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王都で迎撃

国王と兵士と騎士団の隊長が集まる

『これからどのようにスパイダーを討伐するか意見を聞きたい』

国王が真剣に言う

『マルス、説明して!』

キリシアが笑顔で言う

『まずは監視地点と迎撃部隊に別けて、監視地点はスパイダーを発見したら、焚き火に煙を沢山出させて知らせる方法を自分達はとつています。迎撃部隊は煙を確認したら向かい、スパイダーを討伐するか、対応不可能なら撤退して監視を続けながら、援軍を待ちます。無駄に死人を出さない事が重要です。』

マルスが言う

『それなら、まだ未熟な兵士や騎士に監視をさせれば良いですな・・・精鋭はある程度バラけても、無茶する必要は無いと言う事ですな。大蜘蛛に対応出来る部隊が対応不可能な相手に立ち向かいながら、転戦するにしても、拠点が有るから、そんなに辛くは無いな』

騎士団隊長が真剣に言う

『監視だけなら、若者で逃げ足が速い人なら誰でも出来ます』

マルスが微笑みながら言う

『国王陛下!すぐに部隊を別けて準備させます・・・これなら各地に転戦している騎士達も呼び戻せます』

『人が集まったら、監視拠点を増やす為にスパイダー討伐に打って出れます』

マルスが微笑みながら言う

『すぐに監視体制を確立しろ!』

国王が笑顔で言うと、騎士と兵士は真剣に人選を始める


『大変です!鬼蜘蛛が現れました!!城門に向かっています!!』

兵士が慌てて報告に来る

『行ってくるね』

キリシアが笑顔で言うと出ていく

『行ってくる?』

国王が苦笑いする

『憂さ晴らしですわ』

アリシアが笑いながら言うと、全員苦笑いしている

『兵士さん、鬼蜘蛛の死体の処理をお願いします』

マルスが微笑みながら言うと、兵士の隊長は苦笑いして国王を見る


キリシアは鬼蜘蛛を見付け、笑顔で接近すると、鬼蜘蛛の糸をかわしながら、一刀両断して動かなくなると帰ってくる

『あ!リリシャ!大きいだけの雑魚だった!』

キリシアが大声で言うと周囲の騎士が苦笑いしている

『キリシア、ついでに沢山雑魚が来たみたいですよ』

リリシャが微笑みながら言うとスパイダーを見付ける

『殲滅してくるね』

キリシアが笑顔で言うと、走っていく。スパイダー共を次々と斬り倒していく

『あれは人のなせる技か?』

国王が確認に来て苦笑いしながら言う

『余り狩りすぎると、兵士さんの仕事が増えるから、適当で良いのにね』

マルスが笑顔で言う

『キリシア師匠に手加減の一言は無いですよ』

メトリシアが笑いながら言う

『そうですね。いなくなったら帰ってきますね』

リリシャが微笑んでいる

『一人で良いのか?』

国王が苦笑いして言う

『え!横取りしたら、怒られます!』

メトリシアが真剣に言うのみんな笑い出す


『数だけの雑魚しかいなかった!』

キリシアが笑顔で帰ってくる

『キリシア、楽しかった?』

『楽しかったよ!手応え無いけど』

キリシアが笑顔で言うと、兵士と騎士が確認に向かう


『これが鬼蜘蛛・・・あとはスパイダー?大蜘蛛もいるような・・・ん?全部!大蜘蛛だ!!』

騎士が叫ぶと兵士達は苦笑いしている

『全部一人だよな・・・』

兵士が呟くと数を数えて帰ってくる


王城に戻ると寛ぎ始める

『英雄殿、ありがとうございました』

国王が笑顔で言う

『強いのは解っていましたが、鬼蜘蛛が雑魚に見えました』

レセナが微笑みながら言う

『え?雑魚でしょ!』

キリシアが真剣に言う

『キリシアにとっては、雑魚だね』

『そうですわ!雑魚になりますわ』

アリシアが笑顔で言うと、騎士が青ざめて入ってくる

『国王陛下お伝えします!先程の蜘蛛ですが、鬼蜘蛛と大蜘蛛133匹でした。』

『そうか・・・133匹か!』

国王が満足そうに言う

『え!お父様!大蜘蛛と聞こえましたが・・・本当ですか?』

レセナが大声で言う

『は?そんなわけ無いだろう』

国王が笑いながら言うと、騎士を見る

『間違いなく大蜘蛛でした・・・』

騎士が苦笑いして言う

『見間違いじゃないか?』

『間違い有りません!』

騎士が真剣に言うと国王はキリシアを見る

『数だけの雑魚!』

キリシアが笑顔で言うと、みんな笑い出す

『その数がここに来たら、どうなる?』

国王が苦笑いしながら言う

『騎士団、兵士は全滅です!』

騎士が真剣に答える

『頑張って片付けてね』

マルスが微笑みながら言う

『そうですね。ちょっと大きめのスパイダーの群れだっただけですわ』

アリシアが笑いながら言う

『え!ただの雑魚だけど、横取りされなかったから楽しかったけどね』

『見た通り、この子達は強すぎて常識が無いので、適当に合わせてあげてください。常識を教える事が不可能ですからよろしくお願いします』

フローネが笑いながら言う

『そうですわ!強すぎますの!弟子も強すぎますわ』

アリシアが笑いながら言う

『弟子達も?強すぎる?どう言うことですか?アリシア王女様』

国王が苦笑いしながら言う

『援軍の主力は弟子達ですから!騎士団なんて飾りですわ!』

アリシアが笑いながら言う

『アリシア御姉様、それ以上言うと、リリシャ師匠の目付きが変わりますよ』

メトリシアが微笑みながら言う

『あ!そうですの!!』

アリシアが慌て出す

『え!アリシア御姉様?・・・もしかして!メトリシア第二王女様!!』

レセナが大声をあげる

『はい!そうですよ?』

『挨拶してませんでした!申し訳ありません』

レセナが慌てて言う

『こちらこそ』

メトリシアが笑顔で言う

『は?第二王女様まで援軍に!』

国王が驚いている

『はい!マルス師匠の弟子ですから!』

メトリシアが笑顔で言うと、国王とレセナは苦笑いしている


翌朝、キリシア達は気空挺に乗り、周辺のスパイダーをトルネードで集めてから焼き尽くすと、西に向かう

『リリシャ師匠、王都はどうでしたか?』

クレスタが真剣に聞く

『陥落寸前でしたが、国王陛下に共同作戦の同意を得ました。手伝いますので、この地域のスパイダーを一掃しますよ』

リリシャが笑顔で言うと、後の騎士が苦笑いしている


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