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リベリアで準備

翌日、ギレリムが来る

『マルス、何を作るんだ?』

ギレリムが笑顔で言う

『キリシアの鎧の新調と槍の新調だよ』

マルスが笑顔で言う

『任せておけ!!材料は・・・は?まさか、とうとうホワイトミスリルで作るのか?』

ギレリムが目を輝かせて言う

『槍はホワイトミスリルで、鎧はミスリルにしようと思うけど、鱗のサイズを言ってね』

マルスが笑顔で言うと、ギレリムと話しながら次々と鱗状に変えていき、魔石も埋め込んでいく

『マルス、また早くなったな・・・鍛冶師泣かせだな』

ギレリムが笑いながら言う

『全部作るのは面倒だから任せるよ』

マルスが笑顔で言う

『同じ大きさ・・・同じ形に全部簡単に作るとは・・・何か有るのか?』

『創成魔法で同じ形の物を作っているだけだよ』

『意味が解らんが、もう簡単に作れるのはわかった!後は任せておけ!!』

ギレリムが笑いながら言うと、マルスは皮を糸状に変えていく

『魔石はこれでどうかな?』

マルスが笑顔で言うと三角のブルーミスリルのプレートに魔石を埋め込みキリシアの紋章を金で加工して埋め込んでいく

『完璧すぎだ!!組み立てたら終わりだな!!』

ギレリムが笑い始めると、マルスはホワイトミスリルをモデリングで変形させてから魔石を埋め込み、キリシアの紋章を取り付ける

『槍は先を鍛えれば良いのか?ほぼ完成しているぞ・・・鍛冶師の前で余りやるなよ』

ギレリムが苦笑い始める

『後は任せたよ』

マルスが笑顔で言う


『この魔銅で鍋を作ってね』

『良いぞ!』

ギレリムが笑顔で言う

『弟子達に作らせてね』

『え?弟子にか?・・・練習か・・・彫刻も練習出来るな・・・弟子の育て方まで考えてくれるのか?』

ギレリムが苦笑いしてマルスを見る

『魔石は中魔石で良いからね』

マルスが笑顔で言う

『わかった!!弟子達の最高傑作作らせるぞ!!』

ギレリムが笑顔で言う

『ギレリム、嬉しそう』

リリシャが微笑む

『弟子は1人前に育てないといけないからな!!お前達の弟子みたいにな!』

ギレリムが笑顔で言う

『家族だからね』

マルスが笑顔で言うと、リリシャが微笑んでいる


『次は杖かな?3本は作らないとね』

マルスが笑顔で言うと先端の形をリリシャと相談する

『リシリアさんは、花です!』

リリシャが笑顔で言う

『クレスタは、刺繍好きだけど・・・どうする?』

『クレスタは・・・蔦に花でどうかな?』

リリシャが考えながら言う

『刺繍している時、良く蔦に花柄だよね』

マルスが思い出しながら言う

『エビリアは・・・夏の海の時、蟹を真剣に見ていましたので、蟹にしましょう』

リリシャが笑顔で言う

『こんな感じかな?』

マルスがモデリングで形を作る

『そうそう!そんな感じ!!』

リリシャが笑顔で言うと、マルスは形を整えながら形を変えていくと、それぞれ紋章を金で埋め込んでいく


『ギレリム、よろしくね』

マルスが笑顔で言う

『・・・彫刻か・・・解った!!任せておけ!!』

ギレリムが笑顔で言う

『今度こそ全力で付与魔法します』

リリシャが笑顔で言う

『喜んでくれるかな?』

マルスが笑顔で言う

『はい!絶対に喜んで貰います!!』

リリシャが笑顔で言う

『傑作を作るぞ!!』

ギレリムが笑顔で言う

『ラーケンは来ないのかな?』

『帰ったら来るように伝えておこう』

ギレリムが笑顔で言うと帰っていく


ラーケンがやってくる

『マルス、何か作るのか?』

ラーケンが笑顔で言う

『フロートの魔道具覚えている?』

『ん?首に掛ける物か?』

ラーケンが真剣に言う

『そう、こんな感じのを取り敢えず200個作ってね』

マルスが笑顔で言う

『200か・・・・は?にににに200!!!!』

ラーケンが突然大声をあげる

『嫌なら、自分で作るよ』

マルスが苦笑いして言う

『いや!作らせてくれ!!』

ラーケンが言う

『材料の切れ端は持ってきてね。後で使うからね』

マルスが笑顔で言うと気空挺から魔力の通る皮を下ろしてラーケンに渡す

『・・・こんな良い皮で・・・勿体無い』

ラーケンが呟く

『何か言いましたか?』

リリシャが微笑みながら言う

『え?・・・・喜んで作らせて貰います』

ラーケンが慌てて言う

『嫌だったら、王都かアーメルドで作って貰うから、断って良いからね』

マルスが笑顔で言う

『え!!!えーーーーー!絶対に作ります!!喜んで作らせて貰います!!』

ラーケンが大声で言う

『じゃあ頼んだよ』

マルスが笑顔で言うとリリシャが笑っている


工房を覗くとミリアとエミールとエビリアとクレスタとメトリシアとリシリアがマジックポーションを作っているのをフローネが見ている。ナディアとレディナとイリアが瓶の準備をしている

『ここは任せて大丈夫だね』

マルスが呟く

『私も作りたいけど、今回はみんなに任せます・・・』

リリシャが作りたそうに言う

『リリシャ流作り方、みんな出来て良いよね』

『いつも一緒にいますから、心配は無いです』

リリシャが微笑みながら言うと、マルスと資材庫に向かう


『リリシャもモデリング練習する?』

『はい!やります』

リリシャが笑顔で言うと、書庫から魔導書を持ってきて真剣に読み始める。マルスが説明を始めてから魔鉄で練習を始める

『凄い・・・マルス、いつもこんなに魔力を使っているの!!』

リリシャが真剣に言う

『魔力が通らないと無理だからいつも全力だよ』

マルスが笑顔で言う

『私も全力で!!』

リリシャが言うと金属の形が変わり、丸い珠になると棒状に変えている

『リリシャ、出来たね』

マルスが笑顔で言う

『ゴーレムの鉱石でやってみます』

リリシャが笑顔で言うとゴーレムの鉱石でモデリングの練習を始める


『あーー疲れた』

リリシャが言うと、立ち上がりフラついている

『リリシャ、頑張りすぎだよ』

マルスが笑顔で言う

『だって・・・楽しいから!!』

リリシャが笑顔で言うと歩き出す

『キャーー!』

リリシャが転ぶとマルスを押し倒す

『え・・・』

マルスは顔の上にある、柔らかい感触に顔を赤くする

『マルス、ごめんなさい。大丈夫?』

リリシャが慌てて起き上がると赤くなりながら言う

『リリシャも大丈夫?魔力使いすぎかな?』

『はい、そうですね・・・魔力使いすぎました』

リリシャが苦笑いしてマルスを見ると赤くなる

『少し休んで魔力回復させよう』

マルスが笑顔で言うとリリシャは微笑みながらマルスの作業を見ている

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