迷宮探索
夕方になり、屋敷に帰る
『お帰りなさい』
ソリナが笑顔で言う
『ソリナさん、ただいま』
マルスが笑顔で言うと屋敷に向かう
『マルス様、そろそろ時間ですね。行ってきます』
カジェリアが笑顔で言うと出ていく
リビングに行くと、ヒリアとメリアが座っている
『あ!マルス様、お帰りなさい』
ヒリアが立ち上がり言う
『ヒリアさん、初日どうでしたか?』
『書庫と聞いてましたが、あんなに凄い書庫なんて、ガベラス王国には有りません・・・マルス様の凄さが解りました』
ヒリアが真剣に言う
『マルス様、お帰りなさい』
『クレシア様、今日も料理していたのですか?』
『はい!アニーもいるので、楽しいですね』
クレシアが笑顔で言う
『厨房は完全に占領されてしまいました。』
クエリスが苦笑いして言うと、リリアが料理を持ってくる
『あの・・・習いながら初めて作りました・・・試食してください、御主人様』
リリアが笑顔で言う
『ヒリアさんとメリアさん、先に食べてあげてください』
マルスが微笑みながら言うとヒリアとメリアが食べてリリアを誉めている
『あ!お兄ちゃん、お帰りなさい』
レディナが笑顔で言うと抱き付く
『レディナ、ただいま』
マルスが笑顔で言うと頭を撫でている
『マルス様、お帰りなさい』
ケニスが来ると血の痕がある
『キリシアと訓練?』
『はい!一本も取れませんでした』
ケニスが微笑みながら言う
『キリシアだから手加減抜きだよね』
『ケニス、動き良いから、危なかったから手加減が出来ない!』
キリシアが笑顔で来ると、リリアの料理をつまみ食いする
『明日、迷宮に行くよ』
キリシアが笑顔で言う
『エミールに伝えに行くかな』
マルスが笑顔で言うと、ミリアとメトリシアと寮に向かう事にする
帰ってくると、ヒストリアが訓練場で走っている
『マルス師匠、メトリシア様、お帰りなさい』
ヒストリアが気が付いて走ってくる
『ヒストリア、ただいま、ヒストリア、何かあったの?』
マルスがヒストリアの顔を見て言う
『無断欠席で怒られました・・・仕方ないですが、お父様に連絡すると言われてしまいました』
『え!何故?あ!!ヘルト御兄様から伝えて貰います』
メトリシアが苦笑いして言う
『自分達は休んでも何も言われないから仕方ないけど、ヒストリアはね』
マルスが微笑みながら言うと、メトリシアは手紙を書きに向かう
翌朝、キリシア達は迷宮に向かうと最短距離で19層に到着する
『誰が一番沢山倒せるか競争です!』
メトリシアが笑顔で言うと、エミールとリリシャが微笑んでいる。アースタートルを見付け次第、魔法で吹き飛ばしていく
『やっぱり魔石拾い係りか・・・』
キリシアが苦笑いして言う
『リリシャ様がいるので、もう見付けるより先に倒しています』
ケニスが苦笑いしている
『リリシャが楽しそうだから、良いけどね』
マルスが微笑みながら言う
『あの笑顔じゃあ怒れない・・・』
キリシアが苦笑いしながらミリアを見ている
『マルス師匠、20層行きますか?』
ミリアが笑顔で言う
『油断しないようにね』
マルスが笑顔で言う。20層に向かい、小部屋毎に殲滅していくと大部屋に到着する。メトリシアが覗き込む
『大きいのいませんでした。』
メトリシアが言う
『ファイヤーストーム!!!!』
リリシャとミリアとエビリアとエミールとメトリシアが魔法を放つと大部屋を焼き尽くす。炎が治まると黒い霧が晴れていく
『殲滅しました』
ミリアが覗き込み言うと、リリシャが中を見て確認してから、魔石と鉱石を拾いに行く
『21層ですか?』
ミリアが笑顔で言う
『キリシアが暇そうだから、27層まで一気に進もうか?キリシアとルメイル、先頭で行ける?』
マルスが笑顔で言う
『27層は何?』
『多分クリケトかな?少し慎重に行くよ。ケニスとアニーとエミールは後方の警戒を頼んだよ』
マルスが真剣に言う
『はい!マルス師匠』
ケニスが微笑みながら言うと、最短距離で27層に到着する。大きなクリケトに遭遇すると、キリシアが一刀両断する。黒い霧になって消える
『手応え有るね!』
キリシアが笑顔で言うと、ルメイルがクリケトを次々と斬り付けていき、黒い霧になって消える
『ルメイル、ギリギリ?』
キリシアが笑顔で言う
『頑張ります。』
ルメイルが苦笑いしながら言うと、リリシャが微笑んでいる。次はマルスが一刀両断すると黒い霧になって消える
『まだ余裕が有るね』
マルスが笑顔で言う
『ファイヤーキャノン』
リリシャが魔法を放つと、クリケトは黒い霧になって消える
『まだまだ余裕ですね』
リリシャが微笑んでいる
『次はケニスかな?』
マルスが微笑みながら言う。クリケトにケニスが接近すると一刀両断して、クリケトは黒い霧になって消える
『ギリギリでした』
ケニスが微笑みながら言う
『ルメイル!真剣にやらないとケニスに抜かれるぞ』
キリシアがルメイルに言うと、ルメイルが苦笑いしている。キリシアが次々と倒しながら進む
『リシリアさんとルメイルとエビリアは限界だね』
マルスが確認して言う
『階段で待っています』
ルメイルが苦笑いして言うと、階段の近くで結界を張る。キリシアは次々と倒しながら進み、一周するとルメイル達の所に戻ってくる
『メトリシアとエミールとミリアとアニーとケニスも限界だね』
マルスが確認して言う
『もう!足りないな』
キリシアが残念そうに言うと、リリシャが笑い出す
『27層は無茶が有ったね・・・』
マルスが苦笑いする
『物足りないけど仕方無いね』
キリシアが残念そうに言う
『多分25層、26層と27層が同じぐらいなのかな?』
マルスが考えながら言う
『次からは25層と26層を殲滅にしよ!』
キリシアが笑顔で言う
『キリシアは数が大事ですね』
リリシャが微笑みながら言う
『私の取り分が必要なだけ!』
キリシアが笑顔で言うと、みんな笑い出す
休憩が終わると迷宮出口に向かう
『まだ明るいから、ソリナさん来てないね』
マルスが周囲を見て言う
『そうですね』
ケニスが微笑みながら言う
『そう言えば、出口でゆっくり見ること無かったね』
マルスが微笑みながら言う
『いつもは危険なので、すぐに帰っていましたよね』
ミリアが笑顔で言う
『ルメイル、周囲の警戒よろしく』
キリシアが笑顔で言う
『はい!キリシア師匠』
ルメイルが言うと周囲を見ている。順番にソリと魔石の袋を持って待っていると、エレーヌとヒストリアが馬車でやってくる
『あ!マルス師匠、待ちましたか?』
ヒストリアが笑顔で言うと、ソリと魔石を乗せる
『今日は早く帰ってきただけだよ』
マルスが微笑みながら言う
『賊が来るのを待っていたのに来なかったね』
キリシアが言うと、みんな笑い出す。屋敷に帰っていく