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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
8章 魔法学院後期
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フローネと迷宮鍛練

屋敷に戻ると魔石と魔晶石を倉庫にしまい始める

『マルス、冒険者ギルドに引き取らせないのですか?』

レズオスが疑問に聞く

『え?面倒だから』

マルスが笑顔で言う

『へ?面倒だから?・・・あれこの量おかしくないか?』

レズオスが呟く

『レズオス、中を見れば解ります』

フローネが苦笑いして言うとレズオスが袋を開けて青ざめ始める

『解りましたか?この子達は常識が無い理由が・・・』

『お母様・・・いつから大魔石が簡単に得られる様になったのですか?』

レズオスが苦笑いして言う

『明日行ってみれば解ります・・・何も変わっていませんが、この子達の異常なまでの実力が解ります。』

フローネが微笑みながら言う

『異常な実力?』

レズオスが苦笑いする

『マルス、今日はどこまで潜りましたか?』

フローネが微笑みながら言う

『29層まで行ってきました』

『そうですか・・・は?ににににっ・・29層!!』

レズオスが大声をあげる

『みんなは27層で待機して貰ったけどね』

マルスが笑顔で言う

『お母様・・・本当でしょうか?』

レズオスが震えながら聞く

『本当ですね。魔石が証明しています』

フローネが真剣に言う

『そう言うことですか・・・・強すぎるから常識が無いのですね』

レズオスが呟くと呆然としている


翌朝、マルスとエミールとエレーヌとヒストリアとキリシアとナディアとカミラとソリナとレズオスとフローネで迷宮に向かうと、7層に最短距離で向かう。クリケトを見付け次第、ヒストリアが斬り倒していく

『ヒストリア、楽しそう』

キリシアが笑顔で言う

『動くから、魔法より剣士の方が有利だからね』

マルスが笑顔で言う

『・・・・ファイヤーアロー』

カミラとソリナとナディアが魔法を放ち、クリケトに命中すると黒い煙になって消える

『えーと、ここは何層でしたっけ?』

レズオスが苦笑いして言う

『7層ですね。この子達は遊び半分で余裕ですね』

フローネが微笑みながら言うと、レズオスが苦笑いしている


『もういなくなりました』

エレーヌが微笑みながら言う

『魔力制御してみて』

マルスが言うと、全員魔力制御と闘気を練ってみる

『ナディアとレズオスは余裕があまり無いね』

マルスが笑顔で言う

『どうする?』

『他の冒険者に申し訳ないから、11層に行こうか?』

マルスが考えながら言うと、キリシアが笑顔で11層に向かう。甲虫に遭遇する

『・・・・ファイヤーボール』

エレーヌが魔法を放ち、命中すると黒い煙になって消える

『取り敢えず、レズオスとナディアとエミールとエレーヌは結界で待っていてね』

マルスが笑顔で言う

『え?エレーヌも?』

エミールが呟く

『先にカミラとソリナを終わらせてから、エレーヌの鍛練だね』

マルスが笑顔で言う

『はい!マルス師匠』

エミールが理解して言うと、結界を張って休憩するとマルス達は11層を倒して回り始める

『ソリナさんとフローネ先生は限界です』

マルスが真剣に言う

『交代だね』

キリシアが笑顔で言うと、エミールの所に戻る

『あ!マルス師匠、お帰りなさい』

エミールが笑顔で言う

『あれ?レズオスどうしたの?』

マルスが落ち込んでいるレズオスを見て聞く

『自信が無くなりました』

レズオスが呟くと、フローネが苦笑いしている。レズオスとフローネが話し始める

『カミラとソリナは結界で待っていてね』

マルスが笑顔で言うと、11層の残りを倒しにいき、殲滅する

『どうしますか?』

エミールが笑顔で聞く

『ヒストリアもエレーヌも余裕が有るから、12層何部屋か倒しに行こうか?』

マルスが笑顔で言うと、キリシアが12層に歩いていく


12層に到着すると、エレーヌが小部屋毎に焼き尽くしていく。大部屋に到着すると、闘気と魔力制御を確認してから、大部屋にキリシアが入り、次々と斬り刻み始める

『凄い・・・これがキリシア師匠の実力・・・まだまだ精進しなくては』

ヒストリアが真剣に見詰めながら呟く

『まだまだ私も頑張ります』

エレーヌが笑顔で言う

『エレーヌさん、一緒に師匠達に追い付きましょう』

ヒストリアが笑顔で言うと、エレーヌが笑顔で頷いている


『終わったよ』

キリシアが笑顔で言うと、魔石を拾い集めてから、フローネの所に戻る

『終わりましたか?』

カミラが笑顔で聞く

『まだ余裕が有るから、10層をエレーヌとカミラで焼き払うよ』

マルスが笑顔で言うと、ヒストリアは結界に入り、10層のラットを小部屋毎に焼き払い始め、殲滅してからフローネ達と合流して迷宮出口に向かう


『この魔石、どうしますか?』

エレーヌが聞く

『小魔石は練習用に研究会に持っていこう。中魔石は冒険者ギルドで売ろうね』

マルスが笑顔で言うと、キリシアが微笑みながらエレーヌを見ている

『はい!マルス師匠』

エミールが笑顔で言うと、冒険者ギルドに向かう。エレーヌ達がカウンターに向かうと、職員に何か言われてエレーヌが呼んでいる

『どうしたの?』

『あ!マルス様、ギルドマスターが用が有るので奥にどうぞ』

職員が笑顔で言うと、応接室に通され、オイゲルが入ってくる

『マルス様、実は、魔晶石が不足しているのですが、譲ってくれませんか?』

オイゲルが真剣に言う

『そうなの?』

『はい、実は知っていると思いますが、魔工王国と魔法王国から魔晶石の依頼が有りましたので・・・譲って貰えませんか?』

オイゲルが真剣に言うと依頼書を差し出すと、マルスが読んで考えながらキリシアに渡す

『無理だね。沢山使うから自分達の分しか無いよ』

キリシアが笑顔で言う

『え!そこを何とかなりませんか?』

『無理です。これは国と国の争いになりますので、国王陛下を通して話ししてください。現在の魔晶石の価値は、凄い価値になります。』

マルスが考えながら言う

『そうですか・・・どうしてそんなに必要なのですか?』

オイゲルが真剣に聞く

『魔道具に・・・魔法王国と魔工王国は戦争の為ですね。後は飛空艇の為です』

マルスが答えると、レズオスとフローネが苦笑いする

『戦争の為・・・なるほど、だから必死にしていたのか・・・そうすると簡単に手渡す訳にいかないですね』

オイゲルが考え始める

『だから魔晶石は取れないと言う事でお願いしますね』

マルスが笑顔で言う

『魔法王国の飛空艇は何かしたのですか?』

『国家機密です。』

マルスが真剣に答える

『冒険者ギルドとして、どうしたら良いか知りたいです。秘密にしますので、お願いします』

オイゲルが真剣に頭を下げる

『フローネ先生、どうしますか?』

『冒険者ギルドには味方して貰う必要が有ります。国王陛下から正式に通達が有る前に、少しは事情を知っておく必要が有りますね』

フローネが考えてから言う

『魔法王国は侵略に来ただけですね。撃退しましたが。後は国王陛下に聞いてください。魔工王国も同様です。バイルに確認してください』

マルスが真剣に答える

『え?戦争に・・・それで騎士がピリピリしていたのか・・・解りました。正式に国王陛下から通達があるまで内密にします』

オイゲルが真剣に頭を下げる

『魔石の買い取りをお願いしますね』

マルスが笑顔で言うと、エレーヌが魔石の袋を置く。中を見てから職員に数え始めさせる

『この量なら良いですね』

オイゲルが呟くと、職員が苦笑いする

『この量で?』

レズオスが驚いて聞く

『キリシア殿が来ているので、売りに来られたら冒険者ギルドの費用が無くなります。既に本気出されたら、買い取り金額が保有金貨を越えましたから』

オイゲルが苦笑いして言う

『マルス、何が有ったのですか?』

『え?キリシアとリリシャがいたから、19層から24層まで殲滅したけど、馬車呼んで無かったから、売ってあげただけです』

マルスが微笑みながら言う

『そうですか・・・1200個ぐらいですね・・・』

フローネが苦笑いする

『金貨6000枚越えてくれました。歴代最大ですね』

オイゲルが苦笑いして言う

『は?きききき金貨6000枚!!!』

レズオスが大声をあげると、カミラとソリナが苦笑いしている

『数え終わりました、412個ですので、金貨82枚銀貨4枚です、持ち帰りますか?』

職員が笑顔で言う

『持ち帰ります』

マルスが笑顔で言うと、職員が金貨を積み上げる。エレーヌが袋にしまうとギルドを出て帰ることにした。


『この金貨どうしますか?』

エレーヌが微笑みながら言う

『みんなで別けて、美味しいものでも食べてね』

キリシアが笑顔で言う

『キリシア!大金過ぎます』

フローネが呆れながら言うと、レズオスが苦笑いしている

『え?そうかな?お小遣い必要だよね』

キリシアが笑顔で言う

『貯めて置けば良いね』

マルスが微笑みながら言う

『レズオス、解りましたか?金銭感覚が狂いまくっていますので、気を付けてください』

フローネがレズオスに言うと、レズオスが苦笑いしている


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