迎撃準備
魔工王国外交担当と魔法王国外交担当が慌てて、自国の兵士達を集めると、事情説明を始めると両国の兵士達は一緒に情報を交換する
『やっぱり辻褄が合ってない!』
魔工王国外交担当が青ざめて言う
『主力がこっちに来ると、国元にどの部隊が残っているのですか?』
魔工王国の兵士が呟く
『は?それは・・・まさか!!手薄の国元を襲うつもりか!!』
魔工王国外交担当が青ざめる
『ちょっと待て!我が国は飛空艇に宮廷魔術師の主力が乗っているぞ!!国元の戦力低下・・・魔工王国側に主力が残っているが・・・オルフェスタ・ガゼルト側には・・・』
魔法王国外交担当が青ざめる
『飛空艇が主力です。それも将軍も奇襲に来る予定です』
魔法王国兵士が真剣に言う
『完全に騙された・・・ベガレセルは一体何者なのだ!!』
魔法王国外交担当が青ざめながら言う
『ベガレセルは魔工王国の家臣だったと思いますが・・・』
兵士が魔工王国兵士を見て言う
『は?魔法王国の家臣だろ?だから外交使者としてやってくるのだろ?』
魔工王国兵士が言う
『は?何故?』
魔法王国兵士が外交担当を見る
『我々は騙されたと言う事だ!クライドルト王国は侵略もしてなかった・・・ガベラス王国外交担当が事情を話してくれた!エレストリアクレイス王国王女もクライドルト王国の手助けで国が救われたと言っていたから間違いない!!急がないと大変な事になるぞ!』
魔工王国外交担当が大声で言う
『既に我々は大変な事をして数人失ったが、全部騙された事から始まっている』
魔法王国外交担当が真剣に言う
『何をしたのですか?』
魔法王国兵士が聞く
『それは・・・メトリシア・クライドルト第2王女の暗殺未遂をしてしまった・・・例の屋敷に住んでいるのは、メトリシア様とアリシア様が住んでいる』
魔法王国外交担当が青ざめながら言う
『え!!本当なら宣戦布告したようなものです!!それも飛空艇で奇襲も止めれなければ、大変な事に!!』
魔法王国兵士が慌て出す
『え!例の屋敷?』
魔工王国兵士が呟くと外交担当を見ている
『それ以上言うな!!穏便に済ます為に無かった事にするのだ!!昨夜から帰って来ない人はいない!!良いな!!』
魔工王国外交担当が青ざめながら言う
『それじゃ・・・我々も宣戦布告を・・・』
『これ以上の失敗は祖国が崩壊する!!直ぐに行動に移るぞ!』
魔工王国外交担当が慌てながら言う
魔法王国兵士と魔工王国兵士は、それぞれ使者になり祖国に向かう
『マルス師匠、ヘルトお兄様が来ました』
メトリシアが笑顔で言うとヘルトが入ってくる
『昨夜の賊は、やっぱり魔工王国の兵士でした、昼間のは魔法王国兵士で間違い有りません。』
ヘルトが真剣に言う
『面倒事は止めて欲しい』
マルスが真剣に言う
『それ所か大変な事態になりそうです。警戒をお願いします。』
ヘルトが真剣に言う
『ヘルトお兄様どうしたのですか?』
『魔法王国と魔工王国の主力が向かっているそうです!今どの辺りに来ているか解りませんが、早急に準備が必要です。』
『は?何ですか?侵略ですか?』
『そうだ噂に惑わされて向かっている、魔工王国と魔法王国兵士が慌てて止めに走りましたが、早急な防衛体制が必要です!』
ヘルトが真剣にマルスを見て言う
『キリシア達には、知らせたのかな?』
『今騎士が伝令に走る準備をしています。』
『クレシアさん、聞きましたか?』
マルスがクレシアに言う
『はい!直ぐに手紙を書きます。もし狙われるなら、リベリアも標的と思います』
クレシアが真剣に言う
『頼む!民を守って欲しい』
ヘルトが真剣に言う
『珍しいですね。ヘルトが真剣に言うなんて、キリシアさんとリリシャさん次第ですね』
クレシアが微笑みながら言うと部屋に向かう
『アリシアさんは暫く屋敷から出ない方が良いですね、ガジェリアさんに付いてもらって、カミラとソリナに防衛を任せるしか無いね』
マルスが真剣にメトリシアに言う
『はい!それが1番です!ヒストリアはどうします?』
『一緒にいて欲しいね。メトリシアの護衛無しだとまずいよね、ヘルト』
マルスがヘルトを見る
『騎士学院には私から話しておきます。先月の剣術大会で優勝したから、誰からも文句は言われないと思います。』
ヘルトが笑顔で言う
『精鋭騎士数人、魔法学院に配備出来ないかな?』
『良いですけど、何か有るのですか?』
『もしも本当に魔法勝負になったら、自分達以外だと誰が頼りになるかな?』
マルスが笑顔で言う
『ルキアとリーベル師ですか?』
『その他は?』
マルスが微笑みながら言う
『あ!!クラスのみんなですね!貴族出身はいなくても、攻撃魔法も使えます。』
メトリシアが微笑んでいる
『マルス殿の生徒ですね。解りました!もしもの時の為に待機させます』
ヘルトが微笑みながら言う
『ミリアとメトリシアとケニスとヒストリアとエミールにエレーヌは、なるべく一緒に居ようね』
マルスが微笑みながら言う
『はい!マルス師匠!あれも使いますか?』
メトリシアが微笑みながら言う
『監視に使うかな?』
マルスが微笑んでいる
『はい!全方位設置しますか?』
『そうだね、クエリスさん達に監視を依頼しないとね』
マルスが微笑みながら言う
『はい!マルス師匠』
メトリシアが微笑んでいる
『後、魔道車は魔導炉が作れないから、作成は不可能だったよ。だけど良い勉強になったね』
マルスが笑顔で言う
『マルス殿が不可能なら誰でも不可能ですね』
ヘルトが微笑みながら言う
ヘルトが帰ると直ぐに、マルスは監視用にカメラを設置していく。クエリスに説明をするとクエリスが笑顔で監視を始める
『屋敷の周りが良く解ります。レイリアとハロイナと交代で監視しますね。カミラとソリナに玄関の警備を任せますね』
クエリスが微笑みながら言う
『後は納屋の2階に更に遠くを見れるように設置しようかな?騎士に監視して貰えば良いよね』
マルスが微笑みながら言う
『それが良いです!騎士団長に申し付けます!』
メトリシアが微笑んでいる
『準備開始するよ!』
マルスが笑顔で言うと、ミリアとメトリシアが笑顔で頷いている