルキア1人でも大変な事になっているのですから!!』

リーベルが真剣に言う

『ルキアさん、何かしたのですか?』

王妃が笑顔で聞くと、リーベルが説明を始める。ルキアとリーネを呼んで魔法の練習をして貰う。攻撃魔法の練習をガラス越しに国王と王妃とリーベルとヘルトが見学する


『宮廷魔術師クラスが2人も・・・』

国王が呟く

『ルキアさん、何種類も使えるのですね』

王妃が笑顔で言う

『あ!!宮廷魔術師でも、ここまで使える人はいないですね』

ヘルトが苦笑いする

『王国名誉魔法使いの称号の通りだ』

国王が満足そうに言うと、ルキアとリーネがマルスの元に来る、国王を見て

『え!こここ国王陛下!!』

ルキアが驚いて慌てて頭を下げると、リーネも頭を下げる

『見事な魔法だったぞ!ルキア殿』

国王が笑顔で言う

『リーネさん、ルキアの弟子になるのですね』

王妃が笑顔で言う

『え!』

ルキアが苦笑いしてマルスを見る

『弟子にして貰えたら嬉しいです』

リーネが真剣に言う

『ルキアさん宮廷魔術師長を断るなら、リーネさんを弟子にしてあげてくださいね』

王妃が笑顔で言うとヘルトが笑い出す

『え!!そそそそれは・・・まだ未熟なので、無理です』

ルキアが苦笑いして言う

『リーネさん、クレスタ師の弟子でも良いですが、全員リベリアに行かれると困りますので、ルキアさんの弟子で我慢してくださいね』

王妃が笑顔で言う

『クレスタ御姉様の事を知っているのですか?』

リーネが驚く

『マルス殿とリリシャ殿の弟子は全員知ってます』

王妃が笑顔で言う

『あの・・・私の弟子で決定なのですか?』

ルキアが苦笑いしながら言う

『リーネ、宮廷魔術師長にならないか?』

国王が笑顔で言う

『え?むむむ無理です!!私なんかの実力ではとても無理です!!』

リーネが慌て出す

『そうか?余が見た限り、既に攻撃魔法は、宮廷魔術師共より凄いぞ!』

『え!そんな事は有りません!!私より凄い人はいっぱい居ます!!』

『例えば誰だ!』

『マルス様にミリア様にメトリシア様にエミール様にエレーヌ様にルキアさんも!!マルス様と一緒にいらっしゃる方は全員凄いです!!』

リーネが真剣に言う

『全員断られた!ルキアも先日簡単に断られたからな・・・誰もなってくれない』

国王が苦笑いするとメトリシアが笑い始める

『え?ルキアも断ったのですか?』

『え?アルと結婚しますので!』

ルキアが笑顔で言う

『え?それだけで断ったのですか?』

リーネが苦笑いする

『ルキアと一緒に学んで、卒業したら考えてくれ』

国王が笑いながら言う

『ルキア、面倒なリーネの家族の為に弟子にしてあげてね。知識の足らない所は教えるからね』

マルスが笑顔で言う

『面倒な貴族から文句言われたら教えてくださいね。ルキアさんは国王陛下の庇護下に有りますので、たっぷり言い返しますので、クレスタさんの分も付け加えてたっぷり・・・フフフ』

王妃が笑顔で言う

『え?その為に弟子にするのですか?』

ルキアが苦笑いする

『はい!不治の病で見捨てる様な、貴族は要りませんからね』

王妃が微笑みながら言う

『ルキア、決定で良いのかな?』

マルスが笑顔で言う

『解りました・・・リーネ、良いの?』

『はい!ルキア師匠』

リーネが笑顔で言うと、国王が微笑んでいる


『リーベル師、来季マルス達は遠征に向かう事が決定しているが、大賢者研究会のメンバーは同行させるつもりだ、休学より、課外活動と言う事で処理をするように』

国王が笑顔で言うと、ヘルトが詳しく説明を始める

『え?魔導船!!完成させた!!』

リーベルが青ざめている

『まだ完成してませんが、航行は出来ると思います・・・改造する場所が多すぎますので』

マルスが真剣に言う

『もしかして・・・それで休まれていたのですか?』

ルキアが真剣に聞く

『そうだよ!みんなで作っていたよ』

『もしかして!アーメルドで作られたのですか?』

『そうだよ!だから工房も作って、付与魔法したから、将来ルキアも使ってね』

マルスが笑顔で言う

『ありがとうございます』

ルキアが嬉しそうに言うと、国王と王妃がルキアを見ながら微笑んでいる


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[気になる点] 『はい!不治の病で見捨てる様な、貴族は要りませんからね』 王妃が微笑みながら言う あれ~、メトリシアは不治の病で最悪自害せよって言われてリベリアに送り出されたよね? 見捨てた貴族…
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