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リベリアで準備

屋敷に帰るとマルスは腕輪と短剣に魔法制御で準備を始める

『マルス、これは誰の分?』

リリシャが微笑みながら言う

『ケニスとヒストリアとカミラとナディアの分だね』

『ナディアとカミラは別行動だから必要ですね』

リリシャが笑顔で言うと手伝い始める

『マルス師匠、手伝いますか?』

ミリアが笑顔で言う

『これは弟子に渡す大事な物だから、自分達でやりたいんだよね』

マルスが微笑みながら言う

『あ!マルス師匠!私も作りたいです!エレーヌに何も作ってないです』

エミールが真剣に言う

『この短剣、余っているから、付与魔法の前準備をしてみようね』

マルスが微笑みながら言うと、リリシャがやり方を教え始める。エミールは真剣に魔力制御で魔力の通りを良くしていくと、ミリアが真剣に見ている


マルスは腕輪と短剣に付与魔法を終らせる

『構造強化、毒防御、麻痺防御、体力回復、生命力回復だね、今回は4つとも同じにしたのですね』

リリシャが笑顔で言う

『ケニスもヒストリアも体力強化必要ないからね』

『あ!そうだね!』

『構造強化、魔力強化、精神力回復、精神魔法防御、魔法防御が2本に構造強化、精神魔法防御、魔法防御、光属性、状態異常耐性が1本なのですね・・・ヒストリアだけ変えたのは、剣士だから?』

『ヒストリアは防御優先だからね』

マルスが言うとリリシャは微笑んでいる


『マルス師匠、これでどうですか?』

エミールが心配そうに言うと、マルスは魔力視を使いながら丁寧に見ていく

『リリシャどう思う?』

マルスが笑顔で言うと、リリシャも見て微笑んでいる

『エミール、これなら大丈夫です』

リリシャが微笑みながら言う

『次は付与内容だね』

マルスが笑顔で言うと、エミールと話し始める。内容を決め、魔方陣を起動してから、魔石に試し書き込みを始めると、リリシャが見ている

『マルス、かなり教え込んでいたの?』

『書き込みだけは、練習沢山していたからね』

マルスが笑顔で言うと、エミールは5つの魔方陣を中魔石に書き込んでマルスに渡す

『綺麗だね』

マルスが笑顔で言うと、リリシャがじっくり確認する

『エミール、自信を持って書き込めば大丈夫ね』

リリシャが嬉しそうに言う

『何回か試し書き込みをしても良いからね』

マルスが微笑みながら言うと、エミールは真剣に考えて、もう一度書き込みをする

『マルス師匠、やってみます!』

エミールが真剣に言うと短剣の魔石に魔方陣を書き込む。マルスに手渡すと、マルスは真剣に確認してから、リリシャに手渡す

『綺麗に書き込めています。』

リリシャが微笑みながら言うと魔力を流す。魔力の淡い光が短剣全体に広がり、完成する

『エレーヌの短剣、完成だね』

マルスが笑顔で言う

『はい!マルス師匠!!』

エミールが嬉しそうに言うと、リリシャが抱き付いて喜んでいる


マルスとリリシャは工房で魔力の通る革で外套を作り始める

『リリシャ、こんな感じで良いかな?』

『ボタンは首から胸元で2つは欲しいかな?』

リリシャが考えながら言う

『そうだよね・・・あ!こうしたらどうかな?』

マルスが考えながら言うと、外套の合わさる内側と外側に2個ずつボタンを作る

『あ!これなら良いですね!自然に体が隠れます』

リリシャが羽織ると、マルスが見ながら、肩に合わせて変えていく

『これで良いかな?』

『これなら自然に羽織れます』

リリシャが微笑みながら言うと、マルスは5着、クレーションとモデリングを使いながら作り始める

『マルス、クレーションは創成魔法だったよね』

『そうだね。造形魔法のモールディングの上位魔法だよ』

マルスが微笑みながら言う

『私には使えない魔法ばかり覚えるんだから・・・今度ゆっくり教えてね』

リリシャが笑顔で言うと、マルスがうなずく。マルスは外套に付与魔法をしていく

『構造強化、衝撃吸収、防水、防汚、魔法防御なの?完全に防御優先だね』

リリシャが微笑みながら言う

『ルキアとナディアが怪我しなければ良いよね』

マルスが微笑みながら言う

『過剰な防具の様な気もするけど』

リリシャが笑い出す

『え!そうかな?雨に濡れて風邪引かれたくないからね』

マルスが真剣に言う

『マルスは過保護かもね』

リリシャが笑いながら言う

『そうかな?』

『マルスの籠手は新調しないの?』

『あ!一番古くなったかな?』

マルスは籠手を見ながら言う

『この際、籠手を作り直してみたら?』

リリシャが真剣に言うとマルスは考えながら倉庫に行くとゴーレムの鉱石からミスリルを集めていくと、ミスリルからクレーションを使いながら籠手の形に変えるとフュージョンを使いながら魔銀と魔金を使い紋様を付けていく

『マルスの紋章を書き込んだら?』

リリシャが真剣に言うと、マルスは魔金で紋章を取り付ける

『凄い・・・マルスの籠手にぴったりだね』

リリシャが微笑みながら言うと、マルスは魔石と魔晶石を埋め込むと紋様魔法と紋章魔法を書き込む


マルスは魔方陣を発動して、魔石に魔方陣を次々と書き込むと魔力を通して魔道具化する

『リリシャ、どうかな?』

マルスが微笑みながら見せる

『完全にマルス専用の籠手だね』

リリシャが微笑みながら言う

『そうだね。出来るか不安だったけど、成功して良かった』

マルスは微笑みながら鑑定して確認している

マルスの籠手付加内容:軽量構造強化、魔力増幅制御強化、身体筋力強化、魔力制御貯蔵、状態異常回復、魔法対抗防御


翌朝、クレスタとナディアとカミラとリーベルとルキアが警備隊と出発準備する

『クレスタ、エビリア、杖を交換します』

リリシャが笑顔で言うと杖を差し出す

『リリシャ師匠、この杖は?』

『マルスがモデリングで作ってくれた大魔導師の杖です』

リリシャが微笑みながら言う

『ありがとうございます』

クレスタとエビリアが笑顔で言う

『本当は専用の杖を完成させていたら良かったのだけど、暫定でごめんなさいね』

リリシャが真剣に言う

『え!この杖凄いのですが・・・』

『常識外の杖ですが、構造強化、軽量化、中級魔力増幅、中級魔力制御強化、生命力強化ぐらいでは、リリシャは納得していないと言うことですよ』

フローネが苦笑いしながら言う

『え!まだまだです!マルスが作った杖と同等の杖を作らないと、弟子に申し訳ないので気が済みません!』

リリシャが真剣に言うと、リーベルが苦笑いしている

『エビリアとクレスタの杖は、今回はカミラさんとナディアさんが使ってください』

マルスが笑顔で言うと、カミラとナディアが受け取り、震えている

『あの・・・こんな凄い杖をお借りして宜しいのですか?』

ナディアが手を震えながら言う

『何が起こるか解らないから、備えは必要だよ!』

マルスが真剣に言うと、フローネが呆れている

『あとこれは、ルキアに預けますね。杖に頼り過ぎない様に気をつけてください』

リリシャが笑顔で言う

『こんな凄い杖!とんでもないです!!』

ルキアが青ざめて言う

『今回は一国の命運が掛かっています。それなのに杖が悪くて、人を治療出来ない状態になったらダメですよね』

リリシャが真剣に言う

『・・・・解りました、大切に使わせて貰います』

ルキアが緊張しながら受け取る

『カミラ、ナディア、ヒストリアには、弟子用の腕輪と短剣を身に付けてね。ケニスも弟子用の腕輪を身に付けてね』

マルスが言うと、それぞれ受け取り、青ざめている

『マルス、手加減無しなのですね』

フローネが苦笑いしながら言うと、キリシアが笑っている。リーベルが青ざめている

『外套も持っていってね』

マルスが笑顔で言うと、リリシャが渡す。みんな羽織る

『多少の攻撃なら防げるけど、油断はしないでね』

マルスが笑顔で言うと、フローネが鑑定して苦笑いしている

『マルス・・・構造強化に衝撃吸収に魔法防御・・・完全な防具で多少ですか・・・』

フローネが呟く

『師匠、それ以上は言わないでください!着るのが怖くなります』

リーベルが青ざめながら言うと、みんな笑い始める


ガシリオと隊員達が到着する

『準備完了したか?』

ガシリオが笑顔で言う

『はい!ガシリオさん』

クレスタが笑顔で言う

『お前達絶対に死ぬな!無理する前に後にクレスタ殿がいる事を忘れるな!!』

ガシリオが笑顔で言うと、全員元気に返事する

『5人はやっぱり剣が無い人なんだね』

マルスが笑顔で言う

『そうだな!全員分無かったから、主力が持っている』

『リリシャ、やっぱり準備しておいて良かったね』

マルスが笑顔で言うと、5本の剣と盾を持ってきて貰う

『え!良いのか?』

ガシリオが驚いている

『絶対に持って帰ってくること!良いね!』

マルスが笑顔で言うと、受け取った隊員達が笑顔で返事している

『俺より士気をあげるな!』

ガシリオが笑いながら言うと、クレシアが微笑んでいる

『マルス師匠、リリシャ師匠、行ってきます』

クレスタが真剣に言う

『無茶はする必要無いけど、騎士が馬鹿な事をしたら、お仕置きして良いからね。文句言われたら、キリシアが後でボコボコするからね』

マルスが笑顔で言う

『もし文句言ったら、騎士団潰す!』

キリシアが笑いながら言う

『大丈夫ですわ!こちらを馬車に取り付けておいてください、お父様が用意してくれましたわ』

アリシアが笑顔で言うとカジェリアが旗を渡す

『え!王国大軍旗!!総大将の印だぞ!』

ガシリオが驚くと副団長が苦笑いしている

『そうですわ!王国名誉魔法使いクレスタ師が、総大将ですわ!騎士団はクレスタの指揮下ですわ』

アリシアが笑顔で言う

『それって、面倒事?』

キリシアが言う

『いえ!雑務は副団長がやりますわ!その為に連れてきたのですから!』

アリシアが笑顔で言う

『国王陛下から聞いています。よろしくお願いします』

副団長が真剣にクレスタに挨拶すると、ガシリオが大笑いする

『クレスタの命令は副団長が聞くのね。クレスタ、副団長が悪さしたら、タップリお仕置きするようにね』

キリシアが笑いながら言うと、みんな大笑いする

『師匠、不安になります』

クレスタが苦笑いしながら言う

『何か有れば、カミラとリーベル様に相談すれば良いね。カミラは、元はアリシア様の護衛だからね』

マルスが笑顔で言う

『はい!全力で護衛します』

カミラが笑顔で言う

『リーベル、頑張って常識を言うのですよ』

フローネが微笑みながら言う

『はい、師匠・・・不安しか無いですが、頑張ります。』

リーベルがあきらめた様に言う

『行ってきます!』

クレスタが笑顔で言うと馬車に乗り、出発していく

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[気になる点] ココのストーリーでクレスタが総大将って 副団長もしってるのに! 王都まで強硬するぞ~って副団長がクレスタの方を無視して 大隊長から国王の指示書を副団長が読んでる場面 たまにスト…
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