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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
8章 魔法学院後期
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クレスタ達帰還と褒美

数日後、屋敷に馬車が到着する

『マルス師匠!ただいま帰りました!』

クレスタが笑顔で言うと、カミラとナディアとルキアが出てくる

『お帰りなさい。怪我は無かったかな?』

マルスが笑顔で言う

『勿論です!あの後は簡単でした!エレストリアクレイス騎士団が集結して、合同作戦で波状攻撃を行い、次々とスパイダーを駆逐しました。時々現れた鬼蜘蛛は的代わりに全部吹き飛ばしました。』

クレスタが笑顔で言う

『はい!的でした』

ナディアが微笑みながら言う

『リーベル様は?』

『リーベル様は王宮を出て魔法学院の部屋に帰りました。マルス師匠に会うと疲れるから、今日は会いたく無いそうです』

クレスタが笑いながら言う

『実は・・・クレスタさんの魔法が凄すぎて、リリシャ様が自重してくれないと呟いていました・・・クレスタ様も凄すぎて1人で十分とも言ってました』

ルキアが苦笑いして言う

『クレスタだからね。クレスタも魔法学院卒業して、行く宛が無くて、路頭に迷っていたのにね』

マルスが微笑みながら言う

『え!そうなのですか?』

ルキアが驚いてクレスタを見る

『不治の病で家も追い出されました。マルス師匠とリリシャ師匠に拾って貰えなかったら、娼婦か奴隷になっていました』

クレスタが真剣に言う

『そうだったのですね』

ルキアが驚きながら言う

『私の家はマルス師匠とリリシャ師匠のいる場所です。』

クレスタが笑顔で言う


翌朝、王宮からの呼び出しに、マルスとメトリシアとミリアとケニスとヒストリアとクレスタとナディアとルキアとカミラとソリナとクレシアで向かうと、国王と王妃とヘルトと前国王とリーベルと騎士団長のいる部屋に入る

『良く来てくれた。早速だが今回の件で褒美を出す事になっているが、どうせ受け取らないだろうけど』

国王が笑いながら言う

『面倒なら要らないです』

マルスが笑顔で言う

『そう言うと思っていたが、取り敢えずマルス殿とリリシャ殿とキリシア殿に特別名誉侯爵位になって貰うが、今までと何も変わらない。それと正式にクライドルト王国大賢者と剣皇の称号を与える』

国王が微笑みながら言う

『面倒だから断ります』

マルスが微笑みながら言う

『やっぱり断るか・・・キリシア殿にクライドルト王国槍皇とリリシャ殿に大魔導師の称号も断ると思うか?』

『キリシアの性格、知っていますよね』

マルスが微笑みながら言う

『そこを何とか受け取って欲しい』

国王が苦笑いして言う

『無理でしょうね。一言足りないですから、冒険者として自由にして貰って構わないと』

クレシアが微笑みながら言う

『勿論だ!冒険者としての自由は約束する!!今までと何も変わらない!!それも名前は出さない!秘密にする事も約束する!!それに騎士団は小間使いにして貰って構わない!出来たら弟子を1人で良いので、宮廷魔術師長になって欲しい』

国王が真剣に言う

『マルス殿、頼むから受け取ってくれ』

前国王が真剣に言うと頭を下げる

『そうですね。マルス殿が受け取らないと進みませんので、お願いします。後で放棄しても構いません』

王妃が微笑みながら言う

『仕方無いので、解りました。』

マルスが苦笑いして言うと国王は安堵して微笑む

『次は、クレスタ殿、エビリア殿、エミール殿、ミリア殿、アニー殿、リシリア殿、フローネ殿、メトリシアにクライドルト王国賢者の称号を与える』

国王が笑顔で言う

『え!賢者の称号・・・無理です!私なんて才能の無い人に!絶対無理です!!』

ミリアが真剣に言う

『マルス師匠、どうしたら良いですか?どうしましょう!』

エミールがマルスに言う

『エミールの好きで良いよ。エミールもミリアも実力は有るからね。秘密にして欲しければそう言えば良いからね』

マルスが笑顔で言う

『国王陛下!秘密にしてくれないなら、断ります!!面倒は嫌です!』

エミールが笑顔で言う

『勿論だ!英雄殿と同じ様に秘密にする事を約束する』

国王が真剣に言う

『解りました』

エミールが微笑みながら言う

『本当に本当ですよね・・・』

『ミリア殿、約束します』

国王が微笑みながら言う

『解りました』

ミリアが真剣に言う

『秘密にしてくれるなら、受けます』

クレスタが微笑みながら言う


『次は、ルメイル殿とケニス殿に王国剣聖の称号を与える』

国王が微笑みながら言う

『秘密にしてくれるなら受け取ります』

ケニスが微笑みながら言う

『わかった。約束する』

国王が苦笑いする

『次はエレーヌ殿、ナディア殿、カミラ殿、ソリナ殿、レディナ殿、イリア殿、ルキア殿、リーベル殿に王国魔法使いの称号を与える。ヒストリアには王国剣士の称号を与える』

『秘密にしてくれるのですよね。レディナとイリアはまだまだ幼いので危険は無いですよね!』

マルスが真剣に言う

『勿論だ!!逆に必ず守る事を約束する!』

国王が真剣に言う

『本当ですよね。国王陛下!』

メトリシアが真剣に言う

『本当だ!貴族から余計な事を言わせないと約束もする!』

『後は本人に判断は任せます』

マルスが睨みながら言う

『次に来た時に正式に伝える』

国王が苦笑いしている

『あの・・・私はまだまだ半人前なので、断ります』

ナディアが真剣に言う

『私も断ります』

ルキアが続けて言う

『え!秘密にするから、頼むから、受け取ってくれ』

国王が苦笑いして言う

『私は才能も無くて家を追い出され、リリシャ様に拾って貰いましたが、今回も何もしてないので、断ります』

ナディアが真剣に言う

『もしかして、どこかの貴族だったのですか?』

王妃が真剣に聞く

『え!いえ、魔法学院に入れなかったので・・・』

ナディアが苦笑いして言う

『は?魔法学院に入れなかった?・・・やっぱり魔法学院は要らないな・・・魔法学院入れない人が宮廷魔術師より実力が有るのだから』

国王が苦笑いして言う

『リリシャ師匠とマルス師匠の弟子ですから、当たり前です』

メトリシアが微笑みながら言う

『ナディア殿、宮廷魔術師長にならないか?』

『え!断ります!!半人前の才能も無いので!』

『ルキアはなってくれないか?』

『え!断ります!アルの元に嫁ぎますので』

ルキアが真剣に言う

『やっぱり誰もなってくれないか・・・』

国王が呟くと、みんな笑い出す

『私は半人前なのでお断りします』

ヒストリアが真剣に言う

『騎士団長を一騎討ちで倒して半人前と言われたら、困る。そうだな!騎士団長』

国王が真剣に言うと、王妃と前国王は笑っている

『もう1人前だ!ヒストリア、受け取れ!受け取らないと騎士団が困る』

騎士団長が苦笑いして言う

『秘密にしてくれるなら』

ヒストリアが言う

『わかった!秘密にはするが、騎士団長をボコボコにして鍛えて欲しい』

国王が笑いながら言うと、全員笑い始める

『エレーヌ、来てないですよね』

マルスが呟く

『え!呼ばれてなかったので、屋敷で留守番しています』

エミールが微笑みながら言う

『え?騎士団長、呼ばなかったのか?』

国王が騎士団長を見て言う

『え?ちょっと待ってください・・・リストから外れています・・・ヒストリアも』

騎士団長がリストを見て言う

『え?そうなのか・・・・』

国王が苦笑いしている

『後で会ったら話しましょう・・・マルス殿の屋敷に行けば良かったのに』

王妃が呟く

『そうだな!新しい建屋を見に行きたかったからな』

前国王が笑いながら言う

『そうですわ!客間完成してますわ!後、大賢者研究会の食堂も』

アリシアが笑顔で言う

『楽しみですね。明日、見に行きたいですね』

王妃が微笑みながら言う

『え?食堂?何ですか!!』

リーベルが驚いている

『暇だったから、完成させただけですよ。クレシアさんの厨房を作る練習です』

マルスが微笑みながら言う

『本当に良い厨房でした』

クレシアが微笑みながら言う

『クレシア御姉様の厨房を作るのが楽しみです』

メトリシアが微笑みながら言う

『・・・・もしかして、申請されていた食堂ですか?・・・許可はしてありますが・・・・凄い物で無いですよね』

リーベルが青ざめている

『明日、食堂でパーティーしましょう』

メトリシアが笑顔で言う

『そうしましょうね。楽しみですね!エレーヌさんにその時、称号を与えましょう』

王妃が微笑みながら言う


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