キリシアの槍
『キリシア達は?』
マルスが笑顔で聞く
『警備隊の訓練場に行きました。メトリシアもヒストリアが鍛練したがっているのを見て、ついていきました』
ミリアが笑顔で言う
『このキリシアの槍は、帰ってくるまでお預けだね』
マルスが笑顔で言う
『とんでもない槍ですね・・・究極軽量構造強化、体力回復強化、生命力回復強化、腕力強化、精神力回復強化、光属性、聖属性、浄化、浮遊、浮揚、魔法耐性強化、究極魔法防御、対抗魔法、状態異常回復力強化、究極精神魔法防御、闇魔法反射、衝撃吸収、魔力貯蔵制御、火属性、水属性、風属性、土属性、身体筋力強化、衝撃波、貫通能力、闘気活性、吸収対抗力・・・』
フローネが内容を言いながら苦笑いしている
『物凄いですよね』
マルスが笑顔で言う
『キリシア師匠で無ければ使えません』
エミールが真剣に言う
『キリシア、喜ぶわね』
リリシャが微笑んでいる
『スケールメイルも・・・軽量構造強化、衝撃吸収、魔法防御、精神魔法防御、闇魔法防御、魔力貯蔵制御・・・凄いのですが、槍に比べると見劣りします』
ミリアが言う
『は?見劣り!!ミリアとんでもない鎧ですよ!!神様のイタズラが無くても、こんな鎧伝説級の鎧です!』
フローネがミリアを見て言う
『え!ごめんなさい!!私の様な才能も無い人が、偉そうな事を言ってごめんなさい!!』
ミリアが驚いて涙目で頭を下げると、みんな苦笑いしている
『ミリア怒って無いですよ!あなたは常識と自信を持ちなさい』
フローネが苦笑いして言うと、みんな笑い出す
『ギレリム、満足したかな?』
マルスが呆然としているギレリムにいう
『あ?・・・凄すぎるのか・・・自分で形を指示している様な感じは、神様が教えてくれていたのか・・・・』
ギレリムが呆然としながら言う
『槍と杖の性能も見てみたいよね』
マルスが笑顔で言う
『キリシアが槍を持ったら、間違いなく、明日、迷宮に行くと言いますね』
リリシャが笑顔で言う
『え?今から行くよと言うでしょ』
マルスが笑いながら言う
『あ!そうです!!』
リリシャが言うと、みんな笑い始める。ギレリムが帰ろうと外に出る
『あれ?ラーケンいたんだ』
マルスが馬車で待っているラーケンに言う
『え!まさか忘れていたのか!!』
ラーケンが大声で言う
『完全に忘れていたよ』
マルスが笑顔で言うと、ラーケンが落ち込み始める。馬車からフロートの魔道具を工房に運び込むとラーケンとギレリムが帰っていく
『これは付与魔法しますか?』
ミリアが笑顔で聞く
『みんなで準備をしようか?』
マルスが笑顔で言う
『はい!任せてください』
エミールが笑顔で言うと全員付与魔法の準備を始める
『エレーヌは卒業研究のランプの付与魔法の練習しようか?』
マルスがエレーヌに言うと、エレーヌが笑顔で頷く。2階で練習を始めると、フローネが微笑みながら見ている
日が暮れるとキリシア達が帰ってくる
『あ!キリシア、帰ってきたんだね』
マルスが笑顔で言う
『ただいま、何か有ったの?』
キリシアが笑顔で聞く
『キリシア師匠の槍と鎧です』
ミリアとエミールが差し出す
『え!!新しい槍!!スケールメイルも!!』
キリシアが笑顔で言うと着替えに行く
『鎧はそんなに変わらないね』
キリシアが笑顔で言う
『防御しか付加してないからね・・・槍は?』
マルスが笑顔で言うとエミールが手渡す
『え!!何これ!力が湧いてくる!!凄い!!なんで!!』
キリシアが驚いていると、メトリシアが睨んでいる
『キリシア、神様のイタズラです。途轍もない槍です』
フローネが真剣に言うと付加内容を説明する
『マルス師匠!なんでいない時に作るのですか!!完成する所を見たかったのに!!なんでですか!!』
メトリシアがマルスに詰め寄り言う
『出掛けている事知らなかったからかな?』
マルスが苦笑いする
『こんな凄い槍、完成する所見たかったのに・・・』
メトリシアが言う
『神様のイタズラだから仕方無いよ』
マルスが苦笑いして言う
『そうですね・・・エビリアとクレスタの杖も神様のイタズラで凄い杖になりました』
リリシャが笑顔で言う
『え?エビリア先輩とクレスタ先輩の杖も!!』
メトリシアが驚くと杖を鑑定して驚く。
『・・・凄すぎます・・・なんでこんなに高確率で出きるのですか?』
メトリシアが真剣に見ながら言う
『解らないよ。神様のイタズラだからね』
マルスが苦笑いする
『マルス師匠、やっぱり凄すぎます』
メトリシアが笑顔で言うと、キリシアが槍を振っている
『今から試し斬りに行くよ!!』
キリシアが笑顔で言うと、全員笑い出す
『ん?何?』
キリシアがみんなを見て言う
『もう夜ですよ。キリシアだから言うと思っていました。』
リリシャが微笑みながら言う
『あ!!・・・明日の朝から行くよ』
キリシアが笑いながら言うと、みんな笑顔で頷く
『あ!このスケールメイルどうする?マルス』
キリシアが聞く
『着れる人に使って貰おうか?』
『誰が良いかな?・・・ライオスじゃあ、きついよね』
『女性用に作られているからね』
マルスが笑顔で言う
『あ!ヒストリア!使ってね』
キリシアが笑顔で言うと差し出す
『え?わわわっ私ですか!!滅相もありません!!』
ヒストリアが驚いてマルスを見る
『体格同じぐらいだからね。暫定のコートしか無いから使って貰った方が良いよね、必要になったら専用の鎧を作るよ』
マルスが笑顔で言うとみんながヒストリアを見ている
『え?そそそっそんな!こんな凄い防具、私には不釣り合いです!!』
ヒストリアが震え始める
『ヒストリア、マルス師匠が言うのだから、使った方が良いですよ!それか専用の鎧をすぐに作りますか?キリシア師匠クラスの鎧を』
メトリシアが笑顔で言う
『えーーーーー!そそそそれは止めて欲しいです!・・・大切に使います』
ヒストリアが震える手で受け取るとみんな笑っている