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エレストリアクレイス王国へ

マルス達はクレスタ達を見送ると気空挺に乗って、移動中の騎士団を探しに向かう

『見付けました!』

エビリアが笑顔で言うと気空挺は降下していく


副団長が外に出る

『大隊長はいるか!!』

副団長が大声で言う

『副団長!何か用ですか?』

1人の騎士が答える

『行き先変更だ!旧侯爵家の領地に急進せよ!これは国王陛下からの命令書である!』

副団長が大声で言うと、命令書が入った筒を投げて渡す。騎士は急いで確認する

『了解致しました!副団長!』

騎士が大声で言うと、気空挺は上昇を始める


国境に向かうと気空挺は着陸する

『リリシャ、何か有りましたか?』

リアクラナが真剣に聞く

『隣国まで向かう前に、時間稼ぎの為にスパイダーを一掃していこうと思っただけですよ』

リリシャが微笑みながら言う

『後はこの人にスパイダーの数を数えさせる為かな?』

キリシアが笑いながら言う

『副団長!!』

騎士が驚いて言う

『え?副団長様!!』

リアクラナが慌てて挨拶をすると、スパイダーの山を見せに行こうとする。スパイダー発見の声が上がると、副団長は見に行く

リベリア警備隊隊員を先頭に、討伐に向かうと、警備隊隊員が次々と倒して戻ってくる

『騎士で勝てるわけ無いな・・・また速くなってないか?』

『先頭の隊員、警備隊でも上位の実力有るからね』

キリシアが笑顔で言う

『は?もしかして・・・戴冠式の時、王都に来たのは、どのぐらいの実力者だ?』

『真ん中ぐらいかな?』

キリシアが笑顔で言う

『やっぱり騎士が勝てるわけ無い・・・ロイドより強いのか』

『ロイドに勝っているからね。ロイドは王都で忙しくて鍛練止まっているから、差は開いているかな?』

マルスが笑顔で言う

『そうなのか・・・』

『一騎討ちしてみる?』

『え!!絶対にやらない!!』

副団長が真剣に言うとスパイダーの山を見て、青ざめながら数えようとするが、諦める

『本当に危機なのか・・・』

副団長が真剣に考え始める


『このポーション使ってください』

リリシャが笑顔で言うとポーションの箱を気空挺から下ろす

『リリシャ殿、ありがとうございます!』

警備隊隊員が笑顔で言う

『無理はしないでくださいね』

『はい!リリシャ殿!』

警備隊隊員が笑顔で言う

『リアクラナ、ジエル兄さんは?』

『ジエル様は少し南側のスパイダー討伐に向かいました』

『役にたっているの?』

『責任者がいるので、兵士が頑張っています』

『それなら良いけど・・・あれ?マルスは?』

リリシャが動いている土を見て言うと歩いていく

『マルス、何しているの?』

『斜面を垂直にして、簡易の壁代わりにしているよ』

マルスが笑顔で言う

『マルス師匠、要塞にしますか?手伝います』

メトリシアが笑顔で言うと、メトリシアとミリアがアースコントロールを使い始める

『私も手伝います!エビリア、リシリア、エミール、負けていられません』

リリシャが笑顔で言うと、アースコントロールで次々と形を変え始める

『あ!スパイダー発見』

レディナが言うと、レディナとイリアとエレーヌと一緒にすぐに魔法を放ち始める

『え!あの歳であの魔法・・・宮廷魔術師以上・・・やっぱりいらないのか・・・』

副団長が眺めながら呟く


翌朝、男爵領に向かうと、デストラ達が大蜘蛛と戦っている

『時間無いのにゆっくり戦うね』

キリシアが睨みながら言う

『時間無いから降りて殲滅しようか?』

『マルス、いくよ!』

キリシアが笑顔で言うとマルスに抱き付き、飛び降りる


『デストラ!遅い!もうどけ!』

キリシアが笑顔で言うと大蜘蛛を一刀両断すると周囲のスパイダーを凪払いながら次々と倒す

『ききキリシア殿!すいません!』

デストラが反射的に誤り、頭を下げると、騎士達は苦笑いしている

『結構いるね』

マルスが呟く

『トルネード』

トルネードが周囲のスパイダーを次々と巻き込みながら進み、集まった所で炎で焼き尽くす

『この程度のスパイダーで手こずるな!時間無いのにゆっくりやってるな!』

キリシアが怒鳴ると、デストラが苦笑いしている。気空挺が着陸して、副団長が苦笑いしながら降りてくる

『デストラ、頑張れよ・・・』

副団長が苦笑いして言う

『副団長!どうして?』

『隣国まで援軍に向かうから、すぐにここには援軍は来ないから頑張れよ』

『え!隣国に・・・そんなに酷い状況なのですか?』

『国家存亡の危機だ!隣国にはリベリアの英雄はいないから仕方無い!俺は雑用だ!戦えるだけ嬉しいと思え!』

副団長が言うと、騎士達は理解して苦笑いしている

『馬車も有るから持てますね』

リリシャが微笑みながら言うとポーションの箱を積み上げる

『これはポーション!宜しいのですか?』

『リリシャ特製ポーションですから、ハイポーションと同じぐらいの効果が有ります』

フローネが微笑みながら言うと、騎士達は喜んでいる。エビリア達が回復魔法で回復して回る


気空挺に乗り込むと、飛び回りながら、見付けたスパイダーをマルスがトルネードで集めて、焼き払いながら男爵領を一周すると侯爵領に向かう

『本当に俺達はいるのか?』

デストラが気空挺を見ながら呟く

『やっぱり凄すぎます・・・』

騎士が苦笑いして呟く

『副団長よりは良いか?戦わせてくれるだけ・・・』

デストラが呟くと、騎士達が笑い始める


侯爵領に到着する

『外交担当と王子はまだいるか?』

副団長が聞くと、騎士はすぐに滞在している王子達を呼び出す

『アリシア様、何か用でしょうか?』

『エレストリアクレイス王国レグロイス第二王子、国王陛下から正式に貴国に援軍を出す事が決まりました。こちらにいる騎士団副団長が指揮を取りますわ』

アリシアが笑顔で言う

『本当ですか!ありがとうございます。』

レグロイスが笑顔で頭を下げると、外交担当も頭を下げる

『外交大臣様は、至急受け入れの準備をしてください。レグロイス王子様は同行して、遺跡への道案内をお願いしますわ』

アリシアが笑顔で言う

『危険な所に王子を行かす訳には行きません』

外交担当が慌て出す

『大丈夫ですわ!すぐに出発しますわ』

『アリシア、明日にして。魔力の完全補充が間に合わない』

マルスが言う

『解りましたわ!明日出発ですわ』

『魔力の補充?何ですか?』

『まだ見てませんでしたか?リベリアの翼を!クライドルド王国唯一の気空挺ですわ』

『リベリアの翼?気空挺?』

レグロイスが呟く

『明日、楽しみにすると良いですわ』

アリシアが笑顔で言う


翌朝、ポーションを下ろしてから、食料を積み込むと気空挺に乗り込む

『これが気空挺ですわ、国境の砦まで送りますわ』

アリシアが外交担当に言うと、驚いて呆然としている

『早く乗り込んでください!』

マルスが言うと、みんな急いで乗り込む。気空挺は上昇を始めると国境に出発する


国境の砦が見えてくると、気空挺は降下して砦の門番の元に向かう

『着陸場所を確保せよ!』

レグロイスが笑顔で言うと、呆然と見ていた門番は、慌てて走っていくと、気空挺は中庭に着陸する

『レグロイス王子様!これは!!』

『クライドルド王国は援軍を出してくれるぞ!王国騎士団が今、向かっているぞ!』

レグロイスが笑顔で言うと、兵士達は喜び出す

『後は任せたぞ』

レグロイスが外交担当に言うと、外交担当は急いで砦の責任者と話し合いを始める

『副団長。頑張ってね。もしクレスタを怒らせたらどうなるか解っているよね』

キリシアが笑顔で言うと、副団長は苦笑いしながら降りていく


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