キングタイガーと蜘蛛殲滅
国境付近の険しい森林と山岳地帯を空から確認する。
『え!タイガー!デカイ!』
キリシアが笑顔で言う
『あれは、女郎蜘蛛?デカイですね』
リリシャが微笑みながら言う
『だけど戦っているね・・・蜘蛛が侵略?』
マルスが呟く
『タイガー食べたいかな?』
キリシアが笑顔で言う
『あの・・・あのタイガーは多分この付近の主です・・・大昔からこの地帯に住む巨大なタイガーがいます、外に余りでないので、共存しています。』
レセナが真剣に言う
『このままだと負けそうだね・・・』
『少し援護する?』
リリシャが微笑みながら言う
『じゃあ女郎蜘蛛貰うよ!』
キリシアが笑顔で言う
『じゃあ行こうか?』
マルスが笑顔で言うと、キリシアと気空挺から飛び降りていく
『あ!タイガーが倒れた!!』
キリシアが言う
『毒かな?まずは蜘蛛を倒そう』
マルスが微笑みながら言うとキリシアが笑顔で走っていく
キリシアは闘気を纏い、女郎蜘蛛に接近すると、糸をかわしながら突き進む。闘気を纏った一撃で頭を切り落とし、動かなくなると、次々と周囲の蜘蛛を凪払い始める
マルスはタイガーに群がる蜘蛛を高速で切り刻みながら突き進むとタイガーの顔を見る
『やっぱり毒かな?』
『ポイズンリカバーフィールド!』
範囲魔法で解毒をするとタイガーが目を覚ますとマルスを見ている
『ハイヒールフィールド!』
マルスが魔法を使いながら傷が塞がるのを確認していく
『パンシーリカバーフィールド』
タイガーは起き上がろうとすると、周囲に蜘蛛が集まり始める。タイガーは爪で蜘蛛を凪払い、マルスを見ている
マルスは横たわる大きなタイガーを見付けて回復させてから、次のタイガーを探しにいくと、タイガー達がマルスの後を付いてくる。マルスが回復させている間、周囲の蜘蛛を次々と倒している
『キリシア終わった?』
マルスが笑顔で言う
『粗方片付けた・・・は?』
キリシアがタイガーを見て大声をあげる
『助けたらついてきた』
マルスが苦笑いして言う
『マルス、どうして?』
キリシアが苦笑いしていると、大きな蜘蛛が現れる。タイガーが飛び出そうとするが、キリシアが高速で接近して一刀両断する
キリシアが戻ってくると、タイガー達は周囲で寝転び寛いでいる。一匹の大きなタイガーがマルスの横に来て腹を見せて寝転ぶ。マルスは触ると気持ち良さそうにしている
『触りたい』
キリシアが言って触ると、タイガーは一目見てから気持ち良さそうにしている
『あ!キリシア、終わったみたいだね』
マルスが言うと竜巻が炎に包まれている
『じゃあ帰ろうか?』
キリシアが笑顔で言う
『自分達は帰るから、元気でね』
マルスが笑顔で言うと、タイガー達はマルスを見ている。マルスはフライで飛び上がると、タイガー達はマルスを目で追っている
キリシア達は数日かけて国境地域の蜘蛛を魔法で次々と殲滅していくと、一度クレスタの元に戻る
『リリシャ師匠、どうでしたか?』
クレスタが笑顔で言う
『国境付近を殲滅してきました。後は大物次第ですね』
リリシャが微笑みながら言う
『本格的に進撃します!』
クレスタが笑顔で言うと、大隊長が真剣に聞いている
その夜、クレスタとエビリアが仲良く話していると、クレスタが羨ましそうに聞いている
『相談相手がいて良いですね』
フローネが微笑みながら言う
『はい!フローネ先生、みんな仲良くて良いです』
リリシャが嬉しそうに微笑んでいる
『あなた達といると忙しすぎますね。一国を占領したら、今度は一国を救うのですから、一生で今が一番慌ただしいですね』
フローネが微笑みながら言う
『はい!マルスだからです!』
リリシャが笑いながら言うと、フローネは笑い始める
10日後、王都と中間の町に到着すると、キリシアが中の蜘蛛を倒して回る。マルス達は周囲の蜘蛛を片っ端から殲滅して安全を確保する
『アリシア様、町の奪還ありがとうございます』
レセナが真剣に言う
『王国の兵士が派遣されるまで確保致しますわ』
『砦からここまでの安全が確保されていますので、南側が安全確保出来ると思います。あとは王都から騎士を早く派遣して貰えれば良いのですが・・・』
『無茶を言ったらダメですわ!混乱を治めるのは一番大変ですわ』
アリシアが微笑みながら言う
副団長と後続の騎士団員が到着する
『あれ!居たの副団長』
キリシアが笑いながら言う
『きききキリシア殿!待機していたのに誰も呼んでくれないから後続と来たのに・・・まさか忘れられていたのか・・・』
副団長が落ち込み始めると、大隊長が笑いを堪えている
『早く監視要員を別けて、城門の警備をしていてね』
キリシアが笑いながら言う
『わかった任せておけ!・・・は?城門の警備・・・』
副団長が苦笑いしてアリシアを見る
『ががっがんクスクス・・頑張ってくださいですわ』
アリシアが笑いながら言う
『副団長、来ていたのですか?』
クレスタが笑顔でやってくる
『クレスタ殿、私は何をしたら・・・』
副団長が助けを求めるように言う
『えーと・・・城門の警備をお願いします』
クレスタが考えながら言うと、騎士達が笑いを堪えきれなくなり、笑い出すと副団長は落ち込んで崩れ落ちる
キリシア達は王都に町を確保した事を伝えると、遺跡付近に向かい、魔法の練習を始める
『完全に常識外の威力ですね・・・地形が変わりすぎですね』
『リリシャだからですわ』
『こんな魔法が有るのですね』
レセナが真剣に言う
『あの子達は既に古代魔導師クラスです。それも弟子までなっています。』
フローネが真剣に言う
『そうですわ!弟子にして貰えなくて残念ですわ!』
『やっぱり凄すぎます』
レセナは魔法を見ながら言う
『私も少し魔法を練習してきますね』
フローネが笑顔で言うと、リシリアの所に歩いていく