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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
8章 魔法学院後期
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モニターと魔導炉

2ヶ月、魔道車の研究とクラスの講師をしながら過ごしていく

『マルス師匠、やっぱり無理そうですか?』

メトリシアが微笑みながら言う

『この魔導炉が難しいね・・・他は再現出来るけど、壊れた魔導炉が有れば、分解して中の構造を調べられるんだけどね』

マルスが真剣に言う

『魔導炉ですね・・・お祖父様に聞いてみましょうか?』

メトリシアが笑顔で言う

『壊れたのが有れば欲しいね』

マルスが笑顔で言うとメトリシアは王宮に向かう

『マルス師匠、魔導炉は飛空艇作成に必要なのですか?』

ミリアが真剣に聞く

『魔導炉が有れば、大量の魔力が得られるから必要かな?だけど、それだけじゃ無いけど・・・プロペラの動きをあげるにも魔導炉の出力が必要だよ。魔晶石では枯渇しちゃうからね』

マルスが考えながら言う

『そうですよね・・・だけど魔導王国時代の魔導書の殆どはオリジナルじゃないから難しいです』

ミリアが残念そうに言う

『そうだね・・・あ!!あそこの書庫!!あそこなら有るかも!!』

マルスが笑顔で言う

『え?あそこの書庫?』

ミリアが驚いている

『飛空艇工房の書庫だよ』

『あ!!有るかも知れないです!!』

ミリアが笑顔になる

『だけどあそこに籠るなら、最初に飛行石を作らないと・・・北の国の空石と南の大陸の魔光石を取りに行きたいよね』

『はい!マルス師匠!』

ミリアが笑顔で言う

『南の大陸だと、魔導船作ろうかな?』

『あ!魔導船作りましょう』

『そうすると・・・アーメルドかエリゼトスかな?それとも海賊の島かな?』

『マルス師匠、気空挺で材料を運ぶなら、どこでも良いのですが、かなり大掛かりな造船になりますよね?付与魔法も必要だから・・・』

『そうだね・・・面倒かな?』

マルスが苦笑い始める

『はい、リリシャ師匠の協力も必要ですよね、それに運用も大変です』

ミリアが考えながら言う

『もう少し待たないといけないかな?』

『はい!クラスのみんなが半人前になるまで待ちましょう』


マルスは考えながらガラスをモデリングで円柱状に変形させると紋様魔法を使い、紋章魔法を書き込むとモデリングで作った金属に埋め込む、もう1つ四角いガラスを作ると紋様魔法と紋章魔法を書き込むと革の糸で2つを繋ぎ、紋様魔法を書き込んでいく

『マルス師匠、これは?』

ミリアが言う

『これを起動すれば・・・』

マルスが起動すると四角い板に映像が写るとミリアのスカートの中が写っている

『え?・・・キャー!!』

ミリアがスカートを隠すと赤くなっている

『え?ミリアそこに立ったらダメだよ』

マルスが苦笑いしている

『せせせ説明してください!!マルス師匠』

ミリアが赤くなりながら言う

『成功したから、気空挺に取り付けたら死角が無くなるね』

『え!・・・はい!マルス師匠』

『魔力の消費が大きいから魔晶石を使うしかないけど、魔力を自然に吸収したいから・・・』

マルスが考えながら古代書を読み始める

『マルス師匠、絶対風呂には設置しないでくださいね』

ミリアが真剣に言う

『え!・・・あ!そんな事はしないよ・・・持ち出されない様に暗号が必要か・・・起動紋様を割って鍵にするかな?』

マルスが呟きながら改良を始める


メトリシアが笑顔で帰ってくる

『マルス師匠!有りました!』

メトリシアが歩いてくるとメトリシアのスカートの中が写る

『え!白のレース・・・可愛い』

ミリアが呟くとメトリシアが見てから下を見て、隠す

『何を見ているのですか!!マルス師匠』

メトリシアが赤くなりながら言う

『え!メトリシアがそこに立ったからだよ』

マルスが苦笑いして言う

『言ってくれれば、見せるのに・・・』

メトリシアが赤くなりながら言う

『は?何?』

マルスが苦笑いして言うと、ミリアが見ている

『何でも有りません!馬車に来てください!!』

メトリシアが慌てて言うと部屋を出ていく

馬車には金属の塊が乗っている

『過去に壊れた魔導炉です!!』

メトリシアが笑顔で言う

『これが魔導炉?』

マルスが笑顔で魔導炉をレビテーションで浮かして工房に持ち込むと調べ始める。分解をしながら、ミリアとメトリシアが記録していくと、マルスが考え込む

『構造は簡単だけど、この中に何が入っていたかだね・・・恐らく心臓部は魔導炉の秘密だね・・・』

マルスが考えながら言う

『この文献の内容から、数種類有ったと思います。マルス師匠が作った、風の動力の他に、水の動力と火の動力は解りますが、魔導炉の秘密だけは解りません』

メトリシアが文献を見ながら言う

『後は色々探すしか無いのかな?屋敷の書庫には無かったから、王城の書庫をもっと探してみようかな?後は・・・』

マルスが考え込むと魔導炉を真剣に観察し始める


『魔法学院の書庫と王城の書庫を調べて欲しいんだけど、雷の魔方陣、何か無かったかな?』

マルスが真剣に言う

『雷ですか?』

『少し考えていたんだけど、雷の魔法は金属を通るけど、魔道具が無いんだよね』

マルスが真剣に言う

『何か秘密が有ると言うことですか?』

『そう言う事!魔導王国時代か、それより前かな?』

マルスが笑顔で言う

『はい!マルス師匠』

メトリシアが笑顔で言うとミリアも頷いている

『後は火か・・・』

マルスが考え始めると古代書を読み始める

『あ!!そう言う事か!付与魔法じゃないか?火結晶や属性結晶について、使用方法が余り無いから、ユニオンが関係しているかも・・・』

マルスが言うと書庫の古代書を探し始める

『実際やってみるしかないかな?魔光石が関係有りそうだけど』

マルスは呟くと他の古代書を探し始める

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